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雑感と本

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音楽プロセス体験につながる、読んできた本。 音楽とは直接関係のない雑感もここにまとめてあります。
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記事一覧

味付けの的(まと)

火にかけた雑煮の汁の味見をして、ちょうどよいか、ちょっと薄いか、という感じで、なんだかち…

「線は、僕を描く」を読んで

線は、僕を描く。 この題を見つけたとき、私は即座に自分のワークのことを連想したと同時に、…

YouTubeとワークブックによる勉強会のお知らせ

教室用に作った音楽ワークブックを公開します。音楽のゼロ地点から、理解と体験を育む音楽ワー…

カザルスのほかに何がいりますか?

友人に連れられて小さな骨董屋をたずねた。 小さな店内に心地よく積み重ねられた食器や鋳物を…

雑草・雑木のなかのこみちは

雑草・雑木という呼び方は、いかにも雑なくくりやなあ、と思います。 雑という呼び名をかき分…

ホームページも庭

しばらくnoteの投稿が滞っていたのですが、ホームページのほうに手を入れています。 今使って…

自分のわからないを許せるかな

プライド、というものが 理解を妨げてる、という場面によく出くわします。 ああ、それはわかってる、と、人は言います。 言わなくっても、その人が心でそう思ったときに ああ、これはそういうことなんだろうな、というリアクションがあって もうそれ以上なにかが伝わっていかないことが 悲しいかな、それが通路を塞ぐ蓋になっててそこにぶつかって押し返してくる波のように戻ってきてわかる。 プライドはプライドとして、その反応に思わず壁を作ってしまうのは、その人ではなくて私のほうでした。 最近や

コロナを制する庭師

バイカウツギに潜んでいたアブラムシ今年もバイカウツギの葉っぱの中に、いくつか先がクシュク…

探しにゆこう。

世界が変わってしまったのではなくて、 隠されていたものが顕になってきているのかもしれない…

一人分の不安をだきしめて生きる

一人分の不安を抱きしめて生きる。 不安には形がない、足場がない、浮遊し始めると どこへく…

東京

東京、という街が好きです。 私は庭にうずくまって土をいじってるのが好きだし、うるさいのは…

藪椿

20年近くこの林に立つ椿のそばを通ってきたけれど、 花をつけたのを見たのはことしが初めて…

SHUMA STUDIOのこと2

埼玉県越生の山の麓にある SHUMA STUDIO。 まだ2月、コンクリートのひやっとした空間の中央…

不安について

こういうとき、メンタル弱い系の人のほうがむしろ心強く感じるのはわたしだけでしょうか。 普段から不安症を抱えている友人がこのところのいろいろで参っていないか心配になって連絡をとったら、とても元気そうで、いろいろ世の中に怒ってて、むしろ頼もしく助けられました。 そう、もしかしたら、不安に対する耐性というのが、あったりなかったりするのかもしれない、などと思います。もしかしたら、メンタル弱い系のひと(多分私も含めて)は不安、というものにすこしばかり耐性があるのかもしれません。不安