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タイム・トラベラー~短編小説~ 

私には時間がない…。 なのに恐ろしいほど執拗に時間は私を一刻の猶予も許さずにいよいよ迫ってきた。もうどうにでもなってしまえっ!なるようにしかならないさっ!私は早々と諦めをつけて発狂し、雄叫びをあげながら砂浜を全力疾走しはじめた。額から汗がきらりと流星の如く美しく滴り落ち、少女はさらに海の中へと飛び込んだ。あたりまえだがその瞬間ものすごい水しぶきが私のカラダ全体とぶつかり合い、融合したかのように脳を錯覚させた。冷たい…痛い…しょっぱい…!!五感で感じ、私は生きているんだと感じて心の底から初めて生への渇望を感じた。思い返してみると脳裏に浮かんだことは、私は人の心がないと言われてきたぶっきらぼうなやつだった。無論生への執着もなかった。パトスなどの人間魂らしい熱い感情もなくただ息をして生きてきた冷めた人間だった。なぜ生きてるのか…?また自分が誰かもさえわからなくなる時があった。なのでさっきの時間に追われるという環境下のなか人間らしい焦りというものも感じて、水と混じり合い、五感で感じた瞬間に私は人間というものを実感できた気がした。ということを思い返している間に眼の前の潜水した情景によって、現実に引き戻された。そこにはどこまでも続いている私だけが見えている美しい世界‐‐‐‐‐クオリア‐‐‐‐‐‐無限世界が広がっていた。
→Next続く

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これはシナリオを一切考えずに思いつきでその都度書いていきます笑 なので結末は私にもわかりません笑.。o○.。o

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