『とにかくマグロを愛したい!おつまみレシピ』
私はマグロが大好きです。
それはもうどれくらい好きかというと、毎日マグロの刺身が夕飯に出てきても飽きませんし、回転寿司に行けば延々とマグロだけをループするし、和食屋で注文するのは大体マグロの刺身定食だし、スーパーでマグロの刺身が半額になっていれば別に食べたくなくてもとりあえず買います。
だって半額だし。
ついでに言うとお酒とおつまみも大好きです。
でもね、基本的にザルなので、家で飲むのは好きじゃなかったんです。
外で美味しいおつまみを食べながら(なんで居酒屋さんのおつまみってあんなに美味しいんだろうね)、誰かとワイワイ話すのは大好きだけど、ひとりで家で飲んだところで、酔わないからつまんないんですよ。
けれど旦那と結婚して、旦那は下戸だけどビールが好きな人なので、たまに家の夕飯の時にビールを飲んでいて。
「(´・ω・`)一緒に飲む?」って旦那が言うから、断るのも可哀想だし(しょんぼりしちゃうし)、ビールひと缶分、お付き合いするようになったんですけど。
なんか物足りないな…と。
「なんでだろう?」と考えた時に、
「あ、おつまみがないんだ」ってことに気がついたんです。
夕飯の時に飲むわけだから、夕飯のおかずはそれなりにあるんですけど、お米のお供に作ったものだし、どうも“おつまみ“って感じじゃない。
例えば同じ卵焼きでも、お酒のお供になる卵焼きと、夕飯で食べる卵焼きってなんか違うじゃないですか。わかるかな、この微妙な感覚。
別にひと缶、旦那に付き合ってレモンサワーを開けるだけだから、米とおかずをモリモリ食べながら飲んだっていいんですけど、ちょっとね。
フラストレーションが溜まっていくんです。
1品でいいんです。
こう、お酒と仲良く友達になってくれそうなおつまみがひとつでもあれば、このたま〜にのひと時がもっと素晴らしい時間になる。
惣菜や刺身を買ってくるのもいいけれど、ただそれをポンとテーブルに出すのでは芸がない。
そもそも私が酒と一緒に食べたいのはマグロだ。
ならば自分で作ればいいじゃない。
むしろ創ればいいじゃない。
お酒にマリア〜ジュ!するマグロのおつまみを私が創り出せばいいじゃない。
ということでやってみました。
『1品目◇マグロのユッケ』
スーパーで半額シールの貼られたマグロ。
実は私、買いはするんですが好んでは食べません。
私、『高性能魚の臭みセンサー』というべきものが身体の中に搭載されてまして、半額のマグロとか、油分が多いトロの部位とか、そのへんのしょーもない店で食べる新鮮さのカケラもないマグロとか、ダメなんですよ。
臭すぎて、食べられないんです。
なので、いつもマグロを買うときは、私の『臭みセンサー』を切り抜けた稀有なお魚屋さんか、ちょっとお高めの百貨店(しかし高級すぎてもわけわかんない味がするので無理)か、そのどちらかでしか買わないんですが、まあ、うん。
端的に言うと高いんですよね。
旦那と結婚してから、我が家のエンゲル係数はうなぎのぼり。
そんな“ちょっと良いマグロ“ばかり買ってられないので、常々「どうにかして安いマグロを美味しく調理出来ないか」と考えていて、まず初めに試したのがコレ、ユッケ風マグロでした。
名付けて、
「臭いなら他の匂いで消しちゃえばいい」作戦。
作り方は簡単です。
マグロを細かくぶつ切りにぶった切って、
みじん切りにしたネギを散らして、
ニンニクをひとかけ擦っていれて、
(A)の調味料をいれて混ぜるだけ。
混ぜたあとに上から胡麻をパラパラすれば。
私は辛いのが好きなので、コチュジャン多めで、ついでに一味唐辛子を振ったりします。
安くなったマグロの独特の臭みも、ニンニクと長ネギが完全にカバー!
