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yuki
2020年6月11日 06:27
次男の面会にも行かず様子も聞かない夫は相変わらずだったが、私はそれをよしとした。やれるだけをやると決めた自分の気持ちを貫き、夫にも優しく明るく過ごしていた。手放せないものがたくさんある時はしんどい。どうなってももういいや、成るようにしかならない、ただ物事が起こるだけと思えたらずいぶん楽な気がした。ある時夫と外食をした。食事が終わるころ夫が泣いた。夫は泣かないので泣くと悲しい。つら
2020年6月9日 05:53
鍵のかかったドアをいくつも開けてもらい次男と面会をした。あの頃どんなことを話しただろう。あれだけ反抗していた次男でも話す相手は私しかいなかった。テレビの話や新聞広告に載っていた本を差し入れして欲しいなどそんな話だった。次男はどんなことを考えていただろうと思う。なんとなく元気のない日もあった。辛いとも言わなかった。次男は自分の気持ちをあまり言葉にしなかった。小さな頃は誰よりも喜
2020年6月8日 06:02
1人暮らしを始めてすぐにまた次男は警察のお世話になり2度目の少年院へ。私は生まれて初めて通る道を運転し面会へ行く。次男が少年院に居る1年の間に何度この道を通るだろうと考えた。1本道をずーっと真っ直ぐに車を走らせる。少年院はいつも遠かった。1度目の少年院は短期だったが、今回のような長期の少年院は非行が進んだ子どもが多い。次男のことを棚に上げて、非行の進んだ子の影響を受けないで欲しい