W.Matsumoto@30代マネージャー

医療介護業界で働くマネージャー兼理学療法士。ケーススタディー形式で経験したことや失敗し…

W.Matsumoto@30代マネージャー

医療介護業界で働くマネージャー兼理学療法士。ケーススタディー形式で経験したことや失敗したことから学んだことを発信していきます。マネージャー歴4年目。

最近の記事

コミュニティーを立ち上げます。

随分久しぶりのnoteを書きます。 いきなりですが題名の通り、仲間を集めて若手マネジャー向けのコミュニティーを立ち上げることにしました。 今回は立ち上げるにあたっての思いとこれからどうしていくかをまとめています。 管理職1年目の経験 まず、私の簡単な紹介を含め、自分が感じてきたものについてお話させてください。 26歳の秋、私は訪問看護の1ステーションの管理職として、昇進しました。 転職してわずか1年半での挑戦だったので、自分への期待と不安が入り混じる中、スタートし

    • #22 ファシリテーションは〇〇が全てだった

      先日、とある議論をオンラインで行い、そこでファシリテーターとして、議論をまとめてました。 今回はそこで感じたファシリテーションのコツをまとめていきたいと思います。 なぜか議論がうまくできない私自身月に何度かはチームの会議だったり、他プロジェクトの会議だったり、ファシリテーターとして話をまとめることがあります。 最初は苦手だったファシリテーターも何度かやっていくと慣れて、なんとか回せるようになってきました。 そんなある会議で、これは議論を深めて、みんなで意思決定したいと

      • #21 “声をかけて”スタッフの状況を把握する

        管理者であれば誰しも、働きやすい環境、かつ成果を出せるチームを作りたい!と思うはずです。私もその一人です。 そこで今回、こんな本を読んでみました。 産業医でありながら、 MBAも持っている上村先生の著書です。人材の定着に関して、理論から実践方法まで書いてある本です。 今回はそんな本を読んで、軽く紹介しつつ、自分が今意識してやっていることに関してまとめてみました。 必要な組織を作るには3つのポイントがあるこの本で私が最も勉強になった理論があります。 いい人材が定着する

        • case2 言ってもできないスタッフがいる時、あなたはどう行動するか。

          自分「Aさん、面談もそうだし、この書類もそうだけど、もっと提出期限や時間を守ってほしいな、できる?」 Aさん「できると思います。頑張ります」 そう先日話したばかりなのに、今日も書類の提出が遅れた。 (なんでできないんだろう、舐められてるのか、なんなのか、もう!!) 内心結構怒っていた。 一体どうしたら良いのか、怒ってもきっとうまくいかないだろうし、でも一回喝を入れないとうまくいかないかもしれないし。 うーん、、、と悩んでいた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

        コミュニティーを立ち上げます。

          case1 明日からリーダーになる。どんな心構えが必要か。

          「Aさん、11月からF病棟のリハビリリーダー、よろしくね。」 突然、上司に呼び出され、3ヶ月後、リーダーになることが決まった。 あまりにも急に言われたので、正直驚きと興奮、そして不安がある。嬉しい反面、自分にはできるだろうか、どうまとめていこうかとプレッシャーに押しつぶされそうにもなる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー っていうことって実は結構あります。リハビリ業界において、部署異動は本質的にやることは大きく変わらないことが多い(どの分野にいこうがリハビリ

          case1 明日からリーダーになる。どんな心構えが必要か。

          #20 管理者になったらすべきこと“管理者は環境の一部である”

          “管理者になったらすべきことって何があるのか” 私もなったばかりの時はよくネットで調べていました。本は無数にあるし、一体どうしたらいいのか、よくわからない!って当時は思っていました。 わからないことがわからない状態ですね。 私自身もかなり苦労しましたし、そんな苦労話や工夫したことが少しでも役に立つかもしれないと思って、今後はそんな人たちが読んだら得をするようなそんな記事をこれからは書いていきます。 まだ数年しか、この管理の仕事をしていませんが、そんな数年の中で感じたも

          #20 管理者になったらすべきこと“管理者は環境の一部である”

          #19 管理職になったらまずやるべきことは?

          経験をある程度、積んでいくと「リーダーやらないか?」と声をかけられることも多いと思います。 そう話があったとき、どんな管理職、リーダー職をイメージしますか? 私もそうでしたが、「管理職ってまず何するの?」と疑問に思うことは多いはずです。その組織の役職によって役割は異なりますが、私のイメージは ・誰よりも前に立つ ・誰よりもしっかりしないといけない ・集団の前で話さないといけない など、そんなイメージでした。 それで私は1年目、大きな失敗をしました。とにかく勉強しよう

          #19 管理職になったらまずやるべきことは?