卵黄を一緒に混ぜれば、ツヤツヤコーティングされて、とろん、とした食感になって美味いです。
味が濃いので、お酒も酎ハイとかビールのシュワシュワ系が合います。
レモンサワー飲むときは大体コイツがお供です。
さあ、サクサク次行きましょう。
『2品目◇マグロのステーキサラダ』
私、基本的に彩りを一切考えない人間で。
「食えればええねん(美味けりゃええねん)」
が、そもそも考え方の根底に染み付いてるので(間違いなく母の影響)、あんまり盛り付けとか気にしたことなくてですね。
夕飯のおかずとかも、どーん!と皿に一気に盛って、「さあ食え!」みたいな感じなんです。
母なんかさらに酷くて、食卓が全部茶色に染まることもありますからね。(煮物とか煮魚とか一緒に出しちゃう人)
けど、母の料理はめちゃくちゃ美味いんです。
あんまりこういうこと言うと某ドラマの冬彦さんみたいで恥ずかしいんですけど、まあ、絶対味を外さないというか、すんごい美味しいんですよ。
でもね。私は実は憧れてるんです。
彩り。華やかな料理。
せっかくおつまみ作るなら、たまにはそのへんにもこだわってみたいなぁ、と思って考えた。
名付けて、
「彩りが欲しいなら野菜入れとけばいいじゃない」作戦。
私的にはちょっとめんどくさいんですが、先にマグロにひと手間します。
まずマグロの柵の表面に塩を振り、酒をほんのちょっとだけふりかけます。
そんで、5分ほど放置。
そうするとマグロから生臭エキスが出てくるので、それをキッチンペーパーで拭き取ります。
拭き取ったあとは、黒胡椒をこれでもか!!と、かけまくって、焼く。火加減大事。
焼いたマグロを厚切りにして、ベビーリーフを敷いた皿に並べて、青ネギとオリーブオイルをひと回し。
そのあとに(A)のソースをかけたら完成です。
黒胡椒のピリッとした辛さ。
ポン酢のさっぱりした感じがよく合います。
オリーブオイルがそこはかとなくイタリアンっぽさを醸し出してくれるので、白ワインとかいいかも。
ワイン嫌いだけどね、私。
どうせ飲むならシャンパン派。
『3品目◇ごま鯛茶漬け』
マグロじゃねえじゃん!!って?
いいんだよ、刺身は刺身なんだから。
飲んだらシメが欲しくなりますよね。
私、シメは汁派です。
ラーメンとかお茶漬けとか、汁物ラブ。
飲みまくって、体がふわふわ〜っとしたところに、熱い汁物でキュッと締めるのが好き。
その中でもお茶漬けとかお雑炊とか、お米を使ったシメが好きなんです。
はふはふしながら、サラサラとお米をながしこむ瞬間、めちゃくちゃ幸せな気持ちに満たされるのですよ。
作戦名はありません。
強いて言うなら、美味しいシメを追求してみた!
まずすりごまを準備。
市販のやつでもいいんですけど、私はすりたてのところに鯛をぶち込むのが好きなので、ゴリゴリ一生懸命すります。
(A)の調味料は火にかけて煮切りにしてください。(冷蔵庫で冷ますのも忘れずに)
じゃないと、みりんの酒っぽさが抜けなくてクソまずいです。(1回失敗した)
すり終わったら、そこにひと口大にカットした鯛と、(A)の調味料をいれて、まぜまぜ。
全体的に混ざったら、最低30分は漬けて、その後はいつ食べてもOKです。
普通に白飯でモリモリ食べるのも美味しいですし、出汁をかけてお茶漬けにするとよりうまい。
お茶漬けにするときは、ワサビをこれでもか!と入れて食べるのが好きです。
ごま風味って美味しいですよね。
日本酒飲みたくなる。
ちなみに私、酒なら日本酒が1番好き。
まあ、ザルなんで一升瓶空けても酔わないんですけど、あの風味豊かな香りが好きです。
邪道かもしれないけど、炭酸の入った日本酒も好きで、一時期“澪“って日本酒にハマってました。
『あとがきとオマケ』
いかがでしたでしょうか。
見切り品のマグロも鯛も、美味しく食べる努力を怠らなければ、日々のお酒を楽しむためのおつまみに大変身します。
マグロステーキなんかは、ご飯のおかずにもなりますし、作るのも簡単なのでおすすめです。
私はこの記事を書くために、しばらくの間、海鮮おつまみや料理を作りまくっていたのですが、残念ながらご紹介するには至らなかった子たちの画像で、本日はお別れしましょう。
あ、この形式で紹介するの面白いな。
また今度やろう。
ということで、みなさんまた明日!
もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。