ことのほか味もよく、栄養のバランスもよく

昨日の昼は、中3の息子が「献立を考えて調理する」という家庭科の宿題をやっていたので、横で見ていた。
息子は腕をケガしているので、次々と出てくる洗い物を担当するくらいの手伝いはしたが。

そうしてできあがったのが、〈いわしの蒲焼き丼〉。

丼からはみ出るいわし、刻んだ自家製大葉、かぐわしき有馬山椒。
そのほか、かぼちゃと根菜の煮物、豆腐とわかめのすまし。

ことのほか味もよく、栄養のバランスもよく。
こんなの作れるなら、毎日お願いしたいくらい。
作るのに1時間40分かかって本人はヘロヘロになっていたが。

前日、何作ろっかと言っていたので、もうすぐ土用の丑だし、いわしでやってみたら？　と提案してみた。
それえぇやん、と〈いわしの蒲焼き丼〉に即決となり、小鉢と汁も冷蔵庫の中を見ながら息子が考えた。

この宿題、何かテーマを決めなければいけないらしい。
僕の中には、絶滅危惧種のうなぎをいわしに替える＝〈生物多様性の維持〉という壮大なテーマが浮かんではいたのだけど。
息子が仕上げたレポートには「家計を助ける献立」とあった。
生物多様性の前に、家族の生計を維持してくれるらしい。
ありがたや。

（2021/7/19記）