仕方なく…
2024年 8月19日(月)
昨日の景色…
〈気になる記事・後半…〉
小泉純一郎が石破茂にアドバイスした「自民党総裁になるために必要なこと」
(記事全文…)
岸田首相が自民党総裁選への不出馬を表明し、次期総裁の座を目指す動きが活発になっている。その中で最有力候補の1人と目される石破茂氏。自身の国民人気と党内不人気を自己分析。さらに小泉純一郎元首相が石破氏に直接伝えた「自民党総裁になるために必要なこと」を明かした。(構成/石井謙一郎)
● 石破茂が自己分析「私が党内で敬遠される理由」
ーー渡辺恒雄さんの著書『自民党と派閥 政治の密室 増補版』が出版された1967(昭和42)年当時と現在では、政治の置かれた環境が違うというお話でした。
あの頃は高度経済成長期で、人口も増えていました。冷戦構造が確立していて、安全保障環境も安定していました。
パワーがバランスしているときは、緊張は高いけれども大きな戦争は起こりにくいのです。日本にとって、とてもいい時代だったと思います。
自民党政権も安定していて、総理大臣ごとにカラーはあったけれど、イデオロギーや政策の論争はなかった。だから党内で派閥抗争をやっていても、許されたのでしょう。
しかし経済が停滞し、人口が減り、食糧もエネルギーも自給できない令和のいま、そんな余裕はありません。
ーー岸田内閣と自民党の支持率が低迷する中、どの世論調査を見ても「次の総理にふさわしい人」の1位は石破さんです。9月の総裁選には出ますか。同じ質問ばかりされて、お嫌かと思いますが。
嫌だよ(笑)。
何度聞かれても、時期が来なければ答えられない。総裁選は「出たいです」と無邪気に言えば出られるようなものじゃないですから。
加えて、「何をやるために総理大臣になりたいのか」を確立することも必要です。
過去に4回出ましたが、その都度「何をやるために」と申し上げてきました。
「じゃあ今度は何なの」という目的を自分の中で確立することが、まず大事じゃないでしょうか。
議員になるのも大臣になるのも、総理大臣になるのも手段であって、目的ではありません。
自分の理想とする政治を実現するために内閣総理大臣という職があるのであって、「一度でいいから権力の頂点に立ってみたい」なぞと思ったことはありません。
いまでも「総理になったら何をしたいか、しゃべってみろ」と言われれば、2時間でも3時間でもしゃべります。
だけどそれにも、優先順位付けとか、相互の関連性とか、ブラッシュアップが必要ですよね。
ーーご自身の国民人気が高い理由については、どう捉えていますか。
北海道から沖縄まで「あの政治家に会ったことがある。一緒に写真を撮ったことがある。握手したことがある」という人がどれだけおられるだろうか、という意味でいえば、私は党の政調会長、幹事長、地方創生大臣のときに訪れた地方の数も会った人の数も、相当数にのぼるから、だと思います。
そうしないと、発信する政策に共感をもってもらえないと思ってやってきたことで、人気を取ろうと思ってやってきたわけでもなんでもありません。
ーー自民党の支持率が低迷する中、各議員が自身の次の選挙を考えたら、「石破さん、総裁になってください」という党内からの突き上げは、過去の出馬時より大きいのではないですか。
それはどうかわかりません。
私は誰が総理大臣であれ、自分の選挙は自力でやるものだと思っているし、それが党内で敬遠される理由の一つなのかもしれません。
でも、人から困ったと言われたら助けようという気持ちも、人並みに持っているつもりです。ですから選挙の応援に呼ばれたときは、できる限り行っています。
ーー5月14日に、小泉純一郎元首相や山崎拓元副総裁との会食に招かれていましたね。
あれは、定期的に開かれている同窓会にゲストで呼ばれただけです。私は小泉政権で、防衛庁長官として初入閣したので、ゲスト資格ありということで。
ほかに、亀井静香先生と武部勤先生がいらっしゃいました。直前に呼ばれたこともあって、私は1時間半も遅れて参加しましたから、みなさん出来上がっておられました。
ーー出馬要請があった、という報道もありました。
小泉先生から、こんなお話が出ましたよ。
「石破君、僕もね、3回めの選挙で総裁になったんだよ。1回目も2回目も惨敗して、もうやめようと思ってたんだ。家族もみんな反対するし、かっこ悪いし。だけど加藤紘一さんたちが『推薦人を集めたから出ろ』って言うんで、仕方なく3回目に出て当選したんだよ。石破君、総理になるには努力も才能も必要だ。だけど、運がなければなれないんだ」
