#7 PDCAの「P」はどう考えればいいのか
社会人になると、あらゆる場面で【PDCA】という言葉が出てきます。
「PDCA」とは、「Plan=計画」「Do=実行」「Check=評価」「Action=改善」の4つの英単語の頭文字で、「PDCAサイクル」とも呼ばれます。P→D→C→A→P……といった具合に、4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事を改善・効率化することができる方法と言われています。
※「PDCA」の意味、きちんと理解してる? ポイントとコツを解説【ビジネス用語】 マイナビニュース 引用
何かしらの業務の目標達成をするための考え方としてあるわけですが、今回は1番最初のPについて考えていきます。
★事例
臨床経験2年目の作業療法士。
入職して約1年半。先輩のリハビリについていきながら、最近は任せられるようなことが多くなった。だんだんできることも増えてきて、仕事が楽しくなってきた。そんな中、先輩からある仕事をお願いされた。
先輩A:「■■さん、リハ室の掃除表、作ってもらえない?」
毎日、リハ室は朝礼後に掃除をするのだが、特にどこを掃除するなど決まってないため、掃除をする場所の差が激しい。最近、新しいリハの器具も入ってきたので、掃除表を作って毎日割り振りをしようと話していた。
■■:「わかりました、作ってみます。」
そう言って、作り始めました。作ってみると意外とやることが多く、1人2つやらないといけなくなった。
次の日、全員に公表して、やることになった。
実際やった後にこんな声が上がった。
先輩B:「掃除多すぎてリハビリの準備できないよ。掃除も結局全部は終わらなかったし」
同僚C:「ですよね。あと細かいというか毎日大掃除やるみたいで疲れますよね。」
文句ばっかり言って、、、
そんなことを心の中で思いながらも、実際どうしたら良かったのか悩みながら、臨床へと向かった。
Pはどう考えるべきか
PDCAのPはPlan(計画)です。
計画はあらゆる場面で考えたことがあると思います。今日一日の計画から旅行や休みの計画、掃除の計画、人生の計画、など場面は様々ありますよね。
あくまで計画なので、どんなことを考えても自由ですし、行動しやすくするための指標の一つに過ぎません。
実際に旅行の計画を立ててみると、うまくいくこともあれば、うまく回れなかったり、逆に時間が余ったりうまくいかないこともあります。
旅行や休みの計画ならうまくいかなくても、「それはそれで思い出!」みたいな感じになりますが、仕事はそうはいきません。
仕事は成果を出さないといけないので、計画ができないものを立てることはよくないです。
私が思うポイントは2つあります。
①論点からずれてはいけない
計画を考えていくとあっちいったり、こっちにいったりいきがちです。
根本の目的を忘れてはいけません。目的はなんなのか、軸は何かを忘れず、常にぶれないように意識することは大切です。
私の場合は、一度考えたら必ず、目的は何かを確認します。目的とのつながりはちゃんとあるかを確認して、もしずれていたら目的とつなげるためにもう一度考え直す時間、確認する時間を作っています。
②実行し切れないのを計画するのは良くない
目的を達成するために色々詰め込みすぎて、行動仕切れません、行動するまでに時間がかかったというのはよくある話です。
個人的には実行しきれない計画を考えるぐらいなら絶対実行できることを計画してから少しずつ負荷をかけて行ったほうがいいと思います。
行動(do)していかないと何も進みません。
なので、計画は挙げるだけあげて、できなそうなものは消すか、後回しにしていきます。今やることを決めて、できるようになってから、後回しにしたものをやるイメージです。
とにかくシンプルにやることを心がけています。
Pを考えすぎてdoできないのもだめ
上でも書きましたが、計画ばかりで実際に行動できない人もいます。
私も一時期こんな時期がありましたが、これを起こす原因は
・理想な計画を立ててしまって、現実を考えていない
・行動することまでのことを考えていない
時に起こしがちです。
これを起こさないように、実際に【いつ】【どこで】【どのように】行動するかまで考えておくといいです。
Pだけ考えて、実行できなかったのでまたPを考えて、、、、の繰り返しにならないようにしていきましょう。
doできなければ、行動した結果が見えてこないのでいつまでもcheckの段階に進めません。進めないと、達成したいものも当然達成はできないですよね。
しっかりやり切れるように心がけていきましょう。
おわりに
PDCAは社会人であれば一度は聞いたことがあるものだと思います。
ですが、ちゃんとサイクルを回せてる人は意外と少ないです。
1回回せただけでは意味はないので、継続して回せるようになりましょう!
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?