見出し画像

比較はしないで|楽しいかどうかを判断基準に


自分のありのままを受け入れて、尊敬してあげてほしい

稚魚と成魚はどちらも素晴らしい

この文章を読んでくれている人には、あなたがとっても素晴らしい人で、素敵な人で、尊敬に足る人なんだということを知ってほしいんです。今から、そう思えるように言葉を届けます。

サケの赤ちゃんと、サケの大人を思い浮かべてみてください。赤ちゃんと大人、どちらの方が優れていますか?稚魚はちっちゃくて、成魚はおっきい体です。稚魚はまだ力が弱くて、成魚はもうひとりで生きていくことができます。

では、サケは大人である成魚のほうが優れているのでしょうか?

そんなことないですよね。サケの稚魚は、今からいっぱいご飯を食べて、いくつもの危機を乗り越えて、どんどん成長していく。そして、大人のサケになっていく道を辿っていくんですよね。そこに、大人だから優れているとか、子供だから劣っているとかはないんです。

大人になる可能性を秘めた、サケの稚魚はとても将来が明るいですよね。サケの成魚は、頑張って生きてきた結果、大人として凛と振る舞っていますよね。なので、稚魚は稚魚で素晴らしいんです。成魚は成魚で素晴らしいんです。サケの子供と、サケの大人はそれぞれぜんぜん違う別々な存在で、どちらもそれとして素晴らしい存在なんです。

種と木はどちらが優れてる?

では、木を思い浮かべてみましょう。幹が太くて、立派な木です。強くて、風が吹いても動じない体を持ってる。

種を思い浮かべてみましょう。種は、風に吹かれたらぴゅーっと飛んでいってしまいます。ですが、一度地に定着して根を張ると、一気に栄養を吸収して成長していこうと下へ、上へと体を伸ばしていきます。そして、長い年月をかけて大きな体へ成長していくんです。そんな可能性を秘めています。

種と木はどちらの方が優れていますか?

もう分かりますよね、種も木も、それぞれ違います。種は種で、木は木。それはそれとして、種は種として完ぺきなんです。木は木として完ぺきなんです。

今のあなたは今のあなたとして完ぺきで、素晴らしいんです。

タラとマグロはどちらも素晴らしい

では次に、タラとマグロについて考えてみたいと思います。

タラって鍋に入れたり、ムニエルにしたりしても美味しいですよね。マグロは、刺し身やお寿司とか、フライとか、すごい美味しいですよね。タラもマグロもとても体は大きいですね。

では、タラとマグロはどちらのほうが素晴らしいですかね?

やっぱり、タラはタラで素晴らしいし、マグロはマグロで素晴らしいですよね。それぞれ全然違う魚だし、優れているところが違います。比べるほうが間違っているんです。

タラはタラとして完ぺきだし、マグロはマグロとして完ぺきなんです。あなたはあなたとして完ぺきだし、あの人はあの人として完ぺきなんです。

海と川はどちらが優れてる?

海と川はどっちの方が好きですか?私は、海ではテンション上がるし、川では清々しい気持ちになります。

海には海の魚が泳いでいて、川では川の魚が泳いでる。
海には海の役割があって、川には川の役割がある。

やっぱり、どっちが優れてるとかじゃなくて、川は川で素晴らしくて、海は海として素晴らしい。海は海として完ぺきだし、川は川として完ぺきです。海にできることと、川にできることは違います。あなたにできることと、他の人ができることもぜんぜん異なるものになってくるんです。

他の誰でもないあなたは、今のあなたとして素晴らしい

だから、他の誰とも違う、昔の自分とも将来の自分とも違う、今のあなたは今のあなたとして素晴らしいんです。サケとサケの稚魚がどちらも完ぺきで、木と木の種がどちらも完ぺきで、タラとマグロがどちらも完ぺきで、海と川がどちらも完ぺきであるように、今のあなたは今のあなたとして完ぺきなはずです。

昔どんなことがありましたか?つらいこととか、失敗したこと、後悔していること、嬉しかったこと、楽しかったこと、頑張ったこと。。

昔、そんな風に色々なことがあったと思いますが、その頃のあなたはその頃のあなたとして素晴らしかった。その頃と比べて、今の自分はどんな風に生きてるでしょうか?

