見出し画像

【株式会社ニトエル_社長インタビュー2024】大堂さんのいままで&これから

「一人ひとりの可能性、自分らしさをいつでも広げられるセカイへ」というビジョンを掲げる株式会社ニトエル。実現を目指して働くみなさんの、仕事観や個性の部分を深掘りし、社内のリアルな声をお届けします!

今回は第1回目らしく、代表の大堂さんにお話しを伺いました。🎉



はじめに

――本日はお時間いただきありがとうございます、大堂さんの仕事観やお人柄を知るべく、早速インタビュー始めさせていただきます!

大堂:ありがとうございます。事前に質問項目もらっていましたが、頭の中で組み立てちゃうと逆に自然体じゃないかな~と思って、見ないようにしていたので、質問に考えて返事してても変に思わないでね(笑)。気を使ってわざわざ事前に送ってもらったのにごめんね。

――全然大丈夫です。自然体でお願いします。


経歴・過去のお仕事

――ではまず初めに、これまでの経歴と自己紹介をお願いします。

大堂:経歴・職歴としては、元々は東京理科大学とうい理系の大学出身で学者になりたかったのですが、じっとして研究するのが苦手なことと、運の要素も強い業界のためその部分自信がなく起業しようかな~と考えるようになりました。

この時ビジネスの事は全く分からなかったので、モノの全体の動きが分かった方がいいよな~位の動機で商社に入社しました。
生意気なことに「3年で辞めて独立する予定だけど、役に立つから採用してくれ」って言いながら就活していたので100社くらい落ちましたね(笑)

――強気ですね…!

大堂:いや、馬鹿だったんだと思いますよ。今僕は経営の立場ですけど、そんな人現れたら「思ってても言い方考えようよ…」って思いますね(笑)

まあ、でも嘘をつきたくないという気持ちがあり、貫いてました。
そして100社くらい落ちた中、拾っていただけたのが1社目の商社でした。そこでは、営業をメインとしながら、仕入れ先の管理、社内ISO監査、採用など広く経験させていただき、結局は楽しくて結局4年半勤めました。

次はいよいよ起業かと考えましたが、たまたまリクルートに「社内起業制度」があることを知り、その制度に興味を持ってリクルートに転職しました。リクルートではHRコンサルタントと言って、大手自動車メーカー様などに対して、人事・HR周りの様々な課題解決の仕事をしてました。採用だけでなく、変わったところだと、高校生向け基金設立のお手伝いとかもしてましたね。

――なかなか面白いお仕事ですね。

大堂:そんな少し変わった仕事をやりつつ、社内起業に応募し、通過したので兼務にて社内起業の準備を行っていたのですが、社内競合問題や家族の問題など様々な理由があり、残念ながら道半ばではありましたが、社内起業はストップしてしまいました。

それで次に入社したのが会社クチコミサイト運営の会社です。当時は「企業の口コミ見たかったら口コミ書いてね」「ここに登録してね」という形でのアフィリエイトモデルがメインだったのですが、スカウト事業を始めるとの事で事業責任者として僕が採用されました。

社長直下だったのでたった一人で立ち上げて、部下も自分で採用面接して…みたいな感じで色々な経験が出来ましたね。そこから自社採用リーダー・集客管理・中途採用など、最終的には4,5個くらいの事業責任者をやらせていただきました。

「口コミや会社の内部を見て転職をする」という世の中にちょっと貢献できる新しいことが自分の力でできたかなと少し自信となりました。また、「本当にその人に合ったマッチング」というものに生きがいを感じました。なので、次はもっとその人のキャリアに入り込み、設計からやろうと考えました。そこで転職ありきではなく、その会社での出世や目標設定など、もっと人のキャリアにきちんと向き合うコーチングを取り入れたキャリアコーチングの事業を立ち上げました。この事業は3人で立ち上げましたが、方向性の不一致など様々なことがあり、直ぐに解散することとなってしまいました。

――なかなか濃いですね。ここを深堀りするだけで3時間位話せそうです。

大堂:本当は起業がしたい!社長になりたい!いうよりは「陰ながら社会に貢献できるものを形に残したい」という気持ちが強かったんですけど…紆余曲折あって結局陰ながらではなく、自分でやるしかないかという感じで社長をやっています。

――それでも実際社長業が務まっているので、元々カリスマ性やリーダシップをお持ちでいらっしゃるように感じますね。

大堂:そんなことはないと思いますけど(笑)お金持ちになりたい、とか目立ちたい、とかではなく、何か少しでも良いものを残したいという願望の結果、自分でやるしかなくなったという感じです。

――立場上無茶ぶりも多かったと思いますが、お仕事していて今まで一番苦労したプロジェクトや出来事って何ですか?

