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資産はすべて使い切れ!|【DIE WITH ZERO】

どーも!
わーさんです!

日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。

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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

ビル・パーキンス 

著者

ビル・パーキンス(Bill Perkins)
・1969年、アメリカテキサス州ヒューストン生まれ。
・アメリカ領ヴァージン諸島を拠点とするコンサルティング会社BrisaMaxホールディングスCEO。
・アイオワ大学を卒業後、ウォールストリートで働いたのち、エネルギー分野のトレーダーとして成功を収める。
・現在は、1億2000万ドル超の資産を抱えるヘッジファンドのマネージャーでありながら、ハリウッド映画プロデューサー。ポーカープレーヤーなど、さまざまな分野に活躍の場を広げている。

本書の概要
・お金の「使い切り方」を教えてくれる
・若い時期と老いてから使うお金の価値の比較

今回は、私が読んでよかったと思うところを3点紹介します。

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■若い頃にはした金を貯めるな

著者自身も若い頃に、安い給料でいろんなところで働きながら、貯金を貯めていき、1000ドル(日本円で約10万円)貯めたことを会社の上司とそのような話になった時に自信満々に伝えたそうです。

その上司からは、いい反応を得ることはできず、

「お前はバカか? はした金を貯めやがって」 p.26

という言葉が返ってきました。

その言葉に対して、著者は衝撃を受けました。

人生を変えるためには、ちまちま貯めていても、人生が変わることはない。無理に貯金をせずに、このお金を今の自分のために使った方がリターンが大きいということに気がついた瞬間です。

この部分は若い人にとってはとても参考になる部分だと思います。もちろん、将来的な不安はあると思いますが、一生、今の年収のまま生きていくと決めたわけではないのであれば、そこから出るお金を貯蓄に回さず自分に投資した方が早くその貯蓄分を回収できることにつながってくると考えています。


■金やモノのために、あなたが失っているもの

本書では、金は「ライフエネルギー」を表すものだと主張しています。

ライフエネルギーとは、人が何かをするために費やすエネルギーのことだ。働くときも、この有限のエネルギーを使っている。 p.29

仕事をして、給料を得ることもライフエネルギーを使っています。時給が1000円であれ、2000円であれ、それを得るためにライフエネルギーを消費しています。

そのため、仕事はライフエネルギーと交換に紙切れをくれていることになります。それをどのように捉えるかが大切になってきます。

紙切れのために、自分の大切なライフエネルギーをムダ使いしていないかを感じることが大切になってくるのです。

そこから考えることができるのが「年収が高いからといって、満足いく生活ができているのか?」という問題です。

年収が700万円の人より、400万円の人の方が楽しそうに生活をしている。それは自分に見合ったスタイルを構築することができているため、そのように見えるかもしれません。

年収が高ければ、仕事に追われ、自分に使える時間も減っていくことが考えられます。その部分を考えるとムダにライフエネルギーを消費してしまっていることに気がつくと思います。

そのため、お金のために人生を犠牲にしていないかという部分も大切になってくると、本書では呼びかけています。


■「節約人生」への警告

節約ばかりしていると、その時の時間をムダにしてしまうことがある。そのため、著者はその時にしかできない「経験の価値を信じることだ」と述べています。

経験を得ることは必ずしも、お金がかかることばかりではないです。無料でできることもありますし、友人や知り合いの力を使ってやれることもあります。

ただ、価値のある経験にはある程度の費用はつきものです。そのために自分のライフエネルギーをその部分に使うことは、人生を過ごす意味でも価値のあることだと思います。

経験や思い出は一生モノです。
絶対に消えることはないです。

自分の人生を振り返った時に、どんなことを思い出したいのかを考えて行動してみてください。


まとめ

今回は『DIE WITH ZERO』を紹介しました。

若い時期はお金も足りないため、その時期にしっかり働いて少しでも貯蓄を増やして、50代、60代になってからやりたいことをやろうというのが今までの考えであったと思います。

ただ、それでは若い時間をムダに使ってしまいます。若い時期こそが一番価値があり、その時間に対してお金を投資することにより、リターンははかりしれないものがあると読んで感じました。

そのため、若い時期にどれだけ自分に対して投資をする。経験をする。思い出を作ることができるかが大切になってきます。

それが、老いた時にいい人生だったと感じれることにもつながってくると考えています。それだけ、若い時期にいろんなことをすることは大切だということを本書から感じとって行動していきたいです。

本書は、お金の貯め方というより、お金の使い方をテーマにしています。

そのため、今までの本にはなかったような視点での書かれ方がされていますので、新しい刺激になると思います。

ぜひ、手にとって読んで欲しいです。



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