今の自分って、昔の自分とはちょっと違いますよね。今の自分にできることと、昔の自分にできることも違うはず。今の自分がやっていることと昔の自分がやっていることも少し違うし、比べるほうが間違ってる。

近所のAくんはAくんとして自分を発揮しているので、素晴らしい。私は私として存分に私なので、私として完ぺき。そんな心づもりでいてほしいんです。

今の自分は可能性を秘めた稚魚

稚魚はたくさん耐えて、食べて、泳いで、成長していく。種は可能性の芽を開いていく。あなたも同じように、もっともっと大きくなっていく可能性を秘めているということです。

今の自分は欠陥品なんかじゃない、成長していく稚魚なんだ

木は完ぺきで、種は欠陥品と言うことができますか?いいえ、言えません。欠陥品なんじゃなくて、今ここにいるだけ。これから時間が経って、進んでいくだけです。

人生のどの瞬間を切り取ったって、あなたは完ぺきな人

10歳のあなたも、15歳のあなたも、20歳のあなたも、25歳のあなたも、30歳のあなたも、40歳のあなたも、50歳のあなたも、80歳のあなただって、どの瞬間のあなたもそのタイミングで素晴らしく完ぺきなんです。

このような考え方で、「自」分を「尊」敬してあげる「心」の在り方、つまり自尊心を保っていくことができます。

あなたにとっての幸せ

人生を充実させて、幸せを感じるのはカンタン

あなたがあなたとして幸せになるためには、充実した人生を送って、生活に満足することが大事です。そのために、色々なことから幸せを感じてほしいんです。周りを見渡すと、そこらじゅうに幸せが落ちているはずです。

好きな食べ物、いっぱい寝る、軽く運動をする、ちょっと楽しくなって笑顔になる、誰かと些細な会話をする、自分の好きなこととか趣味をする、好きなモノを買う、片付けたかったことを終わらせられた、何かを達成できた、人にありがとうと言えた、ちょっとした親切をすることができた、時間を忘れて無我夢中で何かに取り組む、行ってみたかったところに行ってみる、ちょっとした体験で充実感を得る、予想外の嬉しいことがあってドキドキ嬉しい気持ちになる、、などなど。

私たちは、身の回りの些細なことに全然気づいていません。だから、だからこそ、私たちは今この瞬間幸せなんです。幸せに気づいたら、それでもう幸せなんです。

あなたにとって、何がしあわせ?

幸せだと思える要素が何かあったら、人の気持ちは救われます。だから、見つけてみてください。周りを見渡して、自分が何を幸せに思えるか考えてみてください。分かったら、めいっぱい自分の幸せを大事にしてあげてください。そして、自分が何を幸せだと思うのか、研究を重ねてください。何の食べ物が食べたいか、それを食べて、長期的に見て自分の身体は喜んでくれるのか。

自分の幸せオタクになるんです。生活する日々に幸せな充実感を作り出すことで、自分の人生に大きな寄与をしていきます。

今この瞬間幸せになる

今日を振り返って、今日あった良いことを3つ挙げてみてください(Three good things)。幸せというのは、自分の捉え方。それに気づいていなかったら、自分が幸せであることに気づけない。だからこそ、今この瞬間幸せになることができるんです。

今、不安に思っていることはなんですか?紙に書き出してみてください。今日あった良いことはなんですか?3つ挙げてみてください。そして、不安な自分と幸せな自分を見ることができたら、不安なことがなんなのか分かっていたら、それはもうよくわからない不安ではありません。分かっている不安です。

自分のポジティブな気持ちとネガティブな気持ちに気づきましょう。不安が一方にあって、そして幸せでもあるんだということに気づくんです。

以下は、自分のさらなる充実感を目指すための自分探しワークです。

あなたは何が好きで、何が大事?

好きなことはありますか?好きなものはありますか?

興味のあることはありますか?時間を使ってきたものはありますか?

大事なことはありますか?大事にしたい人はいますか?

「自分にとって」仕事が大事ですか?遊びに行くのが大事ですか?家庭が大事ですか?

お買い物が大事ですか?お金を貯めるのが大事ですか?

勉強をするのが大事ですか?趣味をするのが大事ですか?

友達付き合いが大事ですか?大勢で居るのが好きですか?何人かで居るのが好きですか?一人で居るのが好きですか?自分の時間が大事ですか?

それでは、自分の好きなことや興味のあることをどれだけできていますか?大事なことを、大事にできていますか?大事なことを優先できていますか?

自分は今どんな風に生きたいですか?

あなたを待ってるのは、きっと楽しい毎日

あなたは今、すでに幸せを感じることができます。自分が幸せだと思うことをより意識していくことで、もっと幸せになることができます。

もっとも大事なのは、今ある幸せに気づくこと。自分を、他でもない自分として認めてあげて、素晴らしいと尊敬してあげること。そして、より幸せになるための行動を繰り返していくこと。

あなたを待っているのは、きっと楽しい毎日です。絶対に明日は今日よりも良くなって、明後日は明日よりも良くなる。1年後は今よりも良くなっているし、10年後は1年後よりも良くなってる。未来を信じて、ただただ行動していきましょう。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,791件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?