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三陸珍道中

ガイドトレーニングという名の、三陸の漕いだことのない場所を漕ぐ企画。
可能な限り知人やネットワークを活かしながら。
なにかどこかでお世話になります。
食か、それとも宿か、いやはやトレーニングに参加してもらうのか。
それともただの話し相手になってもらうのか?
世間一般的にはそれを迷惑というのかもしれないが。(笑)

前日は、和賀町の錦秋湖にいた。

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翌日の予報は、西日本の南岸に停滞前線。東日本の太平洋側に高気圧。
三陸は高気圧の淵がかかっている。風は南西から南東へ。昼頃には南東7~9m/sへ。
じゃあ南東の風を防げる場所へ行けばいいじゃないか。

たまたま取り出した地図が、釜石の地図。
あれ、この地形は南東の風が防げるんじゃない?
場所は箱崎半島。
そして、目の前に根浜オートキャンプ場の関係者が。
今日は根浜オートキャンプ場にお世話になることにした。
いや、ちがうな。私たちをお世話していただいてありがとうございます。か。(笑)
なんだか根浜オートキャンプ場には縁がある。
去年の今頃にも来た記憶がある。
まだ新しく、サイトも整っており、清潔感ある遊びの拠点にしやすいキャンプ場だ。

なかのカヤックのなかのさんはこの日、焚き火台の上で鍋に角度をつけて置き、鍋の下角を火に当て鍋の中でウインナーをボイルする、トルネードウインナー法(詳しくはなかのカヤックまで)を身に着けたようだ。
鍋の中でウインナーがぐるぐる回っていた。
これは、すごいのか?全くよくわからない(笑)

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翌日の天気は晴れ、南西から南東へ7~9m/s、波高は1.2mほど。
地上の風は南東からだが、雲は西から流れてきている。

想像通りというべきか、風が強く、鞍部から風が吹き降りてくる。
東から吹いてくると思えば、西から、南から。
風が強すぎて回っていたのだろう。
なかなかに手ごわい風だった。
ただ、皆ガイドとして活動している人たちだ。
余計な心配はせず、前に進むことだけに集中できる。
それはそれで、風の中の漕ぎ方を考えるいいトレーニングになった。

これ、千畳敷じゃなくて百畳敷ぐらいですね!というなかのさんの発言。
そ、そうともいうな!オヤジのようなことを言う(笑)。ひとまず、心の中で「ふ、ふーん・・」と頷いただけであった(笑)。

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箱崎半島の北側、半島の根元から付け根までおよそ10km。
片道2時間ほどだったろうか。
千畳敷のちょっと手前、外海との境目まできて復路へ。
この風では外海にはさすがに出れない。
結構びびってしまう海況だった。
行き、帰りと同じ道を通っていても、見える景色は結構違う。
気づくものも多い。あれ、何この岩?
あんな場所に鳥居なんてあったっけ?
あ、フジの花だ、あんなとこにツツジ?

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上の写真、右下の岩なんて、スズメにしか見えない。

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こんなにキレイに隆起するものか。

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これなんて絶対誰かが積み上げたに違いない!

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これはなんかの古代遺跡なんじゃあないか。
顔にも、文字にも見える。

いろんなものが、謎が多い。
相変わらず、海からの景色は飽きることがない。
ヒーヒー言いながらもスタートから3時間ほど漕いで、休憩ポイントへ。

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三陸の南側、リアス式海岸はリアスの中にこんな砂浜が多くある。
ないモノネダリだが、穏やかな海に白い砂浜、異国のような景色が羨ましくもある。
北側にも小さい湾と砂浜を一つぐらい分けてもらえないだろうか(笑)

久しぶりにアメとムチが効いたカヤッキングを楽しんだ。仕事としてもそうだが、こうやって遊びの輪、場所が広がっていくことを嬉しく思う。
三陸の海岸線制覇か、仕事が忙しくなるまで(?)、まだまだ珍道中は続く(たぶん)。

私の楽しみも、観光と何も変わらない。
軸にカヤックというものはあるが、まだ見たことのない海岸線へ行き、ご当地のものを食べて、ご当地のお酒を飲んで。
どうあるべきか、とか、どうすれば食っていけるんだろうか、とかなんか複雑なこともいろいろ考えるけれども、たどり着く先は結局シンプルなことなんだよなぁ。

今回は、根浜海岸観光施設オートキャンプ場を拠点にさせていただきました。オートキャンプ場のみなさま、大変お世話になりました!
釜石のアウトドア遊びの拠点と言えばココ!

またお世話になると思います!
次回は、ぜひ一緒にトレーニングという名の珍道中しましょう!
ありがとうございました!

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