大堂:うーん、どうだろう。個人的には無茶ぶりも結構楽しいんですけどね。ただずっとクレーム対応し続ける仕事なんかも起業当時は引き受けましたが、その期間はやっぱり大変だったなと思います。

――強い言葉を受け続けるって大変ですよね。

大堂:単純作業が向いてない性格なのでマニュアル的に同じ返しをするということと、強い言葉が降ってくるっていうのが合わさって大変でしたね。楽しかったけど、肉体的に大変だったのは4名のチームで約3万人の応募がある新卒採用の対応をした時ですかね…。

――朝から晩まで面接しても追いつかないですね!

大堂:日程調整もですけど、物量がある&期限が差し迫っている状況が常だったので地獄のように忙しかったですね。ミスしたら会社の信用も失うし、学生の人生がかかっているしで極限状態でした。そんな中自分の結婚式も同時期にやっていて。

――想像するだけでげっそりします。お聞きしているとハードワークで激動の期間が長かったんですね、今が一番穏やかと言いますか、落ち着いてお仕事できているんですかね?

大堂:そうですね。ひとつメッセージとして、もしどこに行ってもハードワークとか、組織上孤立しやすいタイプの人は起業して自分で事業をした方が心の平穏を保てるような気がします。

――わたしは典型的なサラリーマンなのでその考えには至りませんでしたが、確かにそうかもしれませんね!

大堂:僕が変だからかもしれないですが、特殊な事をやっていて独りになりがちだったんですよね。であれば自分で時間をコントロールできた方がプライベートの充実には繋がると思いますね。

――アドバイスありがとうございます。では、社会人になって「成長したな」と実感した瞬間はありますか?

大堂:日々成長してるなと思っているし、今まで属した会社全てに感謝してますね。

特に言えば1社目の商社では、「仕事を前向きにやるためのコツ」を教わりました。それは仕事をする上での一連の流れと現在地を把握することなんですが、例えば自分が営業だとして、受注した後にも契約書の締結作業や請求・支払いがあったりするじゃないですか。どういう人たちが関わり合って自分の会社に入金されるのか、それが自分の給与として支払われるまでどんな流れがあるのかを理解し意識することで、営業という立場でも説得もしやすくなるし、互いにスムーズなやりとりができるなと思います。これが結構今でも活きてますし、今まで色々チャレンジできたのもこの癖があったからかなと思います。

――わたしもプロジェクトリーダー経験した際によく「迷子にならないでね」と言われてましたが、日々の仕事も同じですね。

大堂:ニトエルの評価制度でも自分の仕事の一連の流れの中でどの役割を担っていて、どう貢献したかというところは変わらず大事だと思っていますし、従業員とも振り返るようにしています。

――わたしもしっかり意識して頑張ります…!

大堂:その方が仕事も楽になるし調整力もつくと思います。世間的な目線で言うとやっぱりまだまだ転職市場は実績ベースなんですよね。なので過去の経験や自分にどんなタグがついているか振り返ることは重要で、早めにタグをつけた方がその後楽だと思います。極端にいうと、マネジメント経験だとか営業成績で1位とか。

――その方が選択肢もどんどん広がっていきますしね。おっしゃる通りだと思います。


幼少~学生時代

――話は変わりますが、今までお話し伺っていても、いつも一緒に働いていても、大堂さんのことすごく先見の明があると言いますかアイディアマンだなと感じるんですよね。幼少の頃や学生の頃にこんな体験をしたから、など基になる経験があったんですか?幼少期のころどんなお子さんだったか気になります。

大堂:あ~どうですかね…どんな子供時代だったかでいうといわゆる中二病でしたね。「超能力が手に入ったら…」とか「異世界に転生したら…」とかを妄想するってあるあると思うんですけど、幼稚園からずーっと何か考え事をしているような性格でした。幼稚園の頃から何となく大人びていて「人が死んだらどうなるのか、魂はどこへ行くのかわからなくて怖い~!」とか言って泣いていましたし、5歳の時にはそれが理由で運動会を欠席しました。

――当時の5歳の大堂さんには重大な事柄だったんですね、なんだかかわいいエピソードです。

大堂:あとは5歳の頃、洗い物の水切り籠を母親が倒してしまったとき、にガラスのグラスが割れて自分用(子供用)のプラスチックのコップが割れなかったという光景を見て「壊れるから大切にするし、美しい部分もあるんだな。」だとか「形があるうちに”大切に扱った”という記憶が残るのも素敵だし、壊れるまでに何を遺すかって結構重要だな。」という気づきがあったりしました。

――え???5歳の時のエピソードですよね???

大堂:5歳ですね。ある意味5歳から今までずっと中二病です(笑)ただ、その時から漠然と自分が壊れる時までに何か人の心に残るような仕事がしたいなと思ったんですよね。

――5歳でそこに辿り着くのが凄いです…。

大堂:そこまで具体的ではなく、なんとなくそう思ってたってだけですよ。ただ、なので小学生頃の夢は大工さんでした。当時大工さんはなりたい職業ランキングで結構上位だったんですけど、自分のなりたい理由としては同級生とは少し違っていましたね。生きた証が残せるという観点で選んでいたので…。その後は「映画とかに出たら作品が残る」とも思ったりして劇団に入った時期もありました。

――へー!

