「被害者」の証言をどう聞くか?(適宜加筆)
被害者あるいは何らかの被害者性を帯びた人の証言の場合、当該の体験を受け止めきれず記憶の欠落や抑圧があったり別様のストーリーに置き換えられたりしていることは珍しくないし、回復状況やその後に起こった変化などにより想起される記憶の内容や意味づけ、重みづけも変わってくる。
あるいは、別のことで非難されることや自分の落ち度を過度に責められることなどを恐れて、全ては話さなかったり改変を加えたりすることはあり得るし、それが無意識の防衛としてなされることもある。そしてどう話すかは本人の安心