どうぞよいお年をお迎えください
noterの菊地早秋さんから突然小包が届いたのは数日前のこと。
宅配便のお姉さんが手に持っているのは、まれに見る厳重な梱包だ。
何だろうと思って受け取ると、あまりの軽さに、これまた驚く。
何だ何だ、いったい何だ?
そして目に入った「こわれもの:卵」のシール。
!
早秋さんから卵といえば、もう間違いない。
今年早秋さんちで卵から孵ったひよこが大きく育ち、ついに卵を産むようになったことを、このnoteでつぶさに見てきたからだ。
梱包また梱包の奥から出てきたのは、まぎれもなく早秋さんちの卵!
いろんな色があるのは、鶏の品種の違いによるのだとか。
もし事前に早秋さんの記事で写真を見ていなければ、青いのなどはすわ恐竜の卵か!と驚いたかもしれない。
Wonderland in my garden的なライフスタイルを志向する早秋さん。
そのうちの一つが「庭先養鶏」なのだという。
その「庭先の卵」がいま目の前にある——僕は興奮を隠せなかった。
新鮮な卵と聞けばすぐ卵かけご飯が頭に浮かんだが、早秋さんにオススメを訊いてみたら答えは意外にも卵焼き。
合点承知!
「卵焼き」と聞いて神戸の僕が思い浮かべるのは…やっぱり「玉子焼」!
そう、巷では〈明石焼き〉と呼ばれているアレだ。
さっそく丁寧に割りほぐし、ダシでのばす。
たこ焼きとはまるで生地の色が違う。
粉はほんの少し入るだけなので、地元ではこれを〈玉子焼〉と呼ぶのだ。
中に入れるのはタコのみ。
天かす、ネギ、好みにより紅ショウガまで入れるたこ焼きとはやはり違う。
生地も柔らかいから、返すのはピックではなく菜箸で。
粉が少ないぶん火が通りやすく、すぐできる。
できあがりはフッワフワの半球形だ。
熱々の玉子焼を、これまた熱々のダシにチャポンと浸しツルンといただく。
熱っっっ!
優しい生地がほろほろとほどけ、口中に濃厚な卵の味が広がる。
これが庭を元気に駆け回る、健康なニワトリの卵のチカラ。
まさに、Wonderland in Saki's garden!
早秋さん、ごちそうさま!
*
今年前半は入院・手術で絶望の谷底を歩いたが、回復してからというもの、自分でもこのエネルギーはどこから?と不思議なほど、いま振り返れば逆に今年は挑戦の年だったと思える。
僕の挑戦は、本を出したい、キャリアをしっかり歩みたいというみなさんの挑戦と軌を一にしている。
いや違う、挑戦の都度、みなさんが支えてくださっているのだ。
そんなあったかいこのnoteの場がスキ。
本当にありがとうございます。
これをもって本年のnoteを締めくくろう。
どうぞよいお年をお迎えください。
来年もまた挑戦はつづく——
*
(2023/12/31記)
チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!