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探しにゆこう。

世界が変わってしまったのではなくて、
隠されていたものが顕になってきているのかもしれない。

ふっと、思い出した、秦基博の Dear Mr.Tomorrow の一節

時代は君の中で 少しづつ動き始めている
気付いてるかい、もう古いペンキは剥がれそうだ
答えは風に吹かれ きっと僕らを待っていた
誰に笑われたって 甘い戯言だって 謳ってよ 希望を今

そうして、 ペンキは剥げ落ちた、いつかの未来に、と思っていたのに。

何に従えばいい?
国策、世間、?
いや、良心でありたい。でも、その良心が2つに引き裂かれるようなそういう時代が突然に出現した、今。

心の密閉空間のなかに密かに息づいていた不安は今や、大手を振って、大通りを闊歩している。

人を傷つけるのは、憎しみではない、恐怖。
徒党を組んでいるのは、人ではなく、感情の波。

何を失い、
何を手放し、
何を残していくのか。

最小の一番手放してはいけないものは何か。

感情が剥げ落ちてできた瓦礫の山を踏み越えて

今、

それでも、パンドラの箱の底に残っていた、という希望があるなら、

その子を抱き上げるために、多分、他のすべてを手放さなければならない。

さよなら、私の飾りのついた衣装。
一つでいいのにたくさん持とうとしていた時計。

その、たった一つは、何?

もうすこし、もう少し目を凝らして、耳を澄ませて、
ゼロの場所に眠っている、その子を迎えにいこう。

それは感情よりも深いところで眠っているから。

探しに行こう。希望を。


愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!