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【Otasuketaiが行く!#004】Whateverさんの8階建て複合型オフィスに行く!

【Otasuketaiが行く!】では、ユニバ株式会社のOtasuketai(オタスケタイ)チームがさまざまな場所に出向いて、発見したものや訪問先の方々と交流する様子をお届けします。

Otasuketaiをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事WEBをご覧くださいネ!

Otasuketaiどこに行く?

今回は東京・乃木坂に構えるWhatever(ワットエバー)さんのオフィスに行ってきました。
Whateverさんのオフィスは、自社が運営に参加する8階建のコワーキングビルの一角にあります。70%がリモートワークで稼働する中、オフィスを維持し続ける理由や、オフィスに対してのこだわりについてインタビューさせていただきました!


参加メンバー

今回は、Whateverから代表の富永さんとグランドコントロール(総務/PR)を担当される小野さん、エンジニアの登山さんにご案内していただきました。

OtasuketaiとWhateverの参加メンバー

参加メンバーの簡単なプロフィール

Otasuketaiメンバー
Kiriko
:PRやOtasukeを担当。ビーバーのダム作り動画にハマっている。
Saori:オフィス環境・労務を担当。毎日エゴマ油を摂取し始めて、肌の調子が良くなっている。
Yutarou:サークルレップ、経理を担当。最近毎日Chatgptと喧嘩している。


Whateverのみなさま
富永さん
:Whateverの代表取締役。
小野さん:Ground Controlで総務や広報を担当。
登山さん:インタラクションエンジニアとして開発に携わる。

オフィス見学に伺ったきっかけ

ユニバでは、現在のオフィスが2024年3月で建て壊しになることをきっかけに、新たなオフィスのあり方を模索し始めました。その中で、Whateverさんのオフィスがシェアオフィスでもあり、共同ラボもあり、ギャラリーも兼ね備えている理想的なオフィスだということを知りました。
今回、実際にどのようにオフィスを使用されているか、どんな空間なのかを見学させていただきたいと依頼したところ、快諾していただきました。
Whateverのみなさま、ありがとうございます!

Whatever公式HPより引用

Whateverってどんな会社?

Whateverは、ブランディングから、TVCM、テレビ番組、プロダクト、新事業開発まで、ジャンルを超えて様々な領域で企画・開発を手がけるクリエイティブチームです。

Whatever ではクライアントや社会の課題を解決するために、その名の通り、なんでもつくります。グローバルブランドのビジョン開発から、広告、テレビ番組、プロダクトに、お店まで。「考えて作れる」チームを活かし、メディアやジャンルといった枠組みを飛び越えて誰も見たことがないような体験の、企画から開発・実装まで行っています。

Whatever公式HPより


オフィスや場所づくりの捉え方

ーWhateverのオフィスって?

Whatever(ワットエバー)のオフィスは、様々なクリエイターを集めた8階建てのコワーキングビル"WHEREVER"(ウェアエバー)の一角にあります。
乃木坂の一等地に構えるこのコワーキングビルは、WTFCとWhateverが共同で立ち上げ、ビル全体の内装デザイン、看板サインのデザインをWhateverが施し、運営されています。
コワーキングスペース、ファブスペース、ギャラリー、キッチン、イベントスペース、ショップが併設され、制作拠点であると共に、様々なクリエイティブスタッフが出入りし、共創し合える場として機能しています。

WHEREVERは様々なクリエイターが出入りできるコワーキングビルで、
Whateverは7階にオフィスを構えています


コワーキングスペースを取り入れたオフィスに期待すること、これまでの歩み

富永さん:Whateverの前身となるdot by dotという会社を営んでいた頃、オフィスが手狭だなと感じるようになったタイミングで、周囲でも独立する人が増えてきて。
「同じ悩みを抱える人達が、会社の枠を超えて集まれる場所があったら楽しいだろう。」と思い、最初のコワーキングスペースを作りました。
そこが渋谷のOn the corner(移転)があったビル2階の広いワンフロアで、東京ピストル(現・BAKERU)の草彅洋平さんと2社でフロアを借りて、HOLSTERというシェアオフィスを始めました。
 最初はdot by dotと東京ピストルのみだったのですが、ブルーパドルやフリーランスのクリエイター仲間がどんどん集まって、最終的には60人ぐらいが入居するコワーキングスペースになっていました。
僕の考えではオフィスとは、作る場所・創造の源なのですが、「作ったものを発表する場所にしたい」という思いもあり、併設するギャラリーでは、アートやファッションなどの展示会やバザー、月1で外部ゲストを呼んで『月刊スナック』というイベントをやったり。みんなで作ったものを見せられる場所であったり、遊び場として機能してほしいという思いがありました。 


 「会社に行くのは面倒くさいな。でも、この場所に行けば面白い人が働いている。だから、どんどん面白い人が集まってくる」という発想を元に出社のモチベーションも維持できるのではないかなと考えたわけです。

僕らはこういったものを『Creative Commune(クリエイティブコミューン)』と呼んでいます。
 
 「シェアオフィスを設ける」というのは現在、弊社が重要視しているポイントのひとつです。僕は『コミュニティを作りたい』と日頃から言っていて、クリエイター同士の緩やかなネットワークを構築するために継続している試みなんです。


