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2024年6月14日 家庭菜園の危機

「家庭菜園って思ったより簡単だな」と思った、愚かな自分に嫌気がさしています。
家庭菜園は、簡単ではありません…。
初心者のくせに、舐めて、調子にのってしまい、大変申し訳ありませんでした…。
農家の皆さん、そして家庭菜園ベテランの皆さんに心の底から謝りたい気分です。
家庭菜園…難しいです。

というのも、
家庭菜園のきゅうりは、最初の立派な一本が出来て以降、どうも調子がおかしいのです。
何となく、元気がありません。
その上、葉っぱに軽く斑点が入っていて、
葉が黄色っぽくなってしまいました。
いくつもついていた花が、萎んで、そこから、実として大きくなることがなく、枯れていってしまいます。
きゅうりになるはずの部分がひょろひょろと萎れていくのを見るのは、あまり楽しいものではないのです。
2週間ほど前までは、元気だったのに、
何かの病気にかかってしまったのでしょうか。
ネットで、いろいろ調べてみますが、いまいち、よくわかりません。
何だろうなぁ…。
きゅうりの先端部分は、比較的元気で、まだまだ、つるをのばし、どこかにしがみつこうとしています。
ということは、まだ完全に枯れてしまうわけではないのかもしれません。
しかし、クレソンはそうやっているうちに、カブラハバチの幼虫に食い荒らされ、
その葉を落としていったところ、すっかり枯れてしまったのです。
今ではほんのちょっぴりの葉が残っているだけです。
水をやるたびに、ため息がでます。
この、クレソン、購入した時は、葉がたっぷり生い茂る、とっても元気な苗だったのです。
葉っぱだけでなく、花も咲くくらいの苗だったのに、
もはや見る影もありません。
きゅうりも、そうならないとはかぎらない気がします。
花もつかなくなってきたのが気になります。

どうするのが良いのでしょう。
薬を買いに行った方がいいのかもしれません。
この土日に手入れをしておこうと思います。

なすの方は、ゆっくりと成長しています。
大きさはさほど変わっていないのですが、いくつかの花を咲かせています。
ナスの話はきゅうりのかわいらしい黄色い花と違って、紫です。
なかなか上品な色です。
ナスの皮の色を薄めたようでもあり、
夕暮れの空の端っこのようでもある、淡い紫色です。
ここから、実がなるのか、それとも、花で終わってしまうのか、まだわかりません。
苗自体は元気があるように見えます。

1番の大躍進は、トマトです。
上へ横へと枝が伸び、どの枝にもぽつぽつと黄色い花が咲いています。
トマトも、花は黄色いのです。
根元に近い枝には、6つほどの実が固まってなっています。
長く、青みがかった、緑色のままでした。
少し触れてみても、とても硬く、これが本当に熟していくのだろうか…と不安になるほどでした。
ところが、今朝から急にオレンジから、赤く色づき始めました。
このまま色づかないのかと考えていたので、ずいぶんホッとしました。
このまま、虫や鳥に食べられることなく、赤くなることを願っていますが、どうなりますことやら。

大葉とローズマリー、バジルは、元気に育っています。
特に大葉は、繁茂しています。
いくらか料理のためにちぎっても、しばらくすれば新しい葉が生えてきています。
どの葉も大きく育っても柔らかく、ちゃんと香りがあります。
大葉をたっぷり使えるのは、純粋にうれしいことです。
冷奴でも、お刺身でも、ちょっとしたお肉料理でも、炊き込みご飯の上にでも、刻んで載せるとグッと美味しくなります。
このまま、枯れずに、夏の終わりまで大葉が元気でいてほしいものです。

さて、ついこの間まで、元気で、主人公らしい伸びだったきゅうりでしたが、
あの明るく伸び伸びした様子はすっかりなくなってしまった気がします。
「前向きではつらつとしていたきゅうりは、
原因不明の体調不良に悩まされ始めていた。
しかし、成長しようという気持ちは強いものの、以前のようではない…。きゅうりは少しずつ不安を感じるようになる。
一方、これまできゅうりの親友で、比較的地味な存在だったなすはコツコツと成長し、少しずつ、力をつけて来ていた。
きゅうりはこれまでなすのことを純粋に「親友」と思っていたが、ナスの地道な成長に軽くショックを受けるようになる。
「そんなつもりはなかったが、自分はナスを格下に見ていたのかもしれない…」ときゅうりは自分の心の弱い部分に気づき始める。
そして、きゅうりのもう1人の親友、ライバルでもあるトマトの成長も著しくなってくる。
縦にも横にも健康的にのび、花を沢山つけるようになったトマトにもきゅうりは複雑な気持ちを抱くようになり、
きゅうりはますます追い込まれていく」
かなり昔の深夜アニメのシーズン中盤にありそうな、
病み展開になってしまいました。
このままいくと、バッドエンド、
もしくは上手くいっても
メリーバッドエンドの物語にしかならなさそうです。
どうにかして、この傾向を変えないと…。
トマトとなすを主人公に変えて、スピンオフ展開にするか、
きゅうりの手入れをして、
きゅうりが元気になればこの物語も少しはいい展開になるでしょうか。
家庭菜園は物語をつくることと同じで、まだまだ奥が深く、
精進が必要のようです。



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