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ウクライナ戦争・私見メモ 烏賀陽弘道

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京大卒の元朝日新聞の記者。烏賀陽弘道さんの記事です。 実は軍事学を米国で学んでいる人。
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#安倍晋三

ウクライナ戦争で世論はパニック   「非核三原則」「国連中心主義」「専守防衛」  すべて捨てよのショック・ドクトリン      ウクライナ戦争に関する私見11   2022年5月19日現在 

ウクライナ戦争で世論はパニック   「非核三原則」「国連中心主義」「専守防衛」  すべて捨てよのショック・ドクトリン      ウクライナ戦争に関する私見11   2022年5月19日現在 

(注)今回は「核シェアリング」はじめウクライナ戦争を契機に出てきた「日本の安全保障政策を転換せよ論」について検証してみた。本来はまったく別の原稿「ロシアが考える勢力圏とは何か」の「まえがき」として書き始めた。ところが、書いているうちにどんどん内容が膨らんだ。あまりに長いので、独立させることにした。本文に入る前にお断りしておく。
(冒頭の写真:NATOで核シェアリングされている米軍のB61-12核爆

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ゼレンスキー国会演説から学ぶ    「外交言語のリテラシー」       本当に重要なのは「何を言ったのか」より「何を言わなかったのか」       ウクライナ戦争に関する私見5    2022年3月25日

ゼレンスキー国会演説から学ぶ    「外交言語のリテラシー」       本当に重要なのは「何を言ったのか」より「何を言わなかったのか」       ウクライナ戦争に関する私見5    2022年3月25日

2022年3月23日、日本の国会に向けてウクライナのゼレンスキー大統領が12分間のオンライン演説をした。生中継である
(巻頭写真はウクライナ政府大統領府公式ウエブサイトより)。

戦争のさなかに、交戦当事国の指導者が、外国の議会に直接(ネット経由だから厳密には『直接』ではないのだが)語りかけるという出来事そのものが、インターネットで世界が「ひとつの情報空間」に統合された新しい時代の戦争を象徴してい

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