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煮るよ。※2022年よりはてなブログに引っ越ししました→https://niruyo.hatenablog.com/

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煮るよ

いちご、すもも、あんず、いちじく、ブルーベリー、桃、りんご、ルバーブ、洋梨、キウイ、きんかん、レモン、夏みかん… 次から次へと通り過ぎていく旬をつかまえて、その鮮やかな香りと色、それからたっぷりの風味を、砂糖と一緒に小さなガラス瓶に閉じ込める。 流れる時に抗うために。 暗い季節を彩るために。 今日の自分を忘れないために。 煮るよ!

    • 2020.12.31 りんご&ライムジャム(シナノゴールド)

      立派な長野産シナノゴールドを5kgいただきました。 めちゃくちゃ美味しい。 めちゃくちゃ美味しいんだけど、5kgっていうと箱に16個ほど入ってて、まあ食べられるんだけど時間経つとボケてしまってそれももったいないので、少しお隣さんにお裾分けしたりで減らしつつ、それでもそろそろ使い切りたいというタイミングで煮ることにした。 加工向き品種以外はあまり煮ないのだけど、それは加工に向かないというか、加工せずに食べた方が美味しいと思うからだ。シナノゴールドなんか特に甘味も香りも食感

      • 2020.12.17 柿ジャム

        柿ジャム、ふつうに美味しいし、ヨーグルトとの相性が異様に良く、毎年作りたいラインナップではある。 しかしなんかいまいち、こだわりどころが掴めないというか、何が正解かわからないというか、そんな感じでふわふわと作ってる。 ものの本にはレシピも載ってるのだけど、実際のところ「人が作った柿ジャムを食べたことがない」というのが大きい。いや、売ってるところには売ってるので、買って食べてみればよいのだけど、しかしまあ、正直なところそこまでのモチベーションがない。柿とか、ほんとは生で食べ

        • 2020.12.12 ネーブルオレンジマーマレード

          マーマレードがどうのこうの言い続けていながら、意外と触れたことが無かったオレンジ。 ていうか「マーマレード」といえば「オレンジマーマレード」では?各メーカの商品ラインナップにもオレンジマーマレード。むしろ他の柑橘のマーマレードを目にすることの方が少ないかもしれない。 一方、手作りジャム界隈では案外「オレンジマーマレード」は見かけない。あるにはあるが、他の柑橘に比べると少ない。例えば第1回マーマレードアワードの受賞一覧(https://marmalade-festival.

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          2020.12.01 ゆずマーマレード

          今年もやってまいりました、ジャム界隈の12月はゆず祭り。 ゆずはとにかく安く手に入る、なんならタダで手に入ったりする柑橘として、普段ジャムをやらない人も煮たりして、盛り上がりを感じられて良いですね。 「高級なゆず」というのはあって、お取り寄せもできるけど、あえてその辺のスーパーで3個100円で買うのもまた一興。 基本的には皮を刻んで砂糖入れて煮れば食べられるものになる。ゆずの皮は柔らかいので、それほど薄く刻む必要もなければ、長時間煮る必要もない。この手軽さこそ、ゆずの生

          2020.12.01 ゆずマーマレード

          2020.11.15/2020.11.23 ライム&ラフランスマーマレード

          なんとなーく、ラフランスにライムを入れたらいい感じになるんじゃないか?と妄想して、ほんとにやってみた。 洋梨にはレモンが合わないなと思っていて、それはレモンの風味が洋梨の香りを邪魔してさらに臭みだけを際立たせるみたいな効果を発揮するからなんだけど、ライムならもともと臭い(失礼)ので案外合うのでは?という発想。 あと、バートレットがきれいな白いジャムに仕上がって嬉しくて、これに緑の皮が浮いてたらかわいいのでは?という思いつきもあったり、ていうかその時点ではかぼすでやろうかな

          2020.11.15/2020.11.23 ライム&ラフランスマーマレード

          2020.10.31/2020.11.08 レモン&キウイマーマレード

          次回のダルメイン世界マーマレードアワード日本大会は、もう動き出している。 出品期間は2021年2月15日〜3月31日なので別に急ぐ必要はなさそうなものだが、柑橘にだって旬がある。年が明けてから準備をはじめるようでは、種類によっては手遅れになるかもしれない。 今度のマーマレードアワードでは、少なくとも前回空振りに終わった2つ、キウイ&レモンと、夏みかんは出品するつもりだ。 で、キウイといえば先日のコレ。 緑色に仕上げるため銅フライパンを使ってなんとかしようという企み。マ

          2020.10.31/2020.11.08 レモン&キウイマーマレード

          2020.10.24 かりんジュレ

          かりんといえば、近所のちょっとしたお宅の玄関先に「ご自由お持ちください」って置いてあるやつですね。ていうか売ってるのほとんど見たことない。 毎年気にしつつも、じつはやったことなかった。しかし今年は妻がご自由に持ってきてしまったので、覚悟を決めた。 レシピは手持ちの本に無かったのでネットの言う通りに。調べると、刻んだ果肉を含む普通っぽいジャムと、濾過して煮詰めた透明なジュレがある。せっかくなので見た目美しいジュレを作る。果肉は食感が好みじゃなさそうな気がするし。 とりあえ

          2020.10.24 かりんジュレ

          2020.10.18/2020.10.23 洋梨ジャム(バートレット)

