ポイ活の良し悪し
大学に入って初めてポイ活なるものを知った。たしかテレビ番組で紹介されていたのを見たのがきっかけだと思う。少しの努力で少しずつお金をゲットできるというそれは、当時かなり金欠だった僕にはすごく魅力的に見えた。
放送後から手当たり次第にポイ活アプリを入れて毎日頑張ってポイントを集めるようになった。三日坊主な自分にしては随分と長い間続けることができて、向いてるかもしれないと上機嫌になったこともあった。
ただ結論から言うと、ポイ活ってそんなに甘いものじゃない。数ヶ月経ったら多くのポイ活アプリはやめるかアンインストールしてしまったし、当時ほどの熱意は今は持てていない。そんな中でもこれはやったほうがいい、これはそうでもない、というのを、100%主観にはなるがお話ししたい。
先に断っておきたいが、ポイ活を否定したいわけでは決してない。ちょっとしたことでポイント、つまりお金に相当するものがもらえる快感は他と代え難いものがあると思う。これを読んだ人が多少なりともポイ活に興味を持ってくれると嬉しい。
ポイ活を大きく3種類に分けてみる
ポイ活は獲得したポイントの使い道の範囲によって大きく3つに分けられると思っている。ちょっとわかりにくい違いかもしれないが、個人的にはこれが意外に大きな意味を持っていると思う。
①ポイントがそのアプリ内のアイテムにしか使えない
漫画アプリや各種ソシャゲのログインボーナスなんかがこれにあたると思う。漫画アプリのコインはそのアプリで漫画を読むことにしか使うことができないのが普通で、換金などは基本できないことになっている。ソシャゲも一部例外を除いてお金に変えることはできないだろう。
②アプリで貯めたポイントそのもので買い物ができる
dポイントアプリやFamipayアプリ、イオンモールアプリ、楽天ポイントアプリなどがこれにあたる。利用できる店舗は限られているがその店舗に行けばどんなものでも買うことができる。①よりも「お金」を貯めている感覚が強いような感じがする。
③貯めたポイントをお金に準ずるものに交換することで利用できるようになる
Powlなどアンケートに答えてポイントを手に入れるもの、トリマなど物理的な移動や歩数に応じてポイントがもらえるものなど多岐にわたる。貯めたポイントは基本そのまま使うことはできず、②で示したようなポイント類や現金 (銀行振込) などに交換できる。
どれがモチベーションを保って貯めやすそうか、少々考えてみてほしい。
個人的見解を下に記しておく。
続けやすいのはどれ?
どれが続けやすそうか、予想はついただろうか。
それでは僕の意見を一つ。
個人的には①→②→③の順に貯めやすいと思っている。これには明確に理由がある。
①はお金を貯めているというイメージが湧きにくいからこそ、現金換算でどれくらい貯まったかという思考に至りにくい。人間とは浅はかなもので、努力に見合った報酬が得られていないと感じるとやる気をなくしてしまうものだが、①の場合それが起こることがほとんどない。逆に貯まっていくポイントを眺めてその増え方に陶酔する。定期的に使っているならもちろん話は別だと思うが。
その点②や③は「毎日これだけ時間をかけているのに (あるいは欠かさず続けているのに)、これだけのお金しか貯まっていないのか」と、否定的に考えるようになりやすい。特に③に至っては、ポイントを換金するというフェーズが存在することでそれが一つの区切れ目になる。③に該当するあるポイ活アプリに「始めてから○ヶ月経ってようやく1,000円と交換できた。これだと1年頑張っても〇千円しか貯められないことになる。流石にケチすぎる」という旨のコメントがあった。否定的思考の典型と言えるだろう。
続けるには覚悟が必要です
というわけで個人的には①の類のポイントを貯めることをおすすめしたい。漫画に興味がない人も例えばmineo会員なら毎日ログインすることでギガがもらえるという制度があったりもする。それからLINEポイントも貯めやすい部類に入る気がする。最近LINE payなるものができて現金としての使用が可能になったが、それを使いさえしなければ楽しく貯め続けられると個人的には思う。
対してもし③をやろうと思うなら、人間は労力の対価を計算しようとしてしまう、ということを念頭に置いておいたほうがいい。何事も努力は肝心なので興味があるならまず始めてみるといいが、少しでもめんどくさいとか割に合わないと思ってしまう自分がいるなら早めに切ったほうがいい。
面倒なポイ活アプリに割く時間ほど無駄なものはないので。
これはある意味一番伝えたいことかもしれない。
一度きりの人生、悔いなく、楽しく。
それではこのへんで。
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