【中医学🔰】梅雨の時期に起こりやすい病気

【質問】
梅雨時期に気をつけることを教えてください。

【結論】
この時期に増える症状として、微熱、頭痛、腰痛、水イボなどの感染症。
共通する原因は、むくみです。

いつものように、2400年前に書かれた謎の医学書に基づいて
✅１）体の中で起こっていること
✅2）なりやすいタイプ（原因）
✅3）薬の作用
✅4）じゃあどうしたらいいの？（目的）
✅5）手段（対策）
の順にお話ししていきます。

全部理解する必要はなく、「治す手段はいくらでもある」ということだけ知っていただけたら良いです。

✅１）体の中で起こっていること

この時期に増える症状として、微熱、頭痛、腰痛、水イボなどの感染症。
共通するのは、むくみです。

症状だけ見ると原因がバラバラのように思えますが、タネ明かしをすると体の中の停滞する水分です。

湿気は、体のどこにでも入り込みます。

自然界で例えるなら、
外気温が30度の場合、部屋の中は、20度を維持できます。
しかし、雨の日、外の湿度が80％の場合、部屋の中の湿度も80%となります。

熱はある程度、遮断することができますが、湿は、どこにでも入り込んできます。

中国医学では、熱や湿に邪とつけます。
体の中に入って病気を起こすものに邪とつけ、熱邪や湿邪、寒邪、風邪と呼びます。

日本は、海に囲まれた島であるために、湿気が原因で起こる病気が多いです。
この時期、気温が25~30度に上がりますが、湿気が皮膚表面に覆い被さるために、発汗できなくて体の中に熱がこもりやすくなります。

自然界で例えるなら、
大地が分厚い雨雲に覆われて、蒸し蒸しするのと同じ状態です。
大地が蒸し蒸しするように、体の中にも熱がこもり蒸し蒸しします。

そのため、体の中で微熱となってだるいなどの症状が起こります。
後頭部や前頭部に湿気と熱がこもると頭痛。
腰に湿気と熱がこもると腰痛。
皮膚に湿気と熱がこもり、水イボなど停滞する水分が好きなウイルスが増えると感染症と呼ばれる状態になります。

タネを明かすと病気はとてもシンプルです。

じゃあ、対策は、エアコンかけてドライにすればいいの？
それだけでは、ちょっと足りないです。
大切なのは、しっかり原因を考えること。

✅４のじゃあどうしたらいいの？（目的）でお話ししますね。

✅２）なりやすいタイプ（原因）

・普段から水分をよくとる人
・上半身だけ汗をかく人
・食べ過ぎによる胃熱が多い人
・デスクワークで座っている時間が長い人

✅３）薬の作用

微熱の場合、カロナールやロキソニンのような解熱剤を処方されるでしょう。
しかし、原因は、皮膚表面が冷え固まって体の中に熱がこもったことが原因なので、一時的に熱は下げることができますが、薬が切れるとまた微熱が出ることがあります。

子供や思春期などの体力がある人なら、あまり問題ないですが、高齢者など体力がない人は、間違えた薬を飲むと微熱と平熱を繰り返し、肺炎などに重症化することがあるので、注意が必要です。

【西洋医学にない概念】
西洋医学では、体の中で水分が停滞して病気を起こすという概念がありません。
そのため、微熱＝菌やウイルスの感染症→抗生剤となります。
しかし、人は、自然界の一部で、自然界で起こっている現象と体の中で起こっている現象は同じという原理原則を忘れてはいけません。

✅４）じゃあどうしたらいいの？（目的）

⭕️①エアコンドライで除湿する
⭕️②発汗させる

除湿だけだと体の中の熱がこもったままの状態になります。

微熱は、悪い条件ABCが重なっておこります。
❌悪い条件ABC
A：皮膚表面が冷たい
B：体の中に湿気が停滞
C：食べたものが胃熱
A＋B＋Cの条件が重なると微熱、頭痛、腰痛、水いぼなどの症状が起こります。

✅５）手段(対策)は何でも良い

・シャワーだけで無く、湯船に浸かる
・一日一回、下半身から発汗する
・乾布摩擦
朝起きた時や寝る前などに乾布摩擦すると感染症を起こしにくくなります。

以上、参考になれば嬉しいです。
体の中の水分は、沼ではなく、湖が良いです。
藻が生え泥がたまる沼ではなく、いろいろな生物の働きによって循環する湖。

【プロフィール】
外食大好きな元薬漬け薬剤師
高齢出産４児の母が、2400年前に書かれた医学書に基づき、災害時に病院や薬がなくても家族を守る方法をお伝えします。
まずは、中医学と＆西洋医学＆心理学で体質改善をしながら、いざという時の備えをしてください。
知識と経験が結びついたとき、自信となって家族を守ることができます。
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中医学とは、2400年前に黄帝内経に書かれた医学。
①人は自然界の一部であり、体の中で起こっていることは、自然界で起こっていることと同じであること
②病気は結果、必ず原因があること
③結果から原因までの道を理論立てて、治療・教育していくこと
④大切な人に贈ることができる知的財産であること

最後までお読みいただきありがとうございます。
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