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#生き方「男前のゴリラになりたくて」

尊敬する、

昭和ロマンnoterの

アークンの企画。

アークンの、

ムキムキマン時代の写真が見たくて、

締切10分前に仕上げました。

滑り込みセーフですかね。

お粗末な文章でごめんなさい。

それでは、

よろしくお願いします。



「失敗を体験できたから、

 ようやく本気で変われる機会を

 手に入れられたのよ」


初めて就職した、

障害者施設の、

施設長が言ってくれた言葉。

私はこの言葉で、

失敗した1年後に、

変わることができた。


その施設には、

1年に一度、

研究発表会という、

自分が決めて取り組んだ、

担当利用者への支援の成果を

全職員の前で発表する場があった。

年度はじめに、

施設長から、

発表者を決められる。

なぜか1年目に、

その機会が私に与えられた。


先輩達に教えてもらいながら、

年度終わりの発表に向けて、

準備を進めたが、

最後まで人に頼りっぱなしで、

自分の言葉ではない文章ばかり。

自分でも内容を理解しきれないまま、

当日の朝を迎えた。


研究発表会が始まる。

用意された前方のテーブルの前に立ち、

パイプ椅子に座る全職員の前で、

私は、

丸暗記した文章を話し始めた。

途中、

自分でも何を言っているのか、

わからなくなってしまい、

緊張で頭が真っ白になり、

用意していたことの半分も言えぬまま、

私の発表の時間が終わってしまった。

会場がシ〜ンとなり、

司会に促され、

席に戻った時のことを、

今でも鮮明に覚えている。


とにかく悔しくて、

帰りの電車で堪えきれず、

涙をこぼしてしまった。

少しの間、

仕事中も、

明るく振る舞えなかったように思う。



ある日の仕事帰りに、

施設長に呼び止められた。

そして私に話しかけてくれた。

「1年目のうりもさんに、

 辛い思いをさせてごめんね」

正直、私は驚いた。

自分の至らなさで、

施設長をがっかりさせたと思っていた。

準備を人任せにしていた私が、

自分で引き起こした結果なのに。

そしてその後、

私の肩をポンと叩きながら、

冒頭の言葉をくれた。



2年目。

研究発表者に自分から立候補した。

自分で取り組む内容を決め、

発表の原稿も自分でまとめ、

発表の練習もした。

そして当日。

自分の出番の時には、

時間がおしている関係で、

与えられた時間の半分で、

自分の発表をしなければならなくなった。

それでも、

落ち着いて、

内容を短縮しながら、

自分の言葉で、

発表をすることができた。


研究発表会の後、

施設長が歩み寄ってきて、

笑顔で、

私の肩をポンと叩き、

そして一言。

「今年は、

 会場が

 シ〜ンとならなかったね」


「それは言わないでくださいよ〜!」


ようやく私は、

いつものように、

笑顔で、

ツッコミを入れることができた。


<アークンの記事から抜粋>

さあさあ〜お立ち会い
寄ってらっしゃい♪
見てらっしゃい♪
早いもん勝ちだよ!
そこの美人なお姉さん

そちらのゴリラの中では男前
チャレンジしてみないかい⁉️
(↑この文章で参加を決めました)


しかし、

誰がゴリラやねんっ!!笑

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