うまたろう

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最近の記事

宝塚記念 岡田軍団と吉田兄弟と横山親子

明日26日は宝塚記念である。春シーズンの最後の大一番、それにふさわしい豪華メンバーが揃った。岡田軍団揃い踏み、吉田兄弟、横山親子対決などつながりが深い関係者の対決となる。横山兄弟で人気を分けあり、父は後方から参観、吉田兄弟はガチ対決、どういう結末となるのだろうか。 コースと展開コースは阪神2,200m、内回りであるが、このコースは直線が短いだけに3−4コーナーからの仕掛けと直線進入の位置どりが鍵を握る。但し、ゴール前には坂が待っており、ラスト1Fからはペースがガクッと落ちる

    • 安田記念 混沌としたマイル王は誰?

      本日は安田記念。非常に混戦ムードが漂い、波乱の芽もある。 東京1,600mはいつもの1ターンコースではあるが、Cコースになって速い時計が出ていることから、このレースも1分31秒台の時計が出ることを基準に考えたい。 各馬の評価カフェファラオ 東京ダートでは無双のイメージがあるが、芝のレースは昨年の函館記念で負けている。American Pharaohという米系血統だけに、芝の高速馬場は切れ負けしそうなイメージ。今回は見送り。 ヴァンドギャルド 前走のドバイターフはほぼ勝

      • 日本ダービー回顧 ユタカコールに場内大興奮!

        今日の日本ダービーは3番人気のドウデュースが外目から閃光の如く決め手を繰り出し、勝利した。そしてウイニングランでは、ユタカコールが東京競馬場に響き渡った。個人的には、ユタカコールを現地で聞いたのは2017年のキタサンブラックが勝利した有馬記念以来。これこそ大レースの醍醐味であり、観客が一体となれる競馬というスポーツの魅力である。 レース前パドックは、30度くらいの気温でかなり暑かったが、各馬大きくテンションを上げておらず、マテンロウオリオンとビーアストニッシドが少しうるさい

        • 日本ダービー いざ頂上決戦!

          明日29日は、第89回日本ダービーが行われる。今年は3年ぶりに多くの観客が詰めかけ、盛り上がることは必至だろう。今年のメンバーはどの馬にもチャンスがあるくらい混戦といえる。皐月賞も桜花賞と同じく、1位入線との着差があまりなく、逆転可能な馬が多くいること、あるいは別路線組でも逸材が多く、馬券的にはやや難解なレースといえる。 コースと展開考察コースは府中の2,400m、これは先週のオークス同様。但し、今週からCコースとなっている。 皐月賞路線の馬たちにとっては距離延長を克服で

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          オークス 川田と中内田の忘れ物

          明日22日はオークスである。桜花賞から800mも距離が延長し、3歳牝馬には過酷な距離となる。この距離については、ゆりかもめ賞を使ってきたならともかく、桜花賞路線を歩んできた馬にとっては未知である。また、桜花賞はマイルであり、それなりに速いペースに対応していかないといけないが、オークスは距離が長い分、落ち着いたペースにも対応していかないといけない。ということは、折り合いがつかないと最後の直線で既に脚がない状況になってしまう。 今年のオークスは実に混戦である。桜花賞の勝ち馬スタ

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          ヴィクトリアマイル ウマ娘のトップアイドルを探せ

          明日15日はヴィクトリアマイルである。このレースかなり荒れやすいイメージが強く、ストレイトガール、ケイアイエレガント、ミナレットで決まった2015年は3連単2千万馬券というとてつもない配当が出たりしている。直近はアーモンドアイやグランアレグリアといった強い馬が強い競馬をして堅く収まるケースもあるが、本来は牝馬のマイル頂上対決であるため、メンバー的に混戦となるケースが多く、波乱含みというのがこのレースのイメージであろう。 今年はさまざまな距離体系の有力ところが出走してきており