大堂:目立ちたがり屋でもなく前に出るのも好きじゃないので劇団は無理でしたが(笑)大工も中学生くらいになるとさすがに「建物も長くは残らない」と気が付きました。その時丁度日本人のノーベル賞のニュースがあり、「学者になって新しいものを発見したら人のためになるものが残せるかも」と思い、学者を目指すことにしました。しかし研究室入ってから、自分には学者に向いてないと気が付き、起業や事業開発の道を考えたという形ですね。

――随分早い段階から将来のプランが固まっていたんですね。

大堂:将来のプランというか、5歳からの夢なのか拗らせた中二病なのかを引きずってる感じですね。

――中二病的だと「自分が何属性か」とか考えたりするんですか?(笑)

大堂:そうそう!HUNTER×HUNTERだったら何属性とか考えるの超大好き!どんな能力欲しいとかね。

――BLEACHだと斬魄刀持ってたらどんなみたいな。

大堂:まさに(笑)
今でもそういうの大好きですし、その妄想好きと趣味が高じて、自分でボードゲーム作ったりもしました。

――それはすごいですね…。

大堂:つまるところずっと子供で、それを追求して今に至るみたいな感じですかね。そのくせ慎重なところもあるので、頭の中で考え込むこともありますが。

――でも一歩踏み出して行動できるのは凄いです。

今のお仕事・これからのお仕事

大堂:先ほどアイディアマンだと言ってくれましたが、根本の発想は変わらなくて、ずっと「その人にあったものは必ずどこかにある」と思っていて、それを探すことや探すお手伝いがしたいなと常に考えていますね。

そのために色々考えた方法のいくつかが、たまたまアイデアに見えますが。今やっている株式会社ニトエルも「それぞれに合った職業がどこかにあるんじゃないか」「でもチャレンジにはハードルがある場合もある」というところから起業してます。例えば、実績が無いと転職が難しい実態があるので、じゃあ実績がある人とチームを組むことで転職や副業に必要な実績作りができるんじゃないか、と思って始めたのがニトエルの最初のサービスですね。

アイディアの源は「その人やその物に合ったものは必ずどこかにある」と信じていることかもしれません。

――チーム制副業で実績を作るって面白い発想ですね。他のサービスも同じような発想なんでしょうか?

大堂:そうですね。チーム制副業で実績を作った方が実際に転職するための支援が必要だということで転職サポート事業を始めたり、まだ準備中ですがオンライン学習のキャリアカレッジだったり「チャレンジするハードルを下げ、可能性を広げる」ということを軸に事業展開をしています。

――どんどん広げていきたいですね!
――ニトエルはまだ小さい会社ですが、今後どのような組織にしていきたいですか?

大堂:ビジョンに共感してくれている人が今集まってきてくれているので、今後も同じく共感してくれる人たちが集まり、ビジョンを実現するためにどうしたらいいかを縦横なくフラットに話し合えるような組織でいたいですね。役職が付いてもそれはただの役割だと思っているので、どの役職の人とも対等にいられるような環境は保ちたいです。社長は社長っていう役割と責任があるだけで、別に立場が上だとか偉いとかは無いと思っています。なので意見やアイディアは気軽に言い合えるような形が理想ですね。

――最高ですね。

大堂:個人的には組織人の時からマネージャーはただの役割で自分は部下だけど人間としての上下は無いだろって思っていましたね。あ、だから一人の部署になりがちだったのかも…。

――(笑)
では最後に個人的な夢や目標を聞きたいです。

大堂:結構、今が楽しいので難しいですね…。やってみたいこととしては、家族と例えばクルーズ旅行にしながら、船の上でリモートで仕事するとか面白そうかもです。いつか実際にやってみたいですね。

――いいですね~!ZOOM繋いだら「あ、そっちは夜ですね!」みたいな楽しそうです。現在リモートは問題ないので、時差が課題ですね。

大堂:将来、従業員から「1、2年海外行きたいんですけどそっちで仕事してもいいですか」と相談されたときに迷わず行ってきなよ~!って言える会社にしたいです。

――それは私も嬉しいですね、もし組織や人員配置が整ったら1か月くらい海外旅行しながら仕事したいです!わたしの個人目標にも設定します。

大堂:そうですね、そういう働き方を推奨できるようになるまでこれからもどんどん成長していきたいですね!


入社4か月目(インタビュー時)のわたしも初耳な情報が多く、ついついリアクションが大きくなってしまいました。
大堂さんの大らかで明るいお人柄もありますがインタビューの終始和やかでよりこの会社で一緒にがんばるぞ~!と思えた時間でした。

大堂さん、ご協力いただきありがとうございました!🙇‍♀️👏

お読みいただいたみなさまに、少しでもニトエルに興味を持っていただけたら嬉しく思います!🐰🐰

宜しければこちらもご覧くださいませ。
■ホームページ:https://nitoeru-inc.jp/
■採用情報:https://www.nitoeru.jp/recruit


この記事が参加している募集

オープン社内報

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?