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吉原 紅
2020年9月5日 21:44
朝の顔 鏡が映す現実に 溜息よりも淡き微笑を30代後半のあたりだっただろうか、朝起きたばかりの鏡の顔に失望するようになったのは。朝の眩い光の下に立つと、ありとあらゆる皮膚の粗が強調されることを知ったのもこの頃だった。照明も同様。蛍光灯の無機質な青白い光は、多少の疲れですら猛烈な疲労に変えてしまう。だから夜の電車にいる仕事帰りの人々などは、多大なる疲労や心労を抱えているように見えるのだ。他
2020年8月3日 08:23
見つけてくれたら御の字一銭の得にも成りません情も光もありゃしません読んで得来て幸は余所へ数多が御用をお待ちです足並みを揃える柔はなし浮世に馴染む意気もなし無虜と配慮の差は大きく頓着の有無も極端がゆえ針に触れたなら再来あれ百の一瞥より一の熱視線抜き飛ばし斜の百ならば一字一句追う一の眼差しその人格も罪も恥も枝葉愚かな末節など百も承知
2020年7月20日 08:56
余計な言葉は口にせず淡々と目の前のことを熟している人への憧れ生み出すものこそ全て無駄口やお喋りは程々作品がその人を代弁し作品がその人を形作るだから口数に頼らないそういう人になりたいそういう人でありたい誰をも崇拝せず媚びず涙を売らず情を貰わずただ孤高の存在であれ其の孤独があるが故に自由を弁えられるのだ此処に対する粋を知り其の美を解せる人間がほんの少しいればい
2020年4月8日 15:52
わたしが桜を愛でるのはその変化の早さとどのシーンにもある美しさに美学を感じるからだ人もおなじ変化しない人自分の美学がない人なんてつまらないのよ
2020年4月9日 11:19
他人への忠告や警告はそれが出来ない自分から自分への欲求の現れ