          ヴィクトリアマイル ウマ娘のトップアイドルを探せ

          NHKマイルC:うまぴょい伝説と武さん

          明日5月9日はNHKマイルCである。新緑薫る府中、ここからダービーまでの期間は競馬場に行って観戦するのが気持ちいいシーズンなのだが、コロナ禍以降行けずじまいである。毎週指定席に応募するもハズレばかり引いているのだが、オークス以降は立見席含めて大幅に入場人員を増やす予定であるので、競馬場で観戦する機会が増えることは素直に喜ばしいことではないか、と思う。 NHKマイルCについては、距離適性が細分化されて3歳マイル王決定戦という位置付けではあるが、昔はマル外ダービーと言われていて

          NHKマイルC:うまぴょい伝説と武さん

          天皇賞・春 回顧

          第165回天皇賞は、2番人気のタイトルホルダーの逃走劇となった。着差7馬身、圧勝ともいえる内容だった。ディープボンドは勝負所で進んでいけず、テーオーロイヤルも勝負所で果敢に攻めていったものの、直線ではヨレる形で既に力果てた形となった。 個人的には、最初のコーナーの入りで先頭を確保し、馬場の良い内ラチ沿いを進めていけたところで勝負あった、という感じで、最初の1,000mの入りが60秒5と計測されたときに、ここからしばらくペースを緩め息を入れていけるだろうし、向正面の入りで溜め

          天皇賞・春 回顧

          天皇賞・春 二強対決では決まらないという格言

          5月1日は天皇賞・春である。伝統と格式の高いステイヤー頂上決定戦、様々な名勝負が繰り広げられてきた。スタミナ自慢のステイヤーと鞍上の思惑、駆け引き、道中の折り合い、そして仕掛けと最後の叩き合い、そういった見どころが多いのが長距離戦の醍醐味であろう。 阪神3,200mというコースの考え方通常は京都競馬場の3,200mで開催されるが、今年も阪神競馬場である。近年、開幕週の京都での開催では、スタミナだけでなく、ディープ産駒にみられるキレも要求される傾向が強かった。しかし、阪神開催

          天皇賞・春 二強対決では決まらないという格言

          G1谷間のマイラーズCとフローラS

          今週は、春のG1戦線の谷間の週でG2戦が東西で行われる。 それぞれなかなか難しいメンバーが揃ったという印象であり、混戦ムードで、予想の組み立て方が難解のような感じである。 マイラーズCについては、例年開幕週の京都で行われることから、スピード勝負のイメージが強い。ワールドエースやイスラボニータ、ダノンプレミアム、インディチャンプなど、名うてのスピード馬が登場し、タイムが注目されるレースである。マイルが長い印象であってもスピードで押し切れるようなイメージさえある。ただ、今年は、

          G1谷間のマイラーズCとフローラS

          皐月賞回顧

          皐月賞は終始イクイノックスの後ろにつけ、外に回したジオグリフが、先に抜け出したイクイノックスを差し切る形で勝利した。一方、1番人気のドウデュースは後方から直線の脚に賭けたものの、前に届かず3着だった。 このレースは終始特殊な馬場で行われ、内枠勢にとっては足元厳しく、直線伸びないという形となった。上がり33秒台前半を叩き出せるダノンベルーガも今回34秒6も掛かっており、枠に泣いた感が強い。 ペースは皐月賞にしてはだいぶ緩めとなった。デシエルトがスタートの際、つまづいて逃げら

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          皐月賞-総合力を買いたい

          うまたろうです。これから日曜競馬の考察を書いていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 明日4月17日は皐月賞である。個人的には、このレースの成績は勝ったり負けたり、であり、クラシック初戦ながら難解なレースだと思っている。取った年は2015年のドゥラメンテ、2017年のアルアイン、2019年のサートゥルナーリアが勝ったレースである。それ以外は結構やられてる。 ところで、皐月賞の馬券検討にあたっては、考える要素がかなり多く、これが難解さの原因だろう。クラシック第1戦

          皐月賞-総合力を買いたい