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2.採卵について

こんにちは。
前回は導入のみの話でしたが、
今回から少し細かい部分の話となります。

女性の方にとっては当たり前の知識も多いかとは思いますが、男性から見る妊活として、温かい目でご覧ください。

さて、実は私も妻も妊活開始前、もっと言うとタイミング法開始前の検査では特段大きな異常はありませんでした。

しかし、なかなか自然妊娠できず、今通っている病院の先生から少し詳細の分かる血液検査をしましょうと言ってくださったこともあり、検査を実施。

すると妻のth1/th2比に異常値があることがわかりました。この話はまた別で行いますが、この異常を抑えながらの妊活は全て「保険適用外」になります。

2022年4月より妊活への保険適用が開始されました。
本当に素晴らしいことだとは思いますが、
1つでも自費診療項目が入ると全てが保険適用外となる現制度をご存じない男性がほとんどではないでしょうか。

さて、私たちはth1/th2比を抑えながら妊活を行うにあたり、体外受精のみの選択肢となりました。
(ここら辺もトピックを分けてどこかでお話しします)

体外受精のステップは主に以下の通りです。

卵胞刺激(育成)→採卵→受精→胚培養→移植→妊娠

全て重要ですが、全体の成功率を左右するのは採卵です。

卵胞刺激により、採卵時の卵子数を増やすことを目指しますが、採卵数が増える(高刺激な)方法ほど体への負担が大きくなります。

高刺激法では毎日のように薬と自己注射が必要となり、費用も多くかかります。
低刺激と呼ばれる方法では注射の数なども減り、体への負担は少ないのですが、採卵数が少なくなります。

また、年齢が高くなるほど採卵数は減ります。
高刺激法を例にすると、30代前半では10〜15個、多ければ20個以上も採卵できる方もいらっしゃいますが、
40代になると10個取れたら奇跡でしょう。

当然、採卵した卵の中には、未成熟なものもありますし、受精がうまくいかないものもあります。
採卵数が多いほど全体の分母が大きくなり、妊娠率の向上に繋がります。

男性の皆様。卵子は月に1つしか取れないと思ってませんでしたか?僕はそうでした。
妊活における技術は毎日のように進化しています。
男性側も知識をつける必要があります。

高刺激が絶対にいいわけではありません。
体への負担、副作用、費用、さまざまな面を勘案し、パートナーの方と話し合ってみてください。


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