箱
詩のようなもの
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文と絵
彼女は死神のような仕事をしていると語った。 大変なのでおすすめしないよと笑った。 しんだいぬはご主人様になでてほしいの。 しんだごしゅじんさまは自分の犬を探してい…
アイ喰らう獏。 地を抉る鰐。 業火潜む海中の丑。 時留める妖生。 飲むか呑まれる大太法師。 打ち付ける打楽器。 はじまる。 ぱちぱちと飛び散る火の粉の子。 おわ…
光の数だけ 目をもらい せかいが百になる 影に涙を 落として せかいが千になる 細胞が分裂して スパークする 世界が10000となる 月の知る言葉 太古の未来からきた 光年…
朝。 緩やかに涼しくなるこの時節に 三三七拍子と 張る声を無視して 躰をジワリと起こす。 最愛は更新され 最悪は胸にとどまり 苦い水になる。 寝ることも覚めることも お…
見ないふりをした どうせ何も見えないのだ だから見なかった いや見たくなかったのかも知れない それが彼女の望みだと考えた 都合のいい話だ 目を瞑った やみのなか きみは…
男でも女でもないものに成りたいと 彼女は言った 完成したからだを見ては こんないきものになりたくなかった と繰り返した
2024年9月14日 21:25
彼女は死神のような仕事をしていると語った。大変なのでおすすめしないよと笑った。しんだいぬはご主人様になでてほしいの。しんだごしゅじんさまは自分の犬を探している。犬は見つからない。いぬはごしゅじんさまの隣にいるのに。犬は見つからない。こっちだよ。こっちだよ。おうちはこっちだよ。おかえりなさい。おうちにおかえりなさい。何度話してもごしゅじんさまは自分の犬をさがしている。いぬ
2024年9月10日 23:57
アイ喰らう獏。地を抉る鰐。業火潜む海中の丑。時留める妖生。飲むか呑まれる大太法師。打ち付ける打楽器。はじまる。ぱちぱちと飛び散る火の粉の子。おわる。昏くとも苦楽ともころりころりとアルクダケ。風を受ける不在歌舞く自在。涙涙と踏みしめる大地。聞し召せ。有りと在る音色。とまるなとどまるなと歩くだけ。月下、祖の道。
2024年9月9日 09:49
からであるからうまれる。からがあるからうまれる。
2024年8月31日 12:14
光の数だけ目をもらいせかいが百になる影に涙を落としてせかいが千になる細胞が分裂してスパークする世界が10000となる月の知る言葉太古の未来からきた光年先の化石いつかかえるそのうみでわたしはあなたをだこう
2024年8月27日 01:21
深夜。短い眠りから堕ちる蜘蛛の糸。胸に棲まうは百の鬼。
2024年8月25日 23:28
今日の朗読は宮沢賢治「猫の事務所」。にゃあにゃあと騒がしい。全ての猫が自分のうちにいるようだ。2行だけの「僕」という存在が栞を挟むように、居てくれる。どうだい君は。にゃあ。
2024年8月24日 19:05
朝。緩やかに涼しくなるこの時節に三三七拍子と張る声を無視して躰をジワリと起こす。最愛は更新され最悪は胸にとどまり苦い水になる。寝ることも覚めることもおなじ。変調をきたす前に整えることを生活と呼び変化しないことの変化をよろこぶ。吸い込むの。吐き出すの。ただ細胞を生かすの。吸い込んで、吐き出すの。朝。終わらない夢。小さなこころで許せる限りあなたを
2024年8月24日 18:58
まだ8月。すーはー、つか。ぜーはーしている。ので何か書く。息して。息して私。
2024年8月16日 18:58
ここから繁忙期にてしばしお休み致します。すーはーと何処かで息をしてまいります。すーはー。いつも見てくださる方、ありがとうございます。
2024年8月15日 21:01
2024年8月15日 00:04
これから始まること。ここから始まること。手にしてきたこと。手放してきたこと。空の掌に刻まれたこと。わからなくても知っている。予感。わくわくしてこう。
2024年8月13日 23:49
知ることを恐れない。ことば。おと。におい。それから、その呼吸と声を。
2024年8月12日 20:02
2024年8月11日 22:27
見ないふりをしたどうせ何も見えないのだだから見なかったいや見たくなかったのかも知れないそれが彼女の望みだと考えた都合のいい話だ目を瞑ったやみのなかきみはおんなかもしれなかったおれはおとこなのかもしれなかった夜だった月が出ていた月は何かを見たかも知れない何となくそう思った
2024年8月10日 15:58
左手は添えるだけ。今日もよき働き。感謝。
2024年8月9日 19:58
男でも女でもないものに成りたいと彼女は言った完成したからだを見てはこんないきものになりたくなかったと繰り返した