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#145 激化するシード投資

10月23日(月)に予定しているミートアップですが、たくさんの方々に参加申請を頂きました。ありがとうございます!先週簡単にお伝えしたとおり、GREE LP Fundではこれから投資メンバーを募集します。これに関してもミートアップにて詳細をお話しする予定ですので、ご興味のある方々は是非ともご参加ください!

ちなみに先週末はついに初めてテスラのサイバートラックを見ました!かっこいいです。4年前のタイミングで注文しているのですが、これは楽しみです。


先週の記事(#144 健在な米国シードステージのVC投資)で、米国のシードラウンドの競争が激化してきてるという話をいたしました。全体の投資件数は減ったものの、投資額は去年と同じで、バリュエーションは高くなっているからです。より少ない潜在力が高い創業者が、2021/2022年と同じ投資額をより高いバリュエーションで調達しているのです。一言で言えば、シード段階のVCにとっては競争が激しくなってきているのです。

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いくつかのデータを調べていたところ、上記の主張を裏付ける別のデータを発見しました。簡単に言えば、米国で大きな影響力を持つ大手VCが2023年にシードステージでの投資を増やしているということです。次のチャートは、5つの大型のトップティアVCが実施した投資のうち、シードステージの投資件数の全体投資件数に対する割合を示しています。ご覧の通り、シード案件の割合が増加していることがわかります。

データソース:PitchBook

これは、今年のレイターステージやGrowthステージのディールが低迷しているため、当然の結果かもしれません。それらのバリュエーションは現在著しく低下しており、投資活動が活発に行われていません。しかし、メガファンドを持つVCたちは莫大な資金を調達しており、また継続的に調達を行っています。当然彼らは投資する対象を見つけなければなりません。このような状況で、シードステージのスタートアップは良いターゲットとなるのです。

しかし、この傾向は実は昨年から始まっています。レイターステージの市場がまだホットだった頃、多くのVCは高いバリュエーションでの投資を避けるために、より早いラウンドに向かっていました。シリーズBに投資していたVCはより低いバリュエーションのシリーズAに、シリーズAに投資していたVCはさらに低いバリュエーションのシードに向かっていました。この数年で多くのアクセラレータが誕生しました。 今はあまり聞かないOnDeck、セコイアが設立したArc、米国で最も影響力のある投資家の一人であるジョシュ・バークレーが設立したHyperもあります。アクセラレータのメリットは、シードラウンドに行く前に、低いバリュエーションで企業に投資できることです。

要するに、シードラウンドが熱くなっています。強力なブランドを持っていないシードVCは、どうすれば競争力を維持できるのか、自問自答する必要があります。彼らは、なぜスタートアップが多くのVCの中から彼らから資金を受けるべきなのかに対して明確に説明できない限り、今後はさらに厳しい戦いになります。

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References:
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