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建築の一部としての暖簾

こんにちはYUKAです。
岡山の田舎で宿を自分たちの特技や
田舎の日常に焦点をあてて宿の運営をしています。
今日はくるみで染めた暖簾のお話。

きっかけは草木染のワークショップから

ものづくり体験ができる
宿&ギャラリーショップ&体験スペース「難波邸
では 草木染めで作る本格ストールワークショップを開催しています。
そこに岡山市内で活躍されるミナモト建築工房の皆様が
お越しくださいました!

普段建築のお仕事をされている皆様は
発想豊かで、こうしたらどうなる!?
どんなデザインができる!?
とどんどん自分で開発してワークショップを
楽しんでくれました。

曖昧な役割を果たす

「暖簾を染めてもらえますか?」
後日ご相談を頂きました。

土間から続くシューズクロークとの仕切りを
扉ではなく暖簾にすることで、
上手にシューズを隠し、通気性もよく、
出入りも簡単に、見た目もすっきりとしたいんです、
とのこと。

向こう側とこちら側の存在を
曖昧にしてくれる暖簾を目指しました。 

そして送られてきた図面は長さが2m30cm。
通常の暖簾の倍の長さ!
どんな暖簾に仕上がるのか、
いや、暖簾という概念でいいのか、
出来上がりをワクワクしながら染めました。


呼吸をしているような素材

土間と暖炉のあるお家。
和モダンに合わせたいので、
色味は落ち着いた赤みの少ない茶色。
ということで、
染料はくるみに決定。

素材は手織りの麻。
糸の太さが均一ではなく、でこぼことした麻が持つ素材に加え、
人が手で織った跡も残り、呼吸をしているような素材。

そこに何度もくるみの色を重ね落ち着いた茶色に仕上げます。

建築の一部としての暖簾

蒸して色を定着させ、縫製をして暖簾の出来上がりです。
とてつもなく長い暖簾はどんな効果を出しているのか、
オープンハウスに見に行きました。(ドキドキ)

とても細長いシューズクローゼットに
掛けられた暖簾は、間違いなく
こちらとあちらを曖昧にし、
暖簾という装飾物ではなく、
建築物の一部として存在していました。

暖炉が近くにあり、
薪をくべて火にあたる
その目の前には
クルミで染められた暖簾。

自然と共に暮らす生活が目に浮かびました。

こちらのお家はモデルハウスとして要予約で
これからも見学できるそうです〜!
気に入れば購入もできる、とのことで、
クルミで染められた暖簾はどんな方に使われていくのか、
とても楽しみです。

オーダーメイドの楽しさ

建築家の方と一緒に作った今回の暖簾は、
私個人では思いつかないような効果を発揮し、
オーダーメイドならではの楽しさを教えてもらいました。
素敵な機会をありがとうございました!

また建築家の方とお仕事したいなぁぁ〜

染物のご依頼

御自宅の部屋のサイズに合わせて
オーダーメイドで暖簾をお作りいたします。

お好みの素材をお選び頂き、
草木染めでの染め分けなど、
お客様のアイデアを形にします。
サイズ、素材によりお値段は変わります。
まずは難波邸お問い合わせフォームより
お気軽にお問い合わせください!
http://nambatei.com/contact

草木染のワークショップも行なっています
宿泊と組み合わせて体験できますよ〜
http://nambatei.com/workshop_naturedyeing

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よろしくお願いします。

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