疾病予防施設の運営課題

施設の運営マネジメント能力の欠如は、メディカルフィットネス関連の施設が慢性的に抱える課題の一つだと感じます。

というのも、中心となるスタッフの出身分野である健康・体育・スポーツ系の出身の人は、数字が苦手な人が多いからです。

数字を理解すること、数字から現状の課題を見つけ、改善方法を考えることが出来ること、最終的に実行に結びつけることが出来ることは大切なことですが、指導は得意ですが数字は苦手ですという人が多く、大きな残念ポイントです。

一方で反対も困ります。

数字は得意ですが、人の心理が分からない人。

こう言う人は必ずどこかでトラブルを起こします。

相手の気持ちに寄り添うことが出来ないので、相手にとってはイライラが募ります。

自分の主義主張、正しさを相手に押し付けがちです。

なのに数字のことや細部の指摘だけは逃さずしてくる感じです。

こうなるとどうしても職場の雰囲気が悪くなっていきます。

ですから数字と現場の両面に精通していける人が必要です。

これは意識して学び伸ばしていく必要があるところだと思います。

自然とそれを身につけている人は相当珍しい人でしょう。

「マネジメント」と聞くと、「上司が部下を管理する」みたいに考える方がいますが、それは違います。

このような考えの方はリーダーは向きません。

部下スタッフの方を不必要に苦しめる可能性が高いです。

そうではなく、適切に目標に向かって進捗管理が出来る能力が必要です。

そのためのマネジメントです。

そのための指標や教育を、職員の方に施す必要があります。

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