私は登山をなめていた。

登山を始めた目的は、運動がしたいからという理由であった。登山をしている友達がいたこともあり、興味があり始めた。
今までに何回か東京の山は登ったりしているが、これといって高い山は登ったことがなかった。
大学生の時に、人生で1回は登るかとノリで富士山を登頂した。当時は、案の定、軽度の高山病になったが普通に下山できた。
社会人になり、再び富士山へ登頂した。この時は、高山病対策といいながら、なにの根拠もなくお菓子やおかゆを食べながら登頂した。再び高山病となり決して楽しいとは言えなかった。ただ、運動がしたかった。
そして、4回目か5回目の登山で、唐松岳という長野の白馬岳の近くにある山を登った。八方池という池が有名であり、そこを目指して登る観光客もいる。そこでは、始めて山小屋で泊まってナイトハイク(夜から歩き出した。)頂上に到着した時には、もう少しで日の出が見えるときであった。しかし、一向に日の出は、出てこないように感じていた。寒すぎたし、お腹がすきすぎたし、早く帰りたいとずっと思って、日の出をまっていた。すると、日の出が出た瞬間、今いる場所が360°変わったかのように景色が一変した。寒さもなくなり、お腹がすいていたことも忘れた。本当にいい日の出だった。感動して登山を始めることにした。下山後にやはりお腹がすきすぎて荷物にある食材を汁が無くなるまで食べて、登山てとてもすてきだし、こんなにもお腹がすくものなんだなと。登山での達成感を感じながら元気をもらった食事でした。

#元気をもらったあの食事


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