          #18 “心のゆとり”はどんな行動に現れるのか

          マネージャーはスタッフに仕事を任せることも重要なタスクの一つです。ですが意外とできない、うまくいかないと思っている人が多いと思います。 人に仕事を任せるには、当然スタッフとの信頼関係も重要ですが、心にゆとりがある(≒余裕があること)も大切です。 ※正確にはゆとりと余裕は異なるのではないかという研究報告もあるので≒にしております。 考えてみればわかりますが、自分が仕事やプライベートで時間も心に余裕もないことを想像してみてください。そんな中、上司からあれやれ、これやれって言わ

          #18 “心のゆとり”はどんな行動に現れるのか

          #16 意思決定には正確な情報が必要

          マネジャーになると、問題解決をする場面が多々あります。そんな問題解決をする上で、情報収集は問題解決をする上で重要なファクターになります。 どんな内容でも何かを判断、意思決定をするときは【正確な情報を知る必要性】があります。 判断をする時に曖昧な情報しかないと、意思決定したことが曖昧になりますし、何より判断した内容が間違えてしまうこともあります。 曖昧な情報を集めれば、判断が曖昧になると当たり前と思うかもしれませんが、意外と自分の感情や考えなど誤った情報を集めたりしていま

          #16 意思決定には正確な情報が必要

          #15 相手の特性や性格を理解する

          上司と部下がより良い関係を築くために最初にやる必要があるものは“信頼関係の構築”です。 そのために必要なのがコミュニケーションをとること、会話ですね。 私もマネジャーになりたての頃は、“コミュニケーションの質”にこだわってやっていました。最初にやるべきことは“質”ではなく、“量”ですし、“コミュニケーション量”が、信頼関係を構築する上で重要だということは様々なところで言われています。 そんなコミュニケーションの中でも、最近実感したのは【相手の立場や考えていそうなことを想

          #15 相手の特性や性格を理解する

          #14 言葉の定義の重要性

          普段からいろんな言葉を使って、私たちは会話をしているかと思います。 いつの日かの上司との話で 自分:「なんかスタッフと“コミュニケーション”うまくいかないんですよね」 上司:「“コミュニケーション”って例えばどんなことなの?“コミュニケーション ”って言ってもたくさんあるよね。話すことなのか、聞くことなのか。具体的に言うとどんなことなの?」 意外と自分たちが使っている言葉は便利な言葉が多いですよね。便利であればあるほど、広義の意味を持ちます。つまり色んな場面で使えると

          #14 言葉の定義の重要性

          #13 一般職と管理職の役割の違い

          私自身、マネージャーになって丸2年経ちました。 今となってはこうやってnoteに経験談を交えたことを書いてますが、うまくいかなかったことは人よりも経験していると思います。 正直、1年目はあんまり記憶に残っていることはありません。それぐらい、毎日必死で生きていました。 当時、自分はスタッフから管理者になったばかりで、管理者=仕組みを管理する人と認識しており、自立した組織を作りたいと漠然に思い、自分のことは全部自分で解決しろスタンスで最初から組織を変えていこうと思い、大失敗

          #13 一般職と管理職の役割の違い

          #12 子供から学ぶマネジャーとしての自覚

          最近子供と接していると、学ぶものは多いなと実感が湧きます。 子供は親を本当によく見ていて、言動、行動、しぐさなどいろんな場面で出てきます。 この前も私が最近毎日走っているのを見て、私も走りたいと、朝早くから一緒に走りました。(ちょっとだけ走って公園で少し遊びました。笑) マネジャーも一緒でスタッフ(部下)から本当によく見られております。自分も気づかないようなところすら見ているので気は抜けません。 つまり、マネジャーがきっちりしていれば、きっちりとした組織になりますし、

          #12 子供から学ぶマネジャーとしての自覚

          #11 良い振り返りとは

          最近よく振り返りをしていて、いいことを教わったので発信しようと思います。その日の振り返りを行うことは自己成長において重要です!振り返りについて悩んでいる人はぜひ!! 今日あった仕事の振り返りをする!というと ・今日は仕事うまくいった ・時間管理がうまくいった ・リハビリがうまくいって嬉しい などが挙がるかと思います。上記のことも間違いではありません。ただ振り返る目的によっては、上記のものだけだと全然足りません。 上記はあくまで日記のようなもので、その日の出来事しか書い

          #10 傾聴は話を聞くことではない

          マネジャーはもちろん、人とコミュニケーションを取るときはよく【傾聴】が重要ですよ!という記事や本はよく見ると思います。 確かに相手の話に耳を傾けたり、注意深く聞いたりすることは信頼関係を作ることにおいて重要だなと日々感じています。 当たり前かもしれませんがそれと同時に【傾聴=話を聞くだけ】ではあまり意味がないことも感じています。 傾聴とは話を聞くことだけではなく、相手がどんなことを思っているかを考え抜き、それを共有することが大切です。ようは相手が訴えたいことを読み取れる

          #10 傾聴は話を聞くことではない

          #9 課題解決で行き詰まったら、抽象化してみる

          マネージャーなら誰しも何かしらの課題を解決しようとアクションを起こすときがあると思います。 ただマネージャーが思っている課題と現場スタッフが思っている課題がそれぞれ違うことがよくあります。 今回はそんなときにどうするか、一つの解決策として、課題を抽象化してみるといいと思います。 ★事例 作業療法士8年目。デイサービスの管理者になって早3年。色んな経験をしてきた。なった当初は色々あったし、大変だったけど、最近は少しずつやりがいを感じて楽しく仕事をしている。 そんな最近の悩

          #9 課題解決で行き詰まったら、抽象化してみる