#13 一般職と管理職の役割の違い
私自身、マネージャーになって丸2年経ちました。
今となってはこうやってnoteに経験談を交えたことを書いてますが、うまくいかなかったことは人よりも経験していると思います。
正直、1年目はあんまり記憶に残っていることはありません。それぐらい、毎日必死で生きていました。
当時、自分はスタッフから管理者になったばかりで、管理者=仕組みを管理する人と認識しており、自立した組織を作りたいと漠然に思い、自分のことは全部自分で解決しろスタンスで最初から組織を変えていこうと思い、大失敗しました。
当時の部下であるスタッフから「もっと管理業務やってください」とよく言われていましたが、正直なんのことなのかさっぱりわからない。
ただ、漠然とうまくいかないと感じて、どうにかうまくやっていきたい、成長したいと思っていました。
管理職になったらもうスタッフではない
当時、自分はスタッフの業務を多量に抱えていました。引き継ぎが人の関係でできなかったこともありましたが、管理業務を行う時間が少ない中でどううまくやっていくかが鍵でした。
“管理職になれば、もうスタッフではない”
そんなことはわかっていたつもりでした。ですが、そもそも管理業務とは何か、管理職の役割は何かをはっきりと理解し切れていないままなってしまったこともあり、失敗を連発します。
「もっと、話を聞いてください」「もっとうまく調整してください」「もっとちゃんとしてください」
そんなことをかなり頻回に言われていました。管理者としては失格ですよね。スタッフの業務はよくやっていたかもしれません。
ですがもうスタッフではなく、管理者なので、当然そこに注力しても、何も評価をされることはありませんでしたね。
役割に気づいたのはやり始めてから1年たったぐらいの時。
偶然、7つの習慣を読み直していた時に【まずは理解に徹する、そして理解される】読んでハッとしましたが、時は既に遅しでした。
スタッフから管理職になった時にぶつかった一つ目の壁
私にとってスタッフから管理職になったときの最初の壁は役割理解です。
管理職といってもその組織によって役割は変わってきます。
なのでまずは具体的に組織からどんなことを求められているのかを知るところから始めてもいいと思います。
上司に聞くのもいいし、会社の評価シートがあればそれをまず全部達成できるようにしていってもいいですね。
自分が想像する管理職像と会社や病院が求めている管理職像が異なることはよくあります。
そこで乖離しないようにしていくことも組織運営する上で重要になっていきます。
私自身はここに気づいて理解するまでに時間がかかりました。
普段から全くやってきていないことをやるわけですから、時間かかってしまうのはしょうがない部分もあると思います。
ですがだからといってできないから仕方ないと思うのはおかしいと思いますので、まずは真似をするところから始めてみるとところから初めてみてください。
マネージャーの役割をどうやって理解していったか
きっかけはいくつかありますが、今思い返せば全てほぼ同時に重なってたなと思います。
・本を読んで、感じた
・上司からの言葉で実際少しやってみて気づいた
・内省がうまくできた
が私は大きかったです。
1年目の大きな失敗から何を学んだか、当時はやっぱり信頼関係が一回壊れると戻すのは難しい。自分の意見で組織を最初から変えていこうと思ったことが間違いだったから、まずはスタッフの話を聞いたり、このチームについて理解を深めていこう。
と内省し、同時に上司から
いきなり変えようとするのではなくて、まずはその人自身を知ったりするのに時間をかけなさい。
と言葉をもらいました。
さらに同時に本で、まず信頼関係を作るために、相手に興味を持つことと書いてあるのを見て、今やっていることは間違いではないなと気づきました。
人が変わる瞬間は自分が気づいて、「あ、そうか、そういうことか」とならないとなかなか変わることはできません。
今思えば、「あ、まずは相手を知るってこういうことで、こんなに大切なんだ」と内省し、気づけたことが大きかったような気がします。
終わりに
偶然が重なり、理解を深められたというのもありますが、役割の理解が少しずつできるようになってから、ストレスも少なくなり、仕事もしやすくなったなと感じました。
管理職になったばかりの方
管理職になったけど、なんかうまくいかない方
は一度組織の役割期待を聞き、今の現状と求められる理想とのギャップを埋めるためにどうしたらいいかを考えると、何か希望が見えるかもしれません。
それでは。
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