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キリマンジャロのヒョウは何を思う

私だけなんでキリマンジャロのヒョウでいるんだよもう周りにイエティくらいしかないんだけど、環境とか選べんわ !

ってここにいるのは誰のせい?自業自得って?まぁ確かに ここに来てしまう途中でだいぶ凍ってもう思い出せないけど いい加減降りたいよ 

イエティとも仲良くなれないし ヒョウで結構強いんだけど勝てない喧嘩はしたくない 

そもそも喧嘩する意味がない ってか喧嘩したくないタイプのヒョウで生きてけって?弱いと喰われるシステム上で強くなれって…?

キリマンジャロじゃ無理じゃん 


弱者は食われるのは分かってる、ただ適応出来ないと、人間は総じて罪深いのに 私が適当に名ずけたエゴラーは口揃えて弱者を排他する 


まず人間は比較する 


ヒョウとニワトリは比較されない 

でもライオンとヒョウを比較した映像を楽しんでいる

唐揚げにレモン絞りながら 

レモンの周りに生えた草は雑草といって摘んでいる 

余計なものは雑草というんだ 

は雑魚と大物に比較される 稚魚だ雑魚だ大物だと 

稚魚を放流する気もないのに大物だ雑魚だと比較する 

食われてる雑魚が大魚を育てていたことを知らずに …


ここは寒いし寂しい辛いしもうだいぶ凍ってるし私はずっとここにいたらどうなるの?

完全に凍るの?心まで?


人間はハイキング、トレッキング楽しそうだね 

たまに自然に帰ろうというんだね 

全部自然じゃないか

ただ人混みに疲れたら自然を求めるってだけで そこは人間が作りあげたありのままの自然じゃないか 


私はキリマンジャロに置き去りのヒョウで

宇宙からみたら標高の低い山で凍りかけてる

人間は宇宙からみたらちっちゃい生命なんだ。

そんな悩みがなんなんだって皆言うんだ 。

だけど、そんでちっちゃい生命1つ救えなくてって皆泣いてる。

その大なり小なりに当てはめられてるならこの生命はどれくらい?


戦えないままキリマンジャロに生まれて それでも必死で生きて、まだ生きようと、死ぬまいともがいてる瀕死の生命はどれくらいだ?

重たいの?軽いの?小さいの?大きいの?


比較するの好きだろ?



黙れよ
私が決めるわ!!



小さいって言うなよ 人間がいうなよ こっちが決めるから 

イエティほど順応性なんかないけど登れっていうなら登るよ

 だけどその先には何も無い 

人間の知ってる地球も、宇宙も、キリマンジャロも、生命の大きい小さいに関係なく数億年たったら滅びて終わるんだから 。

私は人間が嫌いだ 人間を愛せない 


私に銃口を向ける人間はわざわざ苦しい思いなんかしてキリマンジャロまで登ってこないだろう?

だけど出向いてくれたら嬉しいよ、殺せないような場所にいるから是非私をその銃で撃って傷つけて殺して、さらには剥製にして手間ひまかけて愛してくれよ

人間と一度だけ話がしたかった 簡単に銃口をむけてこない人間と 

今はもうイエティの方が数倍優しく感じれるんだ 

ここが寒いせいで凍ってしまっただけだ 誰のせいでもない いまから登っても降りても手遅れ もう少し上までいけば楽になれる 何も感じなくなるから だから
私は絶対に死ねない!!

まだそんな人間と話せてないから死ねない 

ヒョウで良かったと思えるように

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