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1% for the planet 加盟

2019年10月、繁忙期を終え、遅めの夏休みに入り遊びに行った北海道、ふらっと行ったパタゴニアのアウトレットショップ札幌店で出会ったのはアウトレット商品ではなく定価で売っていた書籍。と、ステキなお姉さん。(笑)
良くわからないままに本を手に取ったらめちゃくちゃお勧めされ、買ってしまった。今でも思う。この美人のお姉さんの掌で転がされているのではないだろうかと。(笑)

買った本は、パタゴニア社の創始者であるイヴォン・シュイナード著「社員をサーフィンにいかせよう」。社員が海のいい日にふらっとサーフィンに行けるなんて、なんて素晴らしい会社だ!なんてことをタイトルだけ見て思ったのは今も記憶に新しいが、本を読めば、到底そんな内容じゃなく。

その本を読み、そこからいろいろと本を読み漁った。
パタゴニア社が自分たちに掲げる責任というものがずっしりと胸に刺さった。私は、この仕事をして、何をどうしていきたいのか。ただ、好きなことをしていきていきたいだけなのか。みんなどんなことを想って活動しているのだろうか。そんなことを考えるようになった。

この場所で、この仕事をして、果たすべき責任はいったい何なのか?
自然と街との境目にいる私たちにとって、届けるべきはその楽しさだけなのだろうか?そんな考えが、頭の中をぐるぐる回っていた。

自然環境を良くしたいのならば、はっきりといえば団体に直接寄付をした方がいい。けれども、そのコミュニティに属して行動を起こす方がはるかに大きく意味のあるような気がした。1% for the planetの存在は静岡にいたころより知っていたが、深くその意味を理解したのはこの本に出合ってからだ。

兼ねてより手続きをしていた1% for the planet との契約書を取り交わし、お盆が始まる8月12日に無事加盟手続きが終わった。

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2002年、パタゴニア社の創始者イヴォン・シュイナードと、ブルーリボンフライズ社のオーナーであるクレイグ・マシューズが、自然環境保護に貢献するビジネスの奨励を目的とする非営利団体を設立。
1% for the planetは、自然環境保護の必要性を理解する企業の同盟。この同盟に参加する企業は、「ビジネスでの利益と損失は地球環境の健康状態にも直接関与する」ことを理解し、産業が与える社会的・環境的影響を懸念している。

これに加盟することにより、年間売上の1%(最低保証額300ドル)を草の根活動団体に寄付をする契約を取り交わすこととなる。
つまり、北三陸OUTDOORSの売上の1%は、私たちの仕事場、そして遊び場でもある自然環境を良くしていこうとする団体に、寄付することとなる。

仕事場は、自然であり、海であり、湖であり、時には山であり。そこには、直接的なお金は払っていない。インフラなんてものは皆無の人の手のつかない場所が仕事場である。環境というものは少しずつ変わっていくものだが、その「少しずつ」のペースがここ100年ほどの産業活動で「急激に」変わっているようだ。
環境は、いい方なのか、悪い方なのかわからないが確実に変わっている。

変わっていく、というよりかは壊れ続けている、といった表現が適当なのかもしれない。自然は、手を付けなければ元の自然に戻る。と思っていた。
しかし、それは違うようだ。手をかけなければ、ゴミはたまり続ける一方だし、自然環境は壊れつづける。
下の写真は先日訪れた海岸線。人の関与が薄れると、こんなにゴミが貯まるものか、と驚いた。

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金をかけて地球から搾取した、掘り起こしたものは、お金をかけなければ修復できないようだ。もちろん、もう修復できないモノだってあるだろう。

自然と街の境目で遊ぶ私たちにとって、自然が壊れていくということは、遊び場、仕事場が減っていくということに繋がっていく。
私たちの事業にとってみれば、1% for the planetに加盟することは、遊べば遊ぶほど、地球環境をよくしようとする団体に還元されるということになる。

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皆さんと一緒により深く遊び、学び、楽しみ、遊べば遊んだぶん地球環境へと還元される、そんな大きな循環を夢見て1% for the planet ビジネスメンバーとして歩を進めていきたいと思う。

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