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先生たちの休憩室

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学校には、先生たちの休憩室がないですね。 だから、ネット上に休憩室を作ってみました。 わたしがとおってきた道のあれこれが、今がんばっている先生を助けるヒントになったら嬉しいです。…
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2024年5月の記事一覧

街場の文体論【5文BOOKレビュー 6】

街場の文体論【5文BOOKレビュー 6】

第1講を読み終えた時点で、興奮でバクバクが止まらない。
内田先生の最後の授業における、私たちへの”バトンタッチ”。
先生からの複雑な問の数々を、若い我々がどう受け継ぎ、深化のために自分を鍛え、そしてまた次の新しい世代に受け渡していくか ー そんな問いかけとエールに満ちた1冊です。

ところで”粗忽”、みなさんは読めますか?
私は読めたけど意味が漠然としており、夫は意味はわかるが読み違えました。

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若者よマルクスを読もう〔Ⅰ/Ⅱ〕/マルクスの心を聴く旅シリーズ【5文BOOKレビュー 4】

若者よマルクスを読もう〔Ⅰ/Ⅱ〕/マルクスの心を聴く旅シリーズ【5文BOOKレビュー 4】

きっかけは「なんかドイツ感じたい」というユルすぎる動機で図書館でレンタルしたことから(シリーズ3冊目「心を聴く旅」からスタート)。

「18のわたしに、就職活動に向かう前のわたしに読ませてあげたかった」というのが3冊読破した今の感想。

マルクスは、特定の政治思想を掲げる人たちだけのものじゃなかったんだと、頭をガンと打たれた思いです。

”久しく日本において「マルクスを読む」という営みが青年の成長

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