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自分で見つけられたやりがいは長く持続する - ヴェルジェサポート部課長 小川秀平

こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第8回はサポート部門課長の小川 秀平さんです。

機械で困ったら小川課長に!と全社員から信頼を寄せられている小川課長。

今でこそヴェルジェのシステム周りを統括している小川課長ですが、実は元々は数学の教師であり、入社当初はエクセルの知識も持ち合わせていなかったと語ります。
なぜ前職とは全く異なる領域であるヴェルジェで13年という期間ワクワクしながら働き続けられるのか、またどうして知識0の状態からシステム周りのスペシャリストとして活躍できるようになったのか。

小川課長にお話しを伺いました。


社員の働きやすさを考えて勉強していくことが楽しかった



ーー小川課長は中学校の数学の先生からヴェルジェに転職をされたと伺いました。その経緯をぜひ伺いたいです

前の職業が自分にとっては大変に感じる環境だったこともあって、新しいキャリアを歩もうと決心し辞めました。
ただ、次の環境でも数学の知識は使たいと思っていたため、元から興味があった会計や財務の職に惹かれて税理士の勉強をしていたんです。
税理士の試験も順調に進んではいたんですけど、勉強だけでなく何か社会の中で貢献できることがしたいなって思い仕事を探していた時に会計士向けの求人媒体にヴェルジェが載っていたんですね。その媒体に一般企業が載っているのはかなりレアだったからこそ目を引かれて面接を受けました。


ーー最終的にヴェルジェを選んだきっかけはなんだったんでしょうか


一般企業を体験したいという気持ちがあってヴェルジェの面接を受けたんですけど、その時に社長ご自身も税理士を目指されていたお話を伺ったんですよ。社長と同じような経歴であることに運命を感じたことも大きい要因ですね。


ーー入社してからのヴェルジェの印象は入社前と違うものはありましたか

僕は財務・経理の仕事をしたくてヴェルジェに入社したんですけど、今の仕事はエンジニアとしての仕事を担っているため当初のイメージとは全く違うんですね。
というのも入社して間も無く前任の方が退職されたり、別の場所へ出向されたりしてしまって...。もう財務どころではなくなって急いでシステム開発を勉強しました(笑)。


ーー財務への志があった中での違う職種...。自分のやりたいことがあったとするなら切り替えることは難しいと思うのですが、小川課長はすぐに切り替えられたんでしょうか

きっぱりと切り替えることは難しかったです。
ただ、当時のヴェルジェは情報をほとんどエクセルで管理していたんですね。
私は入社前まではエクセルを使う機会がなく知識も0に近い状態だったんですけど、どうすればもっと社員が働きやすい仕組みを作れるんだろうと考えながらエクセルを勉強していくことがすごく楽しかったんですね
それで財務のことすら忘れていたっていうのが正直なところです(笑)。


ありとあらゆるシステムを管理されています


自分で自分の立ち位置を開拓していけたからこそやりがいを感られた


ーーヴェルジェに入社されてからは何が仕事のモチベーションになっているんでしょうか

ヴェルジェに入社して13年になるんですが、ヴェルジェの本分は店舗を中心に食品をお客さんに届けることにあるので、社員の皆さんはそんなにIT関係が強いわけではないんですね。
自分もヴェルジェ入社前はエクセルだったりシステム周りを扱っていたわけではなかったんですが、社員を思い浮かべながら勉強していくうちに社内で一番詳しい人間になったんです。
それからは色んな方から頼ってもらえる場面が増えてきて、やりがいや存在価値を感じられたことが続けられている要因かもしれないです。


ーー小川課長はそのやりがいをご自身で考え動き作られたことに凄みを感じます

自分で自分の立ち位置を開拓していけたからこそやりがいを感じて長く続けられているんですね。
求められたことに応えるのももちろん大切ですが、存在意義ややりがいは自分で見つけていくものであり見つけられたら長く持続するものになると思っています。


ーーITやスマホ関係で困ったことがあったら小川課長に聞け!と社内では皆さん口々に言われてますもんね

僕もはじめは詳しかったわけじゃないんですけどね、嬉しいです。(笑)


