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#人間関係 「後輩と私の折衷案」

「すいません、今日は予定があって‥」。

職場の後輩Bさんは、私の誘いを断った。

私は1人外へ出て、真夏の空を見上げる。

「もう、今日で何回目かな〜、

 断られるの〜」。

私のストーカーのような誘いに、

とうとう気を遣ってくれたのか、

業務終了直後に、

Bさんが私に話かけてきてくれた。

「僕、夜はご飯を食べないことにしていて、

 遅くても21時には就寝してるんです」。

それが誘いを断る理由だと言わんばかりの

会話の内容だった。

でも、

「彼女とこの前、夜の屋台で、

 なんとかかんとか、

 言ってたや〜〜んっ」。

心の中で思ったが、

伊達に歳はくっていない。

後輩の優しさだと捉えた。

でも、

Bさんが本当の理由を教えてくれたことで、

どうすればいいか、よくわかった。

だが、これで私が、

後輩と焼肉に行くことは事実上なくなった。

ヤキニクノユメ、ヤブレタリ。



世の中には色んな関係性がある。

属する場所にもその場所特有のものがあったり、

そもそも、人の考え方・捉え方・思いも違う。

上下関係、フラットな関係、師弟関係、

オリジナルな関係など、

それぞれ採用する関係性は自由だ。

だが、人との関係性を決めるのは、

自分1人だけではできないと思っている。


私個人としては、

「先輩からの誘いは断りにくい」

という考え方があるし、

Bさんの考えや思いをもっと知りたいと

思っている。

後輩Bさんは、私と同じではない。

だからといって、先輩をバカにしている
わけでもない(と思う 笑)。

自分の考えや生活スタイルを優先している。

プライベートな時間であるし、

もちろん問題はないし、

それが悪でもない。


私の考えと、Bさんの考えを混ぜ合わせ、

「職場の業務終了時に

 一緒に飲み物をのんで、

 たわいもない話をする」。

そんな形に着地したのだ。


折衷案。

私は、

人が誰かと関わりを持つと、

必ず、

自分だけの考えや思いだけが、

通ることはないと思っている。

どちらの意見や思いが、

どれぐらいの割合を占めるかは、

その関係性の中で決まる。

片側だけの考えや思いが、

一方的に通る関係性は、

いつか破綻するだけの、

脆い関係性だと思っている。


互いの考えや思いを混ぜ合わせるのが、

人と人とが関わる上で、

つながりを深める上で、

必要なことだと思っている。

だからまず、

自分の思いや考えをわかりやすく伝え、

相手の話を丁寧に聴き、

理解したり、

最低でも受け留めることはする。


自分の意見や思いと違っても、

それは、有ることだと捉えていて、

相手を否定する必要はない。

ただ、話し合った事柄についてのみ、

意見や思いが違ったということだけだ。

もちろん理解し合えるように、

諦めずに話す。

妥協点を見出す。

それでも着地できないこともある。

その場合は、

全てがダメになるのではなく、

その事柄だけが、

交渉不成立になっただけだと捉える。



折衷案をもとに、

両者が納得値を持って、

同じ方向を向いて楽しむ。

人との関わりは、

そういうものだと思っているし、

その関係を積み上げていくことが、

とても楽しいと思っている。

めんどくさいものではなく、

話し合って、

妥協しあって、

両者で折衷案を作る。

人との関係性の構築は、

そういうものなのだと思っている。

色んな人の思いや考え方に触れて、

良くも悪くも刺激を受けて、

自分が更新され、

自分ができあがっていくイメージだ。


だから、

ヤキニクノユメハアキラメマス‥😭。



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