北三陸OUTDOORS taka

北三陸OUTDOORSの漕ぐ人。 北三陸という壮大な遊び場が皆さんにとって身近な遊び場…

北三陸OUTDOORS taka

北三陸OUTDOORSの漕ぐ人。 北三陸という壮大な遊び場が皆さんにとって身近な遊び場になりますように。 ガイド大津の迷走日記または整理がつかない頭の中を楽しく公開します! 今日明日も明後日も。脳内お花畑。

最近の記事

北山崎リベンジ

3月になるとあっという間に春めいて、 一気に暖かい日が増えた。 例年であれば3月はまだまだ季節の移り変わりで不安定な日が続いていたところだと思うが、青森県八戸市でさえ、気温20度を超える日もある。 八戸で3月に半袖で散歩する人の姿を初めて見た。 いつもであればこんな日々ではなく、3月はまだ「漕ぎたい」と思える季節ではないのだが、こんな天気、気温であればさすがに水の上に出たくなる。そんなうずうずしている頃に、エリアは違うが商売敵でもあり最大のライバルだとも勝手に思っている、なか

    • 小川原湖の夕焼け②

      2022年、今年もこのツアーが始まった。 いつも、ツアー3日前から夕凪に出会えるだろうか、夕焼けを見れるだろうか、ハラハラハラハラとしながら前日を迎える。 もちろん、夕凪にも出会えなければ夕日も見えないことだってある。 夕凪や夕焼けはもちろんだが、一番は人の活動が落ち着く夕方、静かな時間をじっと湖上の上で自然に溶け込む、そんな感覚を大事にしてもらいたいのんびりとしたツアーだ。 この日の集合は17:00。受付、準備を済ませ、小川原湖畔へ。 今の時期は、日中は暖かくとも日が落

      • なまはげの里へ②

        お昼過ぎには野営地につき、ビールを開け、野営温泉に入り、久しぶりに電波の繋がらないところでのんびりした。 ジュっと沈む夕日に、天の川が見れるような雲一つない快晴。 焚き火に、酒。そして、ゴロタ浜に、カヤックに、テント。 最高じゃない。 今まで、夜は寝袋じゃない、布団で寝るもんだ、という考えだったが、ここ最近やっぱりキャンプツアーもいいなぁと思うようになった。 ただ、ウィルダネスと呼ばれる領域で、夜中の森から、ガサゴソ、ガサゴソ、という音はかなりビビる。 タイドラインを見極めず

        • なまはげの里へ

          長野の親分よりいつか連絡があった。 仕事のついでに、男鹿半島漕ぎましょう!! 漕ぎましょうと言われる2、3年ぐらい前から地形図を取り寄せて、いつか、いつか、と思っていたのだが、いつになってもいつかは訪れず、ようやく声をかけてもらい二つ返事で「はい、喜んで!!」という流れで男鹿半島行きが決まった。 きっかけって人からだよな、といつも思う。 ちなみに、私の親分はあちこちに点在している。 場所によっては1県に二人いたりもする・・。 初めての日本海。八戸から向かうにはどのルートを通

        北山崎リベンジ

          津軽海峡横断 【青森組】

          2020年8月。 青森の地元新聞に堂々と載っていた記事。 「大間崎からカヌーで津軽海峡横断」 弘前市在住の二人の男性が、シングル艇で津軽海峡を横断したというものだ。 青森県に住んでガイド活動をしているが、すぐ上に流れる津軽海峡に興味は持ちつつも、機会とタイミングを見つけられず日々を過ごしていた。 この記事を読み、すぐに津軽海峡の海図を取り寄せた。 ようやく、津軽海峡を横断してみたいという気になった。 1人で渡るのは嫌だったので、この苦しみを分かち合えるメンバーをSNSで募集

          津軽海峡横断 【青森組】

          三陸珍道中

          ガイドトレーニングという名の、三陸の漕いだことのない場所を漕ぐ企画。 可能な限り知人やネットワークを活かしながら。 なにかどこかでお世話になります。 食か、それとも宿か、いやはやトレーニングに参加してもらうのか。 それともただの話し相手になってもらうのか? 世間一般的にはそれを迷惑というのかもしれないが。(笑) 前日は、和賀町の錦秋湖にいた。 翌日の予報は、西日本の南岸に停滞前線。東日本の太平洋側に高気圧。 三陸は高気圧の淵がかかっている。風は南西から南東へ。昼頃には南東

          【準備編】津軽海峡横断

          津軽海峡横断しようと思うんだ。 え?何で? ん?シーカヤックガイドだからね、シーカヤックで。 は??なにそれ?何言ってんの? だいたい、こうなる(笑) でも、それが普通の反応なんだろうとおもう。 だいたいそう、知らない世界のよくわかんない話はクエスチョンマークから入る。 「この前湖の上でカブトムシを助けてさ!」 「ボラがカヤックにぶつかって気絶したんだよ!」 「5mの大波にもまれてむち打ちでさ!」 だれがこんな話を信じようか。 非日常で仕事をするとはきっとそういうこ

          【準備編】津軽海峡横断

          謹賀新年

          あけましておめでとうございます。 このHPを見てくださる人たちは最強寒波が来て飛んで跳ねて喜んでいる人たちが多いかと思いますが(私もその中の一人、ウインターシーズンの好きな言葉はラッセルトレーニングです)。(笑) もちろん今日も、元旦ラッセルトレーニングをしてきました。いつか御年70歳過ぎの人生の大先輩に言われた「元旦に目一杯苦しめば、そのあとに訪れる苦しみなんてのは大したことないですよ」「若いうちにアドベンチャーしとかなきゃだめですよ」という教えに感銘を受けて。その大先

