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「音楽前夜」・音楽の生まれる故郷

このnote「音楽前夜」について

改めて自己紹介をさせてください。
あるいは初めまして。
このnoteはutena music field の谷中が書いています。

このnote「音楽前夜」という名前。
これは
私が「音楽が生まれるところ・その瞬間」にずっと惹かれ続けてきて
その、いままさに音楽がうまれる、その前の故郷という感じでつけました。

私はこんなふうに考えています。

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音楽っていうのは、その鱗片は
自然の中にもあるし、物理的になっている音にもあるし
システムや、摂理、時間、空間、
人の喜びや、悲哀、痛みや叫びなんかも
そのパーツの一つ一つで、世界にはもうどこにでも偏在していて
それを人は生かして、動かして
何か、今までなかったものを編み出した。
いや、編み出し続けているそれ、が音楽で
人が感覚の手を伸ばして、時間をこね上げて作り上げていくもの。


例えば、
機械が奏でる音楽は、あれは
音楽のやっぱりちょっと何か足りないもので、
そう考えると、音程があってリズムがあってそれが楽器でなっていれば音楽なのかというと、なんかきっと大事なおおもとのパーツが足りていない。

それは、なにかというと
人の体験なんだと思っているのです。

その、人の感じるところ、人が自ら生み出す行為。
音楽の本当の素が生まれる場所はそこ。


世界に数多ある音楽のかけらを集約して
編み上げる場所。

だから、「音楽する」その実感から
音楽を学べる方法を模索してきました。

お膳立てのできている音楽に体験をそわせるのではなく
いま生まれてくる音楽を体験しながら
音楽と実感が並んで深まっていくような。

「こうやったら楽器が上手くなる」という目的ありきではなく
音楽を学ぶ途中でいろんな寄り道をしたり
その寄り道が実は、なにかの気づきのきっかけになったり
その音楽する道中を大切に生きられるような。
大事なのは、その生きている感触。
それが結果、演奏にも影響するだろうし、
また、音楽はわからない、と思っている人にも実感してもらえるはず。

少し大袈裟かもしれませんが、
人が枯渇すれば世界は荒んでいくだろうし、
人の心から泉のように湧き出す何かがあれば
それは世界をも潤していくだろう、と、
私はそんなふうに思うのです。

そして、実感から学ぶ、ということは
間違いなく、自分自身を学ぶ、ということにもつながります。
一人一人の音楽が豊かであれば、人類も豊かであるはず。

そういうのをひっくるめて、音楽を学ぶ方法として
utena music field では「音楽プロセス体験」と呼んでいます。
その音楽のプロセス、実感のプロセスを可視化する方法として
音楽の要素を動線で描いて捉える、ということをやっています。

子どもためのutena drawing

これはutena drawingと呼んでいて、
これを学びにさまざまな音楽に関する「問い」をもっている人たちが集まってきてあれこれやっているのが、うちのワークショップです。

大人のutena drawing


「音楽プロセス体験」にも「utena drawing」にも一応理論があって、それがないと上手く機能しないので、それを手渡していくのが私の役目なのかと思っています。

マガジン紹介

noteでは音楽に関することをあれこれと書いています。
音楽とはすぐにはつながらないかもしれないことも書いていますが、
どっかで繋がるはず。
noteの構造上マガジンを自分自身でも辿りづらいので、ここにまとめておきます。

音楽と人の間を満たすものについて

人たちのかけがえのないいとなみと連動する音楽のことを考えたい。 音楽学者ではないけれど、いえ、だからこそ見えてくる音楽があるはず。音のない音楽のことや、自然のなかの音楽のことなども。

u.d(音楽を描く)について

動線で音楽を伝え合えうutena drawing は、生徒とのやりとりに苦労したことからはじまりました。子どもたちにやってみる?というと大喜び。そして何より驚いたのはその効果でした。そこに至ったその源流はいろんなところにあります。そして、これからutena drawing はどんな道を辿っていくのか・・・

"音楽”を伝える音楽教室に

音楽教室は「音楽」をちゃんとその人の根っこに手渡せているのだろうか?掘り下げてきたのは、「人と音楽の出会う場所」。感覚、時間、空間、身体、教えるということ、まなぶということ。音楽教室のありかたについて、考え方と社会とのつながりと。

u.dを理解してもらうための理論

一部有料ですが、メンバーシップ会員は自由に閲覧ができます。
参加者さんの悩みや問いかけなどを頼りに、音楽体験を線を描くことで紐解いていくなか、その奥深さに私自身が驚いています。より良く理解し、何となく全体像がみえてくるように、と10の記事にまとめる予定です。utena drawing の背景にある「音楽プロセス体験」をより深く理解してもらうために「発展プログラム」というセットメニューがあり、そのテキストとしても作成しています。

u.dをちょっとやってみたい人に

とにかくやってみないとわからないutena drawing (音楽を描く)です。 u.dをつかった音楽プロセス体験がどんなふうにはじまるのか、ワークショップに行ったつもりでやってみることができる記事です。動画もたくさんありますので、画用紙と滑りの良いクーピーなどを用意してやってみて。メンバーシップやワークショップ参加を迷っているひとにもおすすめです。


音楽の背中・暮らしの中に(日記)

大人や子供がやってきて音楽をまなぶここutena music field での出来事と、日々のふりかえり、明日への希望などを。 音と音のあいだにある音楽と西洋音楽の仕組みへの敬意と、暮らしのあらゆる場所に偏在する音楽と。そして、私。

松野町ワンダーランド&にわにわにっき

除草剤や草抜き・草刈りが生きものの姿を変えていくのを目の当たりにしながら、でも、楽しく谷中のワンダーランド化している、実家の話です。松野町は実家の在処。そしてたまに音楽室前の庭の様子。

music

utena music field の暮らしの中でなっている音楽です。演奏は谷中。練習中の曲もあるし、メンバーシップで使う曲、子どものテキストに上げている曲など。

雑感と本

音楽プロセス体験につながる、読んできた本。 音楽とは直接関係のない雑感もここにまとめてあります。

音楽リテラシーワークブックの紹介

音楽と仲良くなりたい!そんな声に答えて、音楽の動的で重層的な世界を自分の感覚で体験しながら、音楽のタネをまくところ、その土壌である人の体感にフォーカスしたワークブックを作りました。対象は大人も子どもも。初心者も音楽教室の先生も演奏家も。だれでもゼロに立ち戻って音楽に触れてみませんか?

メンバーシップ

メンバーシップは現在三つのコースがあります。
楽しくコースは現在調整中、1月中旬より始動しますので2月以降の入会をおすすめします。

ホームページ

ホームページはこちら(noteを離れます)
オンライン入門講座や個人ワークについてはこちらをご覧ください。

音楽前夜2023

今までやってきたことをとつとつと続けていけたら、どこへ行きつくのでしょうか?自分でもわかりませんが、音楽プロセス体験をひたすら深めていけたら本望です。へえ、変わったこと考えてるのねって、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
年に数えるほどですが、仲間も増えてきています。
今年は、私としては今までの蓄積をまとめていきたい。中途半端に作ってきているテキストもいつか本にしていきたいと思っています。いただいたサポートはこの製本に使いたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!