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社食のインフル・ノロ対策

何をさておき「食事の前には手洗い」の励行で、清潔にすることです。幼稚園や小学校に通っていた時を思い出して、食事の前は全員が手を洗ってくれるとありがたいのですが。

そして、世の中にも会社の中にもインフルエンザの感染が拡大し、蔓延した想定では、社員食堂内での対面食事を禁止する対策が必要になります。実行したことはありませんが、向かい合わせでの食事を避けて、一時的に食堂内の一部のイスを取り払うというものでした。

席数は半減し回転率も悪くなるので、食堂の開始時間を早めたり、何グループかに分けて時間差を設けた食堂運営も考えておこうということになり、総務と食堂業者さんで相談しながら、いざとなった時の基本的なシフトパターンは決めておきます。

こういった内容は、担当者が一人で決める必要はなく、組織としてあるいは会社として考えておくべきものです。といっても、社員食堂のことをわかっている人間は数少ないため、案を出していくのは担当者と総務メンバーになると思います。

想定される状況と対応策のシミュレーションを整理して、業務や事業・会社の経営に損害が出る前に、経営層含めて決断をしてもらう仕組みを作っておけば、担当者一人に責任が降りかかることもありません。有効な対策をみんなで考えて、少しでも影響が少なくなるように、想定して計画をたてておくことが大切になります。

話を戻して、次にノロウィルスの対策を考えます。ノロは食材をとおして感染を広めることが多いので、食堂業者さんだけに負担がいきがちですが、やはり食堂を利用する側もリスク回避の努力はするべきでしょう。

といっても、困ったことにノロウィルスはエタノール消毒では効果がほとんどないと言われています。かといって、ノロに効果のある塩素漂白剤で手を洗ってから食事をするわけにはいきません。

ひどい手荒れを起こしてしまう人が出てしまうのは避けなければなりません。

仕方なく考えたのが、利用者がトングを使ってセルフで食事を取るような、たとえばサラダバーや量り売りのコーナー、焼きたてパンなどでは、使い捨て手袋を着用してもらうというものでした。

少々不便ですが、皆さん協力的に手袋をつけて利用してくれました。が、それ以上に手を洗う人が増えたのには驚きでした。食堂の入り口にある手洗い場には列ができ、小学校の給食前の手洗い場のような光景になっていました。

どの対策でも、これを行えば万全というものはないのですが、会社として、総務として考えたことを、一つでも二つでも手を打っていくことが重要で、みんなの意識を変えることができると思います。

意識があがると社員からもアイデアや意見が出てくるようにもなります。

食事を作る人、食事をいただく人、みんなで、みんなのために対策していくようにしたいものです。

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