奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は上智大学の哲学研究者である荻野弘之さんの『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』の一部分です
▪︎奴隷の哲学者エピクテトスから学ぶ楽しく生きる方法
①避けられないものを受け入れる
病気や事故、老化や死などは自分で避けられないものです
たとえどれだけ健康的な生活を送っていたりタバコを吸わなくても人間ドックを受けた時にガンになってしまう時はなってしまうモノです
だからこそエピクテトスは『自分次第で避けられないことは軽くみなさい』と言っているのです
どれだけ努力しても根本的には病気や事故、突然の死などの避けられないことを自覚しつつ自分でコントロールできない恐怖は軽く見ていきましょう
②他人の行動と評価を軽く見る
他人の行動と評価は自分自身ではコントロールできません
なのにも関わらず私たちは『他人をコントロールしたい』と望んでしまい、いつも自分の思い通りにならなくて悩み苦しんでいます
それよりも目を向けるべきなのは『自分次第でコントロールできること』です
つまり、自分が相手に接する態度や行動を重視していきましょう
③過去と未来を軽く見る
過去や未来も自分の努力次第ではコントロールできないものになります
不安を煽るようなニュースを見ては思い悩んでしまうこともあるかもしれませんが、どれだけ不安になったとしても未来は自分ではコントロール不可能です
自分自身でコントロールできることは現在であり、過去や未来ではなく今この瞬間を精一杯生きることが大切になります
④快楽を遠ざける
エピクテトスは人が幸せになるためには『快楽』を遠ざけるべきだと考えています
『快楽』の例としては、高級な食事やお酒、タバコや薬物、パチンコ、ギャンブル、自慰行為、ゲームなどが挙げられます
中毒になるような快楽は長い目で見て不幸になっていくので、エピクテトスは『快楽に飛びつくのではなく、あえて現在の小さな苦痛を選択しなさい』と言っています
⑤『失った』ではなく『返した』と解釈する
生きていれば誰でも多かれ少なかれ不幸を感じる瞬間はあります
不幸を感じた時にエピクテトスは『失ったではなく、返した』と考えなさいと言っています
そもそもエピクテトスは肉体も生まれた国も能力も体質も親も私たちが所有しているすべてのもの、つまり私たち自分次第ではコントロールできないものは神から与えらたものだと考えており、例え足が不自由になったり身内が亡くなったりしてもそれは失ったのではなく『神から一時的にレンタルしていたものを返した』と解釈していくべきです
一時的にレンタルしているものだという解釈を持つことで、一緒にいられる時間や健康でいられた時間をより大切にできるでしょう
▪︎【結論】自分次第でどうにもならないものは軽く見よう
エピクテトスは私たちの身に降りかかるものは『自分次第でコントロールできるもの』と『自分次第でコントロールできないもの』の2つに分けられると言っており、『自分次第でコントロールできないもの』にいつまでもクヨクヨ悩んで時間と気力を無駄に浪費してしまいます
つまり、『自分次第でコントロールできないもの』に対して軽く見て、その代わりに『自分次第でコントロールできるもの』には目を向けて励むべきです
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