他にないものを生み出そう

富永さん:HOLSTERではそんな楽しい5年間を過ごしていたのですが、最終的には渋谷の再開発の波に襲われビルが取り壊しになり、新拠点を探し始めました。
当時はコロナ前で世界中を旅するクリエイターが多く、デジタルなノマド市場が活性化していて、日本でもシェアオフィスが注目されていた時期だったので「新たな拠点を渋谷に作ろう!」と思い、WHEREVER Shibuyaという2000平米くらいのコワーキングスペースを計画していました。
他のコワーキングスペースとの差別化を図るため、これまでのシェアオフィスとは全く違う物を生み出そうと、当時僕らが考えていたのがベッドアンドワークという思想。いろんな旅するクリエイターやアーティストがレジデンスとして住める空間です。1週間とか3ヶ月とか一時的に滞在しながら、地域の人たちと一緒に仕事できる空間を作れないかなと画策していました。
 ホテル兼オフィスのようなイメージで、公園やリビング、仮眠スペースや礼拝スペースなど、多目的に色んなことができる場所を構想していました。
 しかし最終的には、渋谷区の入札で負けてしまい実現には至りませんでした。


コワーキングビルWHEREVERのはじまり

富永さん:その後めぐり合ったのが、現在運営しているコワーキングビル「WHEREVER」です。
元々は宝石店で、当初は外壁も内装も赤く、パルテノン神殿のようでした。六本木は地域的にも美術館が多くて芸術的な価値を重視した街だったことも大きく、ここに新たな風を吹かせたいと思ったんです。
弊社には建築家が所属しているので、内装などのデザインは外注せずに、社内のメンバー(うち1人が建築学部卒)を中心に設計していきました。

8階建てのビルなので、コミュニケーションがフロアごとに分断されてしまうことが一番の課題でした。仕事をする上で偶然性ってすごく大事なんですよ。作業を隣でやっていたり、挨拶がてら雑談をしたり、HOLSTERは広いワンフロアだったからこそコミュニケーションが偶発的に起きていたのですがフロアが違うとお互いの仕事が一気に見えなくなるんです。
なので、できるだけ他のフロアを行き来するような設計にしたく、フロア毎にコンセプトを変えたり、2階にキッチンを作ったりと工夫しました。

2階にあるキッチンスペース

2階のラウンジでは、クライアントとの打ち合わせ後に料理を振る舞ったり、社内のメンバーでご飯を食べたりしています。
違うフロアのメンバーが開催するパーティに呼ばれることも多々
あります。

また、1階は誰でも足を運べるスペースとして、未来の日用品店というコンセプトの元、サステナブルなプロダクトやFemtechグッズなどを販売する「New Stand Tokyo」というショップ/ギャラリーを運営しています。ここは、自社プロダクトやWHEREVERに入居するメンバーが作っているプロダクトを発表/販売できる場としても機能しています。

1階にあるNY 発の未来の日用品店『New Stand Tokyo


自分達で企画/制作して更に発表ができる場は、シェアオフィスに入居しているメンバーにとっても魅力的だし、入居していない仲の良いクリエイターにもギャラリーを解放したりと、そこで新しいコミュニケーションが生まれるんです。その機能を持っているのが2階や1階。WHEREVERで魅力に感じる部分の一つだと思います。

屋上にも広いスペースがあるので、晴れた日にはバーベキューやイベントをやったりしています。

見学に伺った際はメンテナンス中だったが、広く見晴らしの良い屋上
屋上にある喫煙スペースのサインもかわいい


乃木坂に移転して良かったこと

富永さん:渋谷の時とは文化圏が様変わりしましたね。最近はビルのお披露目を兼ねて、ビルまるまる一棟を使った展示イベント『六本木なんでもデイ』を開催しました。
―なんでもデイは六本木アートナイトの参加プログラムとして開催したのですが、こういう企画をミッドタウンやアート文脈で活動している人達と一緒に連携して開催できるというのは渋谷にはない面白さだと思いますね。 

(コワーキングビル「WHEREVER(東京・六本木)」をキャンバスとした巨大なデジタルアート作品を、ARで体験できるアートギャラリー「MoAR – Museum of AR」。六本木アートナイト2022の参加ギャラリープログラム「六本木なんでもデイ」でお披露目された。


リモートワーク渦でオフィスを持つということ

ー2023年2月現在、どのくらいの人数がWHEREVERに入居していますか?

全体で90名弱が入居していて、60%くらいがコロナ渦でリモートワークに切り替えています。Whatever単体で言うと約70%くらいがリモートワーク、約30%が固定席を持っていて常にオフィスにいます。

今はコロナ禍で枯渇した対面でのコミュニケーションを活性化させるために様々な施策を始めています。金曜日に皆で集まってランチ会をしたり、外部のクリエイターさんを呼んでお仕事共有会をしたり、社内イベントをたくさん企画して、週1回は出社してもらえるような仕組みを取り入れています。

集中したいときに使用できる一人用のテレカンスペースも。
使用時はこちらのサインが点灯する。
固定デスクの他にもフリーデスクが多数用意されている。
会議室は利用可能人数、サイズにあわせてXS/S/M/Lの名称で分けられている


見学を終えて

Whateverのみなさん、お忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました!
フルリモートで稼働するユニバで最近足りないと感じ始めていた「偶然性」について、あらためて考えるきっかけになるインタビューとなりました。
「ここに来たら誰かが面白いことをやっているから来てみよう」と思える空間だということを実際に足を運んで実感しました。
社内でのコミュニケーションを活発に行う取り組みや、空間の設計は今後のユニバのオフィス作りの参考にさせていただきたいです。


WhateverさんのWEBサイトはこちらをご覧ください♪

Whateverさんが運営されるコワーキングスペースWHEEREVERさんについてはこちらです!



次回、Otasuketaiはどこに行く?
お楽しみに・・・・♡

これまでの「Otasuketaiが行く!」はこちらのマガジンにまとめています!
Check it out!!!

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