人手不足対策や業務効率改善に役立つ。扉付きの配送ロボット「W3」の主な機能と強みをご紹介
こんにちは。ユニキャストでnote記事を書いている者です。
この度弊社にロボット「W3」がやってきました!せっかくですので、これから数回にわたってW3をご紹介する記事を書いていこうと思います。
第1回目の今回は、W3の主な機能と、どういった問題を解決するのに役立つかについて大まかにご説明します。ぜひご覧ください。
配送ロボット「W3」の主な機能
W3は中国のKEENON Robotics社が開発した配送ロボットです。KEENON Robotics社は60以上の国に進出し、同社が展開するロボットは現在全世界で33,000台以上も稼働しているそうです。W3はその中でも最新鋭のロボットです。
W3には、下の写真のように扉がついており、扉の内側には2段のスペースがあります。この上にものを載せて目的地を指定することで、W3はその場所まで自立走行することができます。障害物がある場合は自動的に検知し、障害物を避けて進みます。
配送のほか、移動ルートを記憶させ、一定の時間同じ場所を巡回する「クルーズ」も可能です。クルーズで映像や音声を流すことで宣伝につながります。 また、W3は人間を感知して移動しながら挨拶をしたり、来訪者を目的地まで案内したりといったこともできます。
「扉付き」の配送が特徴的なW3。扉があることのメリット
W3は内部にある仕切りによって、以下の図の例のように2~4つのスペースを調整することができます。大きいものを運ぶ際は仕切りを外したり、こまごまとしたものを多く運ぶ際は仕切りを付けて4つのスペースに区切ったりと、状況に合わせて自由に変更可能です。
上で区切ったスペースごとに目的地を指定して配送を行います。例えば、図1では「①はn号室、②はn番テーブル」のように設定できるということです。
配送中の扉は閉じており、目的地に到着した際も事前に指定された扉しか開きません。そのためプライバシーを保護できますし、受け取る人がものを取り間違えることもありません。
また、扉の中には空気を循環させて匂いがこもらないようにする機能がついており、食べ物を運ぶ際にも匂いが強く残らないようになっています。
人手不足対策や業務効率改善に。W3のソリューション
2022年11月の帝国データバンクの発表では、企業の人手不足が特に深刻な業界として、旅館・ホテル業と飲食業が挙げられています。さらに前年の同月と比較した時間外労働の増減について、「増加」とした企業は旅館・ホテル業が66.7%と最も高かったそうです。次いで飲食業でも40.6%と高い結果となりました。
W3はこのような課題を解決し得るロボットです。自動で配送を行うことができるため、人手不足の対策になりますし、人々はW3に配送を任せてその時間を別の業務に充てることができます。接客業であればお客様へのサービス、病院などでは患者のケアの向上に繋がりそうですね。
(実際に、病院で稼働する「Moxi」という配送ロボットが配送によって3,200時間以上をスタッフに還元し、スタッフは患者のケアに時間を使えるようになったという例があります。)
▲W3紹介動画 KEENON Robotics社YouTubeチャンネルより
配送ロボットの活用には、他にも以下のような効果があるのではないかと考えました。
・人と人の接触を減らし、感染症のリスクを下げる
・スタッフの負担を低減することで、離職を防止し採用の機会を増加させる
・ロボットの活用により先進的なイメージを獲得
・お客様の待ち時間短縮
・お客様(特にお子様など)に楽しんでいただける
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