このお話を、3回お聞きした気がします(笑)。
ーー決断を促されている、としか思えません。
そうでしょうか。メディアからも議員仲間からも、いろいろ言われますよ。
でも、私はいまさら党三役や大臣のポストが欲しいわけでも、もらって嬉しいわけでもない。自民党をどんな党にしたいか。そして日本をどうやって、インディペンデントでサステナブルな国にすればいいか。それだけを考えています。
ダイヤモンド・ライフ編集部
👉「何をやるために総理大臣になりたいのか」
「議員になるのも大臣になるのも、総理大臣になるのも手段であって、目的ではありません。自分の理想とする政治を実現するために内閣総理大臣という職があるのであって、“一度でいいから権力の頂点に立ってみたい”なぞと思ったことはありません。」
そんな石破氏の言葉…。
これを聞くと…
「あ〜 岸田首相は一度でいいから権力の頂点に立ってみたい」
そう思っていたのかなと思わされます…。
そして…
「歴代広島県出身首相の中で一番長く在籍する首相になりたい」
というようなところもあったのかなと…。
「自分の理想とする政治を実現するために内閣総理大臣があり大臣があり国会議員がある」
「それらは手段であり、決して目的ではない」
これを意識し、自覚し、それを実現・実行している国会議員がいったいどれほど居るというのでしょうか…。
その「手段」と「目的」が逆転してしまうと、先の兵庫県知事のように中身のないパワハラ体質へと変貌して行ってしまう可能性があるようです…。
「私はいまさら党三役や大臣のポストが欲しいわけでも、もらって嬉しいわけでもない。自民党をどんな党にしたいか。そして日本をどうやって、インディペンデントでサステナブルな国にすればいいか。それだけを考えています。」
そんな石破氏…。
そんな理想の政治やその中身を考えていて、「自分の選挙は自力でやるもの」だと自負する石破氏…。
そんな自分だから…
自民党内では敬遠されるのだと自己分析し自覚されています…。
そこが自民党内の特に若手議員から人気がない原因なのだと…。
なるほどそれで納得が行きました…。
そんな自民党で高市早苗氏が一番人気である理由が…。
自民党の特に若手国会議員にとっては…
「自分の選挙は自力でやるもの」ではなく…
「自分の選挙を助けてくれる人」が大事で…
つまりそれは…
「自分の身を守る事が一番大事」だということ…。
だから…
政治資金もたくさん必要だし、裏金も必要なんだと…。
つまるところは…
「自分ファースト」…。
自分が国会議員として生き残る事が一番大切だから、それに一番都合の良い人に自民と総裁になってもらいたいという事なのかもしれません…。
だからそれって…
世論・国民の声や望みに意見など全く関係ないところなんですね…。
そんなところから考えると…
この今回の自民党総裁選の行方と結果から…
その先の自民党というものも予測出来るかと思います…。
「高市早苗が選ばれれば自分ファースト」
「小泉進次郎が選ばれれば自民党ファースト」
「小林鷹之が選ばれれば自民党改革ファースト」
そして…
「石破茂が選ばれれば国民ファースト」
わたしにはそんなふうに見えてしまいます…。
そしてそこで…
自民党がどこまで変われるかという本気度が…。
また…
自分たち自民党や自民党議員の都合ではなく、国民の信頼回復とその日本国と国民の未来をちゃんと考えているかどうかが…。
「仕方なく3回目に出て当選した」
そんな小泉純一郎さんの言葉…。
でもそんな状況が…
今の石破氏の状況とかぶるのかもしれません…。
「一度は権力のトップに立ちたい」
そんな気持ちではなく…
「仕方なくたまたまトップに立ってしまった」
ほうが…
もしかしたらその後の政権に内閣が、より国民よりの国民のための政権・政治となって行くのかもしれません…。
そしてそれが…
やはり時代の流れとその時代が求める答えなのかもしれません…。
「手段」と「目的」…
そんな“動機”の違いが…
その後の結果の違いをもたらすのかもしれません…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
《イチオシ👉お薦め動画…》
【有名寺院が指し示すイエス・キリストの陵墓】
【邪馬台国オリオン座説】