Yusuke55

次のアクション(大袈裟なことはしないけど)で使用しようかな、と考えてます。 よろしくお…

Yusuke55

次のアクション(大袈裟なことはしないけど)で使用しようかな、と考えてます。 よろしくお願いします。

最近の記事

今年の目標

あけましておめでとうございます。夕方の16時頃、石川県の能登半島を中心に起きた能登半島地震の知らせと、ニュースで被害の様子を見て本当に驚きました。今日は元日、平穏にお正月を過ごされていた方も多かったことでしょう。少しでも多くの方のご無事をお祈りしつつ、少しでも被害が小さく、そして被害に遭われた方々、北陸に住まわれている方々が少しでも早く、心から安心して生活できるようになることを願っています。微力ではありますが、自分自身ができることも考えて行動をしていこうと思います。 こうい

    • 一年の振り返りとオススメ本

      今月は、2023年の最終月ということもあり、今回は。一年を振り返って、その後、オススメの本を挙げていこうかなと考えてます。 しかし、一年が経つって早いですね。ちょっと前に2023年が始まったと思っていたのに…という感じもします。皆さんはどうでしょうか?自身は、先月からキャリコン、いわゆるキャリアコンサルティングを受けはじめました。 Xで、大学院の研究室の先輩で、キャリアコンサルタントでもあり、Mellow Amami の代表である平城さんがキャリコンを募集していたので、思

      • 世界的教科書による作業療法の未来への方向性(2)

        段々、本当に冬を感じさせるような寒い日が増えてきていますね。場所によっては、もう雪が降ったりしているようなので、今年ももう終わるんだなあと思わされます。もう一年が終わるのか…?という感じもしますが、皆さんはいかがでしょうか? 最近は、来年のアジア太平洋作業療法学会に演題を出すことをチャレンジしようと考えて、抄録をまとめていました。日本で国際的な学会が行われるチャンスはあまりないだろうと考え、自身の能力(研究力、文章力、英語力、プレゼン力など)に様々な不安はあるものの、別に不

        • 世界的作業療法の教科書による作業療法の未来への方向性(1)

          こんにちは。秋を感じさせる日々になってきて、そろそろ2023年も終わってしまうなあと感じる今日この頃です。皆さんはどうお過ごしですか? 先月は、スペースからZoomに移行しながら、ゆっくりと作業療法理論について話したり、有志の人達と、Cl中心とは、作業療法は本当にCl中心と言えるのか?などを話していました。理論に関しては、直前に読んだ『Willard &Spackman’s Occupational Therapy 第14版』の理論の章に少し影響を受けた話になってたんじゃな

        今年の目標

          現代作業療法の原則 後編

          今回も前回のnoteを書いてからもう1ヶ月…と、またもやあっという間に時が経ってました。9月はなかなか多忙で、後述する個人的なプロジェクトの準備、そして連休は、産業領域での作業療法を学んだCOTスタディツアー、スタディツアー中に大学院の先生方と同期の方が企画したOBP2.0の事例検討会に参加、COTツアー後はPolatajkoさん達が広島に来て行った「クライエント中心の作業療法」についてのセミナーにオンライン参加しました。 その後、Xのスペース(結局、Zoomに移行しました

          現代作業療法の原則 後編

          現代作業療法の原則 前編

          前までの投稿は、最近でた、もしくはこれから次々と出る作業療法や作業科学の洋書を紹介するという形だったので、連続して投稿していたのですが、個人的な要件で多忙にしていたら、いつの間にか一月くらい経っていました。 ということで、今回は新しく出た、以下のWillard & Spackman’s OT の第14版をもとに、現代作業療法の原則について書いていきたいなと考えています。いつもの如く、内容は薄いのに長くなるかもですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。 より良い作業療法

          現代作業療法の原則 前編

          注目の作業療法の洋書ラッシュ④

          前回は、作業科学にもっともっと興味を持っていただこうと言う狙いで書きました。実際、『Willard & Spackman`s Occupational Therapy』にも作業科学の章がありますが、作業科学の研究で明らかになったエビデンスを日々の(作業療法の)実践に取り入れることが狙いとなっており、前回紹介したPierceの作業の知識を取り入れて治療効果を上げるというOBPの定義は、定義の意味は変わっても、その定義に込められた考え自体は今もなお生き続けているのがわかります。と

          注目の作業療法の洋書ラッシュ④

          注目の作業療法の洋書ラッシュ③

          今回は人によっては、厳密には作業療法ではないだろうと考える人もいるかもしれませんが、作業科学の文献に焦点を当てようと思います。今やOTPF(アメリカ作業療法協会が作った作業療法実践の枠組みと領域)やWFOTも作業療法にとって、作業科学は重要な学問として認めている事実があるので、作業療法の書籍にカウントしてもいいかなと考えてます。 ただ、今回は新しい書籍の紹介の前にもっと作業科学に興味を持っていただきたいということで、日本における作業科学の書籍の現状をまず把握しようと思います