          ガイドトレーニング

          先日のこと。 宮城県の牡鹿半島からなかのカヤックのなかのさんが、八戸までトレーラーを引き取りにに来る(来年度から果たして荒稼ぎ、となるのか!?)、との連絡を受け、じゃあトレーニングでもしましょうか!ということになり2日間のトレーニングを行った。 だいたいなかのさんと行くカヤッキングは、トレーニング日和とはいいがたい。でもたまに痛い目にも合う。中野さんじゃなくて私が(笑)。 高気圧を連れてくる紅一点、上から読んでも下から読んでも「なかのかな」でおなじみのなかのカヤックなかの社

          ガイドトレーニング

          陸中の核心地 北山崎へ②

          10月21日、22日と、北三陸OUTDOORSでも加盟している日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)の岩手県北部沿岸エリアでの研修に参加。私は2日目、3日目のプログラム、「シーカヤックツアーにおける安全管理」のみの参加となった。 いつか「なかのカヤック」なかのさんと一緒に漕ぎ、撤退したこのエリア。若干トラウマではあるが、今回は、どうなることか。 前日夜(20日)に到着し、集合場所である田野畑村・明戸キャンプ場へ。 夜中の海岸線の山道は本当に怖い。何か飛び出してきてハンド

          陸中の核心地 北山崎へ②

          ゴミを拾う

          海岸線にはいろんなゴミが落ちていた。 産業廃棄物であるブイや漁網。長靴、タイヤ、ペットボトル、ヘルメット、発泡スチロール。もちろん、明記してある文字を見れば日本のゴミだけではないのが良くわかる。韓国、ロシア、中国。その辺の文字は見て取れたが。 たぶん他の国のゴミも流れ着くだろう。 もちろん、意図せず流れてくる漁具だってある。 海(波)のエネルギーは、それほどまでして高い。 カヤックに乗って3~4mの波に打ち付けられただけでも、私はむち打ちになったこともあった(笑)。日本は島

          小川原湖の夕焼け

          出艇時は、雲が厚くかかり、今日の夕焼けはどんなもんだろうか。 そんなことを想っていた。もしかしたら、見えないかもしれない。 もしかすると、見えるかもしれない。 夕焼けツアーと銘打っておきながらも、いい夕日が見える確率は半分ほどだろうか。現在の時刻は16:20。10/9の日没時間は17:04。 さあ、漕ぎ出そう。 この夕焼けツアーのテーマは、カヤックを頑張って漕ぐことじゃない。 湖上で、夕焼けを見ることだ。 もちろんカヤックが初めての方であれば漕ぎ方も説明するし、水上での基本

          小川原湖の夕焼け

          1% for the planet 加盟

          2019年10月、繁忙期を終え、遅めの夏休みに入り遊びに行った北海道、ふらっと行ったパタゴニアのアウトレットショップ札幌店で出会ったのはアウトレット商品ではなく定価で売っていた書籍。と、ステキなお姉さん。(笑) 良くわからないままに本を手に取ったらめちゃくちゃお勧めされ、買ってしまった。今でも思う。この美人のお姉さんの掌で転がされているのではないだろうかと。(笑) 買った本は、パタゴニア社の創始者であるイヴォン・シュイナード著「社員をサーフィンにいかせよう」。社員が海のいい

          1% for the planet 加盟

          陸中の核心地・北山崎へ

          東北北部も梅雨入りが宣言され、不安定な天気になることが多くなってきた。最近では、いつも雷がゴロゴロとなっている。 あがったり下がったりを繰り返す気まぐれな梅雨前線。 コロコロと変わる天気に、右往左往されるこの時期。 雨は好きだが、雷は怖い。カヤックに乗っていて雷に打たれたという事故はは今のところ実例はないようだが、万が一でも打たれたらひとたまりもないだろう。マンガでみるようなギザギザの黄色の電気が走り抜け、髪の毛がチリチリになり、骨が浮き出るのだろうか。髪の毛がストレートな私

          陸中の核心地・北山崎へ

          sportive&feugo 比べてみました

          まだ世に出て比較的新しいカヤック、seakayakingUK(SKUK)・sportiveとパドルコースト・フェーゴを比べてみました。フェーゴの方は、10年、20年ぐらい前から日本のシーカヤックのスタンダードとして知られるところだと思います。今回は、このフェーゴとSKUK・sportiveの比較をしてみたいと思います。あくまでも私の主観であることを忘れてはいけません(笑)。 まず、デッキ部分、コックピットまわりのボリューム。フェーゴは、全体的に丸みがあります。コックピット周

          sportive&feugo 比べてみました

          ウミネコの洗礼を浴びながら・・

          先日、昨年までお世話になっていた八戸のアウトドアガイドショップ「RIVERRUNS」さんと合同でレスキュートレーニングを行う。シーズン毎に必ず再確認しなければならないことでもあるし、今年度より「北三陸OUTDOORS」に仲間入りしたシーカヤック・タンデム(2人乗り)のレスキュー方法について検証したかったのが一番の理由。そもそも、タンデム(2人乗り)のカヤックがひっくり返ってしまった際に、水抜きできるのか、できなければどうするべきなのか、といったところを検証したく、お付き合いい

          ウミネコの洗礼を浴びながら・・