          洋梨はラフランスとルレクチェしかやったことがないし、それ以外の品種に手を出す必要性も感じていなかった。 いや、要不要というよりは、新しい材料で新しいことを考えるのが面倒だったと言ったほうが正確か。洋梨ならみんなおんなじちゃうん?と思われるだろうが、おんなじかも知れないしぜんぜん違うかもしれないんだなこれが。だいいち、ラフランスとルレクチェだってぜんぜん違うんである。 というわけで、洋梨の他の品種が出ててもあまり気にせずに、というか気にしないようにしてきたのだけど、バートレ

          2020.10.18/2020.10.23 洋梨ジャム(バートレット)

          2020.10.10 つぶあん

          本年の新豆をお迎えしたので心おきなく旧豆を煮る。 天候不順で北海道の小豆がかなり壊滅的な打撃を受けなかなか手に入らなかった、という昨年の経験があって心配していたのだけど、今年は問題なく新豆を確保できた。 いざという時のために(今年も手に入らないけどどうしてもいまあんこが食べたいとなったときに煮れるように)昨年分の残りの小豆を大事に取っておいたのだけど、心配なくなったので煮た。 でもって、こちらはどら焼き。 あんこ自分で煮るメリットで「美味しいあんこが食べられる」という

          2020.10.10 つぶあん

          2020.10.03 りんごジャム(紅玉)

          りんごは新鮮さが大事。まあ何でもそうかもしれないけど、店頭においては新鮮かどうかがそれほど重視されない割には新鮮さが味を左右する度合いが大きいのが、りんごではないかと思う。 収穫から時間が経って、ジューシーさやシャキシャキ感が失われ、酸味も抜けて、もっさりとした食感のぼんやりした味になることを「ボケる」というが、ジャムを煮るにしてもボケたりんごより新鮮なりんごの方が美味い。ボケたりんごなら生食するよりジャムにした方が美味い、という考え方は大いにアリだが、生食で美味いりんごの

          2020.10.03 りんごジャム(紅玉)

          2020.09.26 かぼすマーマレード

          かぼすのマーマレードって界隈ではけっこう作ってる人がいて、緑のマーマレードかわいいなあと思って見ていた。ただ、味の想像がつかないし、たくさん作っても配りにくい感じがあって、なんとなく避けていた。 近所のスーパーにきれいな緑のかぼすが見切り品で売られていたので、これも何かのご縁と思い購入。埼玉県秩父産。 夏みかんの鉄板レシピでたぶんいけるだろうと踏んで勢いで作業開始。 ネットで調べると茹でこぼす人が多いようだけど、食べた感じそれほど苦味が強いわけでもないので、夏みかん同様

          2020.09.26 かぼすマーマレード

          2020.09.13 いちじくはちみつジャム

          いちばん近所のスーパーにはいちじくがシーズン中ずっと置いてある。いつも同じ産地、同じ値段だ。 ただ、そんなに赤みの強いものは出てこない。もちろん、以前書いたとおり赤いから美味いというものでもない。つまり赤くないなら美味くないというわけでもないので、たまに買って煮るなり食うなりしてみる。そしてだいたいいつも、美味しくない。 今回、そんな中でもけっこう良さそうないちじくが出ていたので買ってきた。色、形、大きさ、ツヤ?とかがなかなか良くて、見るからに美味しそう。 生食せずには

          2020.09.13 いちじくはちみつジャム

          2020.08.20 パイナップルジャム

          盆明け〜秋口が、見切られカットパインの旬だ。知らんけど。 パイナップルジャムはあんまり作ったことないし買って食べたこともないんだけど、味は完全にパイナップルなので美味しくないはずはない。加熱によりイガイガも無くなるので、むしろ僕みたいなイガイガが苦手な人は生食よりジャムのほうが好きかも。 とは言え3年も前に一度作ったきりなので、まあ個人的にそんなにそそられないというのが正直なところなんだろう。なんというか、南国フルーツをジャムにするというのがしっくりこない。だって南国だし

          2020.08.20 パイナップルジャム

          2020.08.11 桃ジャム(あかつき)

          桃は煮ると美味いので煮るべきと毎年叫んでるのだけど、1玉300円もするような高級品をジャムにしろ、とはさすがに思わない。それはそれで美味しいだろうし、1玉300円がジャムの材料として高いかというとそうでもない気もするが、どちらかというと高い安いではなく単に「ジャムに向いてるから」という理由でおすすめの品種が、あかつき。 まず色がきれいに仕上がるし、ジューシー過ぎないので取り扱いやすい。甘味酸味渋味のバランスが良く、砂糖と合う。でもって、わりと安い。数がたくさん出るのでさらに

          2020.08.11 桃ジャム(あかつき)

          2020.08.01 ルバーブジャム

          青ルバーブ。 青…というか緑のルバーブは、完全に緑ではなく根本か赤くてグラデーションになっているので、実際のところ「どれだけ緑か」は見てみないとわからない。だから現地で見て買いたいのだけど、今年はそれもなかなか難しいということで、思い切って北海道産をお取り寄せ。 まあ、まあこんな感じかーということで満足。ただ、赤い部分は緑と混ざると茶色っぽくなって美しくないので、できるだけ緑の部分だけを切り分ける。 赤い方は…とりあえず冷凍して何かのときに何かに使おう。 砂糖50%を

          2020.08.01 ルバーブジャム