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ツアーガイドの思い出 第十一話
「ではとりあえず、カンパーイ!!」
クリスタルパレスにて無事昼食となった我々。
社長は予想通りビールを注文、ぼくはガイドのこともあるのでゴールデンサイダーで乾杯。それぞれ、食べたい料理を好きなだけ食べた。
デザート類にはチュロスやリトルグリーンまんもあるのでお子さんも喜んでくれたが、最もテンションが上がっていたのは予想外にもサラダであった。お子さんはサラダが大好きだそうで、しかも好きなドレッシ
ツアーガイドの思い出 第十話
再会、サプライズ第一弾の後の移動中は写真撮影と施設案内を行った。
シンデレラ城をバックに、ご家族3人の記念撮影。
幸いにも待ち列が殆どなくスムーズに撮影ができた。ポーズと画角を変えて何枚か。
その後シンデレラ城内に入り「ガラスの靴」へ。ガラス工芸品の見学を行った。場内通路のタイル絵もしっかり拝見。恥ずかしながらぼく自身も、普段はスルーしてしまいがちな場所であったのでゆっくり目を通すことができて眼
ツアーガイドの思い出 第九話
約5年ぶりの再会は、ワールドバザールを出たすぐの、ウォルトディズニーとミッキーの像が立っている付近で果たされた。
「こんにちはぁー!ご無沙汰しておりますぅーーー!!!」
昨日の社長からの『敬語やめない?』をすっかり失念、思いっきりかしこまってしまった。
「おお!KAZさん!いやぁー、来ちゃったよぉー!!笑」
これほどまでに「来ちゃった」、が似合うシーンはそうそうないだろう。
飛行機とバスで
ツアーガイドの思い出 第八話
「ディズニーにいる間、お互い敬語やめない?」
ホテルに前泊し、明日へ備えてそろそろ寝ようかというタイミングで社長からこんなLINEが入った。
これもまた、社長のお気遣いであることに間違いなかった。
明日からいよいよインパークである。この日までLINEと電話などで何度も打ち合わせをしてきた。少しでも不安や不明な部分をクリアにして差し上げたく、自分なりに対話を重ねてきたつもりだ。
コロナ禍前はよく
ツアーガイドの思い出 第七話
ー入園一ヶ月前 午前9時ー
「っっっっしゃあああああもらったあああああああーーーーー!!」
ー入園一ヶ月前 午前10時ー
「うおおおおおおりゃあああーーーとったあぁぁああああーーー!!」
ー入園29日前 午前9時ー
「だらっしゃあああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーい!!」
ー入園29日前 午前10時ー
「なあああぁぁーーーーーーーーすぺんにゃーーーーーーーーー!!」
2日分のレスト
ツアーガイドの思い出 第六話
社長からのご回答は以下の通りであった。
▼楽しみたいジャンル上位3つ
アトラクション
ショー・パレード
グリーティング
▼乗りたいアトラクション
[ランド]
モンスターズ・インク ”ライド&ゴーシーク!”
バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
※できれば乗りたいアトラクション
スプラッシュ・マウンテン
ホーンテッドマンション
[シー]
アナとエルサのフローズンジャーニー
トイ・ストーリー・
ツアーガイドの思い出 第五話
それは、回答にはもう少し時間が欲しい、というものだった。
無論である。そもそもまだ2週間ほどしか経過していない。
焦らせてしまったか、と申し訳ない気持ちになった。
しかしそうではなく、社長のご家庭の背景が理由としてあった。
お子さんのお誕生日を間近に控えていて、今週末に自宅でパーティーを開催、その際お子さんにサプライズとしてディズニーへ行く、という報告をするためであった。
そこからじっくり時間をか
ツアーガイドの思い出 第四話
【問.】
東京ディズニーリゾートにおいて、「楽しみたい!」と思う以下のジャンルを、希望順にお答えください。上位3つを優先してプランを立てます。
・アトラクション(絶叫系からゆっくり楽しめるものまで)
・ショー、パレード(通年プログラムから季節限定のものもあります)
・グリーティング(キャラクターとの触れ合い、写真撮影を楽しめます)
・レストラン(季節限定のメニュー、パーク内及びホテルレストランで
ツアーガイドの思い出 第三話
いいですか、落ち着いて聞いてください。
ファストパス制度はコロナ禍を境に廃止となり、現在は有料版ファストパスと呼ぶに等しいディズニープレミアアクセス(通称DPA)という制度が導入されれています。
また、対象の施設に並んで入る権利、いわゆる整理券という概念のスタンバイパス制度が始まり、ディズニーシーの新エリア『ファンタジースプリングス』に一般チケットで入場するためには、これらいずれかの取得が必須とな
ツアーガイドの思い出 第二話
人の記憶は曖昧だ。
なんとなく美化されたり、歪んだりする。
自分に都合のいいように海馬に仕舞われた映像に編集がかかり、都合のいいように解釈がされたりする。面白おかしい話はどんどん内容が盛られ、苦労や悲しみは痛みが時を経るにつれなんとなく和らいでゆき、大抵「あぁ〜あの頃は大変だったよねぇ〜」と笑って話せてしまうぐらいにはなる。
たとえ事実を書き留めておいたとしても、人が人である以上主観が入ることは
ツアーガイドの思い出 第一話
それは今春の出来事だった。
最初のご挨拶から長い間お世話になっている、地方のお取引先企業代表の方のweb商談中の発言から始まった。
「KAZさん!そういえば今年の夏休み、家族でディズニー行くんですよ!」
通常であれば、「へぇーそうなんですかご家族で!?いいですね!やはり新エリア狙いですか?、、、ですよね、そうですよね!実にいつぶりなのですか?はぁーなるほどですねぇ!それは楽しみですね!関東の暑
ファンタジースプリングスで思ったこと
まさか当選するとは夢にも思っていなかった、「ファンダフルプレビューチケット」が当たりまして、先日グランドオープン前に足を運んできた次第です。
既に多くの皆さまが新エリア「ファンタジースプリングス」の素晴らしさを体験されていらっしゃる上、TVや雑誌などでも魅力を余すところなく特集、紹介されているので、今更小市民のぼくが何を言おうと「そんなもんは分かってるわ!」となるワケなのですが、一個人として、と
シェフミッキーに行って、感動した話。
昨日娘と2人でシェフミッキーへ行ったら、初めてここを訪れた日のことを思い出したので隙あらば自分語りです。
あれは2018年の夏。
ぼくが初めてバケーションパッケージを使用して娘の誕生日をお祝いした時のことだった。
当時やっていたインスタで、訪れた方々の素敵すぎるお写真の数々を眺めながら、「いつかここへ行きたい!」と思っていた。
投稿には「#予約困難」とか書かれていたから、宿泊特典でなんの苦労も