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吉野敏明さんの新著「医療という嘘」⑤/3章ロックフェラー医学と失われていく大和魂③

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■前回のお話

続きものなので全体を通して読むと面白いですよ(^。^)

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①医大が受けるロックフェラーからの資金


ロックフェラーがあまり悪いイメージを持たれにくいのは、石油で大儲けをした資金の一部を様々な慈善事業(?)にまわしているからだ。

ロックフェラー財団がカバーしている分野は以下の通りだ。医療、医学教育、健康、人工科学、農業、自然科学、芸術、人文科学、社会科学、人文科学、国際関係。

中でもロックフェラーがもっとも力を注いだにが医療と医学教育。アメリカではハーバート大学を始めとする数多くの医学校へ多額の資金援助を行なっている。

ノーベル賞を受賞するのは資金援助を受けた者が多いが、それは同時に「ホメオパシー医療を捨て、石油原料の医薬品を使う」という規定をクリアする必要がある。薬物療法を中心としたアロパシー医療、医学に対してのみの支援でしかないのだ。


戦後の日本のGHQの占領政策により、ロックフェラー医薬独占体制下に置かれている。

戦後どころか、1916年の時に発足した「日米医学交通委員会」により、アメリカのアロパシー医学を日本に本格導入する手筈は整っていた。例としては、野口英世がロックフェラー医学研究所で研究に従事していたなどだ。

1920年代末から30年代にかけて、ロックフェラー財団かえあ生物学者が慶應義塾大学医学部や東北帝国大学理学部に派遣され、次々に日本の主要な大学にアロパシー医学=ロックフェラー医学が導入されていった。

つまり、大正時代からロックフェラー医学が浸透していたということだ。今でも薬漬け医療による対処療法は続いており、がんやアレルギーなどの自己免疫疾患が爆発的に増えたのがその証拠と言えるだろう。


②個の違いを無視した「疫学」と「公衆衛生」


ロックフェラー医学は「疫学」や「公衆衛生」という概念をうみだした。疫学の研究対象は伝染病だ。それゆえに、個人」ではなく、「集団」を対象として病気の発生原因や流行状態、予防などを研究する。公衆衛生も集団を対象とした衛生学だ。

疫学や公衆衛生という概念は、ワクチンと同じで個体(個人)差を無視しており、「ヒトは全員同じである」という一律主義の考え方からなっている。

ロックフェラー医学が主張する「人類は平等だから免疫力も平等である」…これは明らかに間違っている。免疫力は全く平等ではないのだ。


「疫学」という学問は、どのような場所・職業・人種に病気が多いかを調べ、その人たちが病気にならないために「公衆衛生」や「予防医学」を構築して、病気になる前に予防接種=ワクチンを打って平等にしてあげようというものだ…


そして精神面を含めた予防医学でも、児童精神医学を確立して、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥・多動性障害といった「発達障害」という分野の新しい病気を山ほど作り出した。未発達の子どもに対して、「平等化」を押しつけたのだ。


全ての考え方の根底には「人間はすべて平等であらねばならない」とする平等・人権思想がある。現在のLGBTもこの思想の延長線上にある。

平等思想は人道主義とみえるが、これは大きな落とし穴がある。戦後に占領軍、アメリカ政府やロックフェラーが持ち込んだ平等・人権思想は、共産思想に基づく極めて政治的な概念なのだ。

共産主義思想は、すべての資本を国民た共同で所有し、平等に分配するという建前で、国民はあらゆる面において平等だから資本家を打倒すれば階級も政府もなくなる筈だと主張するものだ。

この思想はカール・マルクスなどのユダヤ人によってもたらされたが、これを「民主主義」という名目で戦後日本へ持ち込んだのが、ルーズベルトを深淵とするアメリカ戦略情報局だ。

左翼思想基づいてアメリカ型の日本改造計画が行われ、それを仕掛けたのがマッカーサー率いるGHQだったのだ。


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