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サラダバー

社員食堂の要望には、他社の社員食堂で目にしたサラダバーやカフェの要望も多くありました。

これまでの社員食堂でもサラダコーナーを設けてお皿の上にセルフで好きなだけとってもらう、200円定額のサラダバーというものは、やっていただいていました。

新しい食堂を計画したときに食堂業者さんから出た新たな提案は、サラダ専門店を作りたいというものでした。

一皿350円、葉物の種類を選んで、トッピングやドレッシングもお好みのものを選べるというもので、サラダのために多くの種類の食材(葉物)とトッピングを取り揃え、オーダーを受けて盛り付ける人件費もかけて、はたして採算がとれるのだろうかと少し心配になりましたが、食堂業者さんからの提案だったのでやっていただくことにしました。

オープン当初は、一日4〜5人の利用しかありませんでしたが、徐々に利用者も増えて、購入の列もできるようになっていきました。

観察してみると、食堂や売店に売っているパンや、持ち込んだお弁当と組み合わせて少しボリュームのある美味しいサラダをとる女性の姿は多く、食堂業者さんの目論見はどうやら当たったようです。

街中と違って会社の中では、質素で平等の感覚が身についているところ、自分好みのオリジナルなものに相応の対価を支払って利用する人がいることもわかりました。

しばらくすると、男性社員も高級サラダの列に並ぶようになっていました。

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