          注目の作業療法の洋書ラッシュ③

          注目の作業療法の洋書ラッシュ②おまけ

          改めて調べてみると、少しMOHOに関係する研究が出てきて、そのことを加筆すると前回の記事が長くなるので、研究についてはこちらに別にまとめて、再構成することにしました。一応、第6版がどう変化しそうかを考えてますが、今は作業療法もOBPはもちろん、EBPも重要視されているので、第5版もチェックしながら、EBPを行う際の資料になれば幸いです。 ここ最近のMOHOの研究の発展 第6版がどのように変化してそうかを予想するために、第5版以降(2019年以降)のMOHOを対象にした研究

          注目の作業療法の洋書ラッシュ②おまけ

          注目の作業療法の洋書ラッシュ②

          前回の続きを書こうと思います。当面は、更新ペースを少しあげながら、文章を書く習慣をつけていきたいなと考えてます。 前回は、世界的作業療法の教科書である『Willard & Spackman's Occupational Therapy』を取り上げましたが、人によっては今回取り上げる、『人間作業モデル』の改訂版の方が注目度は大きいのかな、という気もしています。 では、以下に書いていきます。 Kielhofner's Model of Human Occupation Sixt

          注目の作業療法の洋書ラッシュ②

          注目の作業療法の洋書ラッシュ①?

          時折、研究法の本や作業療法の文献を探しにAmazonのサイトを見にいくようにしているんですが、今年は(いや今年もなのかもしれないけど)、面白そうな作業療法の洋書の発売が多いような気がして、勝手にワクワクしてます。 ちなみに自分自身が洋書を読むようになったきっかけは、大学院での研究で様々な文献を探す際に、ご指導いただいていた先生方から、「『Willard & Spackman`s Occupational Therapy』のFamily Occupationの章と、Socia

          注目の作業療法の洋書ラッシュ①?

          徒然なるままに…

          今回はとりとめもないことをつらつらと書いてみます。書きながら、自分の考えを整理してみるつもりで。まあ、たまにはこういうのもね、ということで、よろしくお願いします。 シリーズの総まとめ編作成中 とりあえずnoteにまとめていた、『作業療法の源流?』シリーズが終わり、実はバラバラの情報がまとまるような、総まとめ編も作っているのですが、いつもの如く、色々調べ始めると、知らなかったことが色々出てきて、完成しない…というパターンに陥っています。 あのシリーズは、そもそも個人的な研

          徒然なるままに…

          作業療法の源流〜作業療法におけるジェーン・アダムズと呼ばれた女性

          今回は、ジェーン・アダムズとジュリア・ラスロップから治療としての作業を学び、アドルフ・マイヤーと習慣訓練を行い、前回のトレイシーと共に作業療法を実践し、広めていったエレノア・クラーク・スレイグルについて書いていきます。今回でプラグマティズムと作業療法の関わりを書いていくのは最後になります。最近は作業療法士以外の人に興味を抱いていただくことも増えてきて嬉しいです。ちなみに上の写真の建物は、ハルハウス記念館です。 ハルハウスのアダムズやラスロップとの出会いから治療的作業の習得へ

          作業療法の源流〜作業療法におけるジェーン・アダムズと呼ばれた女性

          作業療法の源流〜デューイ、アダムズらに影響を受けた女性達

          今回からは、よく知られている作業療法の創始者の話になるので、源流?という?マークを取りました。アダムズの影響を受けたスレイグルとは異なり、主にデューイに影響を受けたのがスーザン・エリザベス・トレーシーです。トレーシーに関しては、残されている資料が少ないのですが、アダムズと協力しあい、作業療法を発展させていきました。 世界最古の作業療法教科書 世界最古の教科書が『病人のための作業の研究』であることはご存知でしょうか。トレーシーが医師のフラーと共に、作業を提供することが精神に

          作業療法の源流〜デューイ、アダムズらに影響を受けた女性達

          まだ企画段階にすぎないけど…

          4月になって新しい年度が始まった。 特に何かが大きく変わるわけでもないけど、大学院を卒業して、初の学会発表をしたり、修士論文の学術論文化を進めて、新しい研究に向けてインプットをして…、何か自分にできることはないかな…とぼんやり考えていた。 そうすると、いつの頃か、大学院の同級生と友人のOTの方が、「OCPやOBPを勉強するオンラインサロンをやってみたらどうか?」という提案を受けた。 「まだ論文化も完全には終わってないし、何の実績も無いしな…」と思いながらも、色々な方と話した

          まだ企画段階にすぎないけど…

          作業療法の知られざる源流?補遺

          今回は、補遺(漏らしたことの付け加え)として、実際にジェーン・アダムズが作業療法について、どのように語ったのかを書いていきたいと思います。 前回までの続きは申し訳ありませんが、様々な資料が見つかり、読んでまとめるのに時間がかかかっています。しばしお待ちください。 これまでの復習(誰の?何の?)を兼ねて読み解いていきましょう。 まずは講演の記録を見てみましょう。 ジェーン・アダムス『作業療法に関する講演』の議事録(1919年) アダムズ氏です。続いて、ジェーン・アダムスが次

          作業療法の知られざる源流?補遺