枠を外して、ものごとを見ることが大事だという話
ものを枠で囲うのはよくないよ。枠をはずして描きなさい。須田剋太
人はなんでも自分の中の枠に当てはめて物事を見ようとしがちですよね。
僕もそうです。
でも、画家の須田剋太さんは、その枠をはずしなさいという。枠をはずして見たその先に新しい世界が広がっているということだと思います。
須田剋太さんは、作家・司馬遼太郎の「街道をゆく」という歴史紀行シリーズの初期に挿絵を描いておられたことでも有名な画家です。
僕は、この言葉に意外なところで出会いました。
村上春樹さんがエッセイ「村上さんのところ」で書いておられるエピソードです。
なんと、村上さんは幼少期に神戸で暮らしておられたころ、絵画教室に通っておられて、その先生が須田剋太さんだったというのです。
僕の好きな作家の村上春樹さんが、同じく好きな司馬遼太郎さんと一緒に旅をされた須田剋太さんに絵を習っていたってすごくないですか
この事実だけでも、感動ものです。
その教室で、村上さんが須田先生から言われたのが、さきほど引用した言葉です。
絵画や写真はある人物や風景を一定のフレームの中に収めるものですが、須田さんは、その枠をはずして描きなさいとおっしゃる。
初めから枠で囲ってしまうとものごとをその枠の中で矮小化して見てしまう。その枠をはずすことで、物事の本質をとらえることができるんだと、僕は解釈しました。
深い言葉だと思います。
このことは絵画だけでなく、普段の生活や仕事の中でも大切な考え方ですよね。
何事も最初から自分の枠の中で、つまりは自分の常識の範囲内で考えるのではなくて、いったん枠をはずしていろんな角度から見てみる。このひと手間で、新しい気づきが生まれることもあると思います。
コピーライターの糸井重里さんは、クリエーターは、常に物事を疑って見ているとおっしゃいます。これも「枠をはずす」ための作業なんでしょう。
僕もnoteを毎日書いている自称クリエーターの端くれとして、物事を枠をはずして見ることを習慣化したいものです。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます‼️
僕はすぐに物事を信用してしまうタイプなので、相当訓練しないと「枠からはずして」物事をみることはできそうにありませんが、自分の成長のために頑張ってみようと思います✊️
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