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社員食堂

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社員食堂の運営で気付いたことや思ったことを綴ります
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2019年11月の記事一覧

量り売りコーナー

量り売りコーナー

新しく立ち上げを計画した食堂業者さんからの提案で、当時、斬新だったのは量り売りというものでした。

グラムデリと言ってましたが、ワンプレートに好きなものを好きなだけとって、グラム単価で精算するものです。

給食業者さんごとに設定金額は変わりますが、食堂コンペ時ではおよそ、1グラムあたり=1円〜1.2円でした。(出数と食材にもよりますが、現在はもう少々高いようです)

食材メニューはとても豊富で、ホ

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社員食堂アンケート

社員食堂アンケート

社員食堂アンケートは、ハガキ程度の大きさの用紙に記入してもらい、下膳口付近に用意されたボックスへの投函するのがよくあるものだと思います。

アンケート用紙には自由記入欄があり、その日、直前に食べたものの味付けや盛り付け、接客についてのご意見が多く書かれています。

味に関しては、濃い、薄いなどがよく書かれますが、なかには「塩分が強すぎて、このままではカラダを壊してしまいます」と書かれたものもありま

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食堂ホールレイアウト

食堂ホールレイアウト

社員食堂を見学に来ていただいた際に、よく説明をしていた食堂ホールレイアウトで工夫した特徴的な点は、次の三点でした。

一つ目は、社員食堂入口の混雑緩和のためのアイデアとして、サンプルメニューのところ滞留緩和を狙ったものでした。

サンプルメニューの台を大きな三段の楕円形ラウンド形状として、利用者はサンプル台の周りを回遊しながらメニューを選ぶようにしたものです。人の入れ替えがスムーズになり、滞留が少

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社員食堂のバックヤード

社員食堂のバックヤード

社員食堂を委託する従業員の方々の仕事場となる社食のバックヤードは、調理場、食事を提供するところのほか、食材倉庫や冷蔵庫、事務所や休憩所、従業員専用トイレなどがあげられます。

社員食堂の立ち上げにあたって、このあたりは、誰がどうやって決めてゆくものなのでしょうか。

厨房機器の配置と厨房内の動線食数やメニューのグレードが決まれば、厨房機器の種類や台数も試算できるので、食堂業者さんにお願いして厨房機

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社食のインフル・ノロ対策

社食のインフル・ノロ対策

何をさておき「食事の前には手洗い」の励行で、清潔にすることです。幼稚園や小学校に通っていた時を思い出して、食事の前は全員が手を洗ってくれるとありがたいのですが。

そして、世の中にも会社の中にもインフルエンザの感染が拡大し、蔓延した想定では、社員食堂内での対面食事を禁止する対策が必要になります。実行したことはありませんが、向かい合わせでの食事を避けて、一時的に食堂内の一部のイスを取り払うというもの

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食中毒への対応

食中毒への対応

社員食堂で中毒事故が発生すると大変です。私自身が担当した食堂で事故の経験はありませんが、委託先の業者さんから、他拠点の出店先食堂で発生したとの報告を受けることがあります。

発生日時、原因となる菌やウィルス、毒性などと、被害状況、保健所からの指示、その後の対応、再発防止まで、しっかりと報告を受けますが、食堂会社の本部の指示でクライアントに報告をすることになっているとのことです。

ここで、みんなが

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社内カフェ

社内カフェ

社内にカフェを設置するかどうかは、会社の立地環境や職種、あるいは規模によるところが大きいと思います。

私たちが新しい社員食堂の立ち上げを計画して、カフェを設置した事業所の立地は、都会からは少し離れた場所にあって、事業所の周りには飲食店や商店が非常に少ない環境でした。

事業所内の敷地も、打ち合わせ場所への移動だけで5分・10分かかってしまうような広さで、職種も研究開発や間接部門が集まっている事業

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カフェ利用状況と工夫

カフェ利用状況と工夫

それまで社内に売店はありましたが、カフェ専門店はなかったので、皆さんには楽しんでカフェを利用してもらっていました。

しかし一杯100円や200円ならまだしも、単価が300円や400円にもなる商品を毎日購入してしまう人がオープン当初には結構いたようです。

食堂利用の際の支払い方法が精算カードによる給与天引きだったため、同じ食堂業者さんの運営するカフェでも給与天引きがされるカード精算の仕組みでした

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サラダバー

サラダバー

社員食堂の要望には、他社の社員食堂で目にしたサラダバーやカフェの要望も多くありました。

これまでの社員食堂でもサラダコーナーを設けてお皿の上にセルフで好きなだけとってもらう、200円定額のサラダバーというものは、やっていただいていました。

新しい食堂を計画したときに食堂業者さんから出た新たな提案は、サラダ専門店を作りたいというものでした。

一皿350円、葉物の種類を選んで、トッピングやドレッ

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サンプルメニューの前で悩む社員

サンプルメニューの前で悩む社員

社員食堂のサンプルメニューの前で、

「今日は何を食べようかな」

「どれにしようかな」

と一人悩んだり、同僚と一緒に腕組みをして悩んでいる姿はよく見る光景です。

このお悩みには、実は二つのパターンがありました。

一つめは、特に食べたいものがないけど(食欲をそそられるものがないけど…)「どれにしよう」という悩みで、腕組みをしたまま、定番のラーメン、カレーや定食に向かっていったりします。

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小鉢よりもトッピング

小鉢よりもトッピング

社員食堂の利用の仕方は、職種によってだいぶ違ってくるようです。

工場や営業職の方が多い社員食堂では、小鉢よりもトッピングのほうが喜ばれる傾向があります。

間接部門の方々と違って、最前線で働く工場や営業の皆さんは食事の時間より、休息の時間を大切にしたいという声をよく聞きました。

1時間の休み時間があったら、食事の時間はなるべく短くして、しゃべる、寝る、ゲームする(?)、あるいはすぐに仕事に戻る

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サイドディッシュ

サイドディッシュ

サイドディッシュといってみたり、小鉢といっている会社もあります。

内容もお皿の大きさも、さまざまです。

付け合わせで食べたい小盛のグリーンサラダやポテトサラダ、オクラ、おひたし、お豆腐、納豆などは、よく並んでいるものではないでしょうか。

ある事業所の食堂での紹介になりますが、少しレベルを上げた小皿、小鉢が提供されていました。

中身はしっかりとした「おかず」です。

通常のお皿で提供するおか

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メニューを豊富に

メニューを豊富に

社員食堂の要望で一番多かったのが、豊富なメニューです。

特に、他社の社員食堂を見せてもらったときに、自社の社食になかったメニューは印象に残るようです。

例えば、カレー。

馴染みの野菜やチキンカレーとは違う、少し手間のかかったビーフカレー、グリーンカーテン、キーマーカレーが提供されていれば、うらやましく印象に残ります。

中華麺でもご当地名ラーメンが提供されていたり、パスタもペペロンチーノ、カ

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