ーー今のお仕事をしている中で印象に残っているエピソードはありますか

自分は店舗には行かない人間なのでお客さんや生産者の方とのコミュニケーションの数は少ないんですけど、各店舗の店長さんや現場の方との会話は多いんです。
ある日とある重役から夜に電話がかかってきて、何かと思って電話に出てみると「子供たちの小さい頃からの思い出が詰まった写真データを消してしまったんだけどどうしたらいいか」という相談だったんですね。当時はマニュアル等もあまりないこともあって復元は難しかったんですけど、なんとか色々調べたりしながら頑張ってデータを半分くらいは復元することができました。
仕事のエピソードではないんですけど、普段やっているところから発展して会社以外の場面でも頼ってもらえたのは嬉しかったです。


ーーこれまでされてきた仕事の中で、特に力を入れてやり遂げられたなと感じたことはありますか

大きいプロジェクトだったのは、2年前に行った基幹システムの切り替えですね。当初ヴェルジェは伝票の管理や発注をエクセルで行っていたところから他のシステムに移行しました。
システム会社さんとの綿密なやり取りや、社内でのマニュアルの作成、また取引先との業務の進め方も変わってくるので取引先を集めてZOOM説明会もやったりしました。
ただ、それだけでなく切り替え当時はコロナの感染者が増えて間もなくだったこともあってシステム会社さんも初めてのやり方での対応になったんですね。お互い探り探りでの対応が続いたんですが、システム会社さんと一丸となって頑張れたからこそ今のシステムが出来上がっています


ーーヴェルジェの基盤を作ってきた小川課長だからこそ感じるヴェルジェの会社としての変化はあったんでしょうか

店舗とサポート部との関係性が変わったなと思いますね。
店舗のスタッフが汗水流して売上を立ててくれているからヴェルジェは成り立っていることに間違いはないのですが、現場の方が言ったことをサポート部はやってくれという雰囲気が昔少しあったように感じます。
ただ、今は相互に情報交換や意見を出し合って、お互い納得した上でアクションを起こしていく仕組みが成り立ちつつあるように感じます
作業基盤が段々と整ってきたことで、現場の方もサポート部を信頼してくれるようになっているなと感じていますね。


ーー小川課長は社内の重役や取引先などとのコミュニケーションが多い立場にいらっしゃると思います。日頃の仕事の中で信頼関係を築いていくために意識していらっしゃることはあるんでしょうか

がむしゃらにできることをやっている感覚なのであまり意識していることはないかもしれないです。
でも、求められたことを素早く正確に実行し続けるだけでなく、求められることの外側にある店舗の方々がよりパフォーマンスを発揮できるシステムとはなんなのかがになるのかを常に考えながら動いています


ヴェルジェの店頭に新鮮な野菜が並んでいるのは
サポート部との連携があってこそ


現場社員の経験とAIの掛け算を目指す


ーー小川課長の思うヴェルジェらしさはどこにあると思いますか

入社した当初から変わらずなんですが、上層部との距離感の近さはヴェルジェらしさですかね。


ーー距離感が近いことで印象に残っている場面などありますか

本当に普段からなんですよ。社長や執行役員のみなさんが気軽に声をかけたり、冗談を言い合ったりしているのは。
そうした日々の積み重ねからコミュニケーションが取りやすい環境が作られているため、大きいプロジェクトを提案することはあまりないとしても、こういう風なシステムを作ったらどうだろうか、というような提案を気兼ねなくできる空気が常に漂っているように感じますね。


ーー小川課長が今後チャレンジしていきたいのはどういったことでしょうか

昔から実現したかったのが、基幹システムを入れ替えることであり現在進行中なので、まずはその基幹システムを完成させるというのが一つです。
それともう一つ。自動発注のシステムを作りたいです。
現場の方々の経験にAIの力を掛け算したシステムを作れたらもっと現場も効率化し、お客さんにとってもいい食品に巡り合える機会を増やせることにつながると思うので、その辺りに力を入れていきたいですね。


ーー最後にヴェルジェにどういった方に来て欲しいですか

バックオフィスを得意とする方がいると心強いですね。
まだまだヴェルジェのサポート部は発展途上だからこそ、ITリテラシーが高い方と一緒に組むことができれば、もっともっと新しいシステムが開拓していけるのではないかなと思っています。



◆編集後記

自分の長所は何であり、どんな役割なら貢献できるのか、という戦略的な一面だけではなく、社員誰かの顔を思い浮かべながら仕事をしているからこそ、小川課長はヴェルジェのサービスを円滑にする新たなシステムを開発し続けられているんだと思いました。

ただ、目の前のことをがむしゃらにするだけでなく、求められている以外のところに周りの幸せ、それ以上に自分にとっての幸せがあるというのはとても大きな学びになりました。


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(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 / 写真・デザイン:杉本 亮・遠藤 伶)

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