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非アスリートのドーピング

先日、左ふくらはぎの肉離れをやってしまった。

その日から20日後に、サッカーの約束があったので、「なんとかその日までには治したいなー」ということで、


電気を当てるリハビリで通院したり、痛み止めを飲んだり、医者に言われた足の運動を自宅でしたり、お酒をやめたり、意味があるのかはわからなかったがプロテインも始めた。

腹筋とか腕立てとか、患部に影響の出ないトレーニングもしていたが、こんなものが続くのは最初の数日で、


電気を当てるのは、1週間で行かなくなり、痛み止めは3日でやめた。


普通に歩けるようになってからは、足の運動が必要なのかわからなくなり、やめた。

足が痛い時は、そもそも活動量が低下してなかったからお酒が欲しくなかっただけのようで、歩けるようになってからは、適度に疲労感が出て、普通に飲んでいた。

プロテインは、かなりネットで調べて、粉のやつを買って、シェイカーも準備したが、まだ作って飲んだことはない。

プロテインに関しては、始めてもいなかった。

お詫びして訂正致します。

その甲斐もあってか、サッカーの約束の日には、コンディションは60%くらいには回復していた。


この時、初めて後悔した。

電気を当てに行かなかったことを後悔した。

足の運動をやめたことを後悔した。

痛み止めを飲まなくなったのに、ちゃんと酒だけは飲んでたことを後悔した。

プロテインを始めなかったことを後悔した。

これら全てをしていれば、100%とはいかないまでも、80%くらいには回復していたと思う。

朝の時点で、できることは限られていたが、とりあえず初めてプロテインを飲んでみた。

その後、痛み止めも飲んだ。

サッカーは夜だったので、昼食の後も痛み止めを飲んだ。

久しぶりのサッカーで、雨予報でもあったので、準備に意外と手間取り、出発予定の時間がギリギリになってしまった。

家を出る直前にも、痛み止めを飲もうと思っていたので、慌ただしく痛み止めを水で流し込んだ。

「もう、ドーピングやん」

その様子を見ていた奥さんに、ぼそっと言われた。

「尿検査あったら引っかかるで」

続けて奥さんに言われた。

「そういえば、朝プロテインも飲んでたな」

我が家のWADA(世界ドーピング防止機構)からの尋問はまだ続きそうだったので、慌てて家から飛び出し、久しぶりのサッカーに興じた。

ドーピングの甲斐も虚しく、

左足でボールが蹴れない、ダッシュできない、ジャンプできないという三重苦が重くのしかかってきた。


明日、久しぶりに電気当てに行こうかな。

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