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ファンタジースプリングスで思ったこと

まさか当選するとは夢にも思っていなかった、「ファンダフルプレビューチケット」が当たりまして、先日グランドオープン前に足を運んできた次第です。

既に多くの皆さまが新エリア「ファンタジースプリングス」の素晴らしさを体験されていらっしゃる上、TVや雑誌などでも魅力を余すところなく特集、紹介されているので、今更小市民のぼくが何を言おうと「そんなもんは分かってるわ!」となるワケなのですが、一個人として、とても胸を打たれたことを書き記しておきたいので書きます。
当然ネタバレとなりますのでご注意ください。

そして、今回の当選につきまして、改めてファンダフルディズニー事務局さまへは深い感謝の念をお伝え申し上げます。
この度はこのご縁をいただけましたこと、大変ありがとうございました。
感謝してもしきれません。ありがとうございます。










「ファンタジースプリングス」を一言で言い表すと何か?
それは、「圧倒的没入感」であるとぼくは思いました。
アトラクション、景観、音楽、食べ物、、、全てが圧倒的。圧倒的に作り込まれているゆえの、凄まじい没入感を体験できるエリアだと感じました。

総投資額3200億円も超納得の世界。非現実を心ゆくまで楽しめる空間。
入口を抜けた時に一気に広がる景色は本当に素晴らしくて、さながら上京したての若者のごとく、辺りをキョロキョロと眺めてしまいました。
特に驚いたのが「アナと雪の女王」をテーマにしたアレンデール王国のエリア。

デデーン!

「ここ、本当に日本なのか!?!?」

心からそう思いました。
お城の造り、石畳、さまざまな色や模様を施された家々。
作中の音楽が流れ、水のせせらぎがかすかに聴こえるあの空間はどう考えても日本じゃない!異国情緒が溢れすぎていたのでありました。

異国情緒あふるるYポーズ
アレンデールエリアのお手洗い場所。トロールとクリストフが可愛らしい。
この奥の壁には氷運び屋としてのオフィス?の看板があります。
風間先生がご紹介されていらした壁に貼られたフライヤーやお手紙。
格式高い雰囲気の看板。クリストフとスヴェンが名誉ある任命を受けている様子。
安心と信頼の地図制作屋さん
それぞれの窓越しに様々なものを見ることができます。
地図制作に使われている道具?の数々。
話題のボブ・アイガー氏も見つけられました。
各民家のドアノック?はどれも可愛らしいものばかりです。
オーケンの日焼け止めクリーム。使って大丈夫かが心配、、、。

ディズニーシーは日本にいながら世界を体感できる場所であると分かってはいましたが、このレベルはいい意味で本当に異常すぎて凄かったです。作品においてモチーフにした国の建築様式や歴史背景にさらに詳しければもっと楽しめたかもしれません。一度では全てを知り、楽しみ、体感することができないのがディズニーリゾートの魅力ですよね。

アトラクションにおいても、おそらく最新の技術がふんだんに盛り込まれており、人間の視覚や聴覚、平衡感覚などの原理を最大限に利用した仕掛けがたくさんあってとんでもなかったです。特に「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は、ディズニーシーにおいて大好きなアトラクションの一つとなりました。

こいつはとんでもねぇアトラクションだった、、、

「うわぁー!すごい飛んでるよぉーーー!」

ティンクに妖精の粉をかけられた時のジョンやマイケルのごとくはしゃいだあの瞬間は一生忘れることはできません。
作中の「You can fly」を聴きながらロンドンの夜を飛ぶパートは素晴らしいの一言です。彼らの後日の冒険譚を味わいながら、映画の追体験も出来るとは思っておらず、自然と涙が流れました。
同じライドに搭乗した方達も驚きや感動の声をあげていらっしゃいました。
きっと自分たちと同じことを思っていたことだと思います。

また、アトラクション各施設において注目したのは待ち列、いわゆる「Qライン」と呼称されている部分でした。
どの施設も作り込みがすごい!
あまりに情報量が多いので超厳選して載せます。

「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」の待ち列。
ピーターパン、ロストキッズたちの隠れ家のような不思議な雰囲気。
下船後に見られる、フック船長がティンクを捕まえる時に使ったもの?
板に描かれているイラストもかわいい。
「いつまでも子供のままでいてね!」
泣くだろこんなん、、、
「ラプンツェルのランタンフェスティバル」の外の待ち列。
夜はさらに幻想的な風景に。
「ランタンフェスティバル」の開催宣言?
皆で姫の誕生日をお祝いしましょう、という内容でしょうか。
船の設計図?
文章も読み解くにはかなりの時間が必要です。
乗り場直前。
夜は更に幻想的な風景に(写真撮り忘れました)
「アナとエルサのフローズンジャーニー」待ち列。
誰もいない瞬間を切り取れました。
蝋燭とメダル。
右側の表彰文章は、恐らくアレンデールエリアに張り出されていたものと同じ?
アレンデールの地図。オラフが描き加えたのでしょうか。
1作目の足跡と思われます。
クロッカスの旗が掲げられている待ち列。
このあと階段を登り降りして乗船場へ向かいます。


時間と余裕がもっとあれば、キャストさんにバックグラウンドストーリーをじっくりお伺いしたかったです。
ゆくゆくは「ソアリン」や「美女と野獣 魔法のものがたり」のように「ディスカバー・ザ・マジック」を実施していただきたいなと思ったぐらい。

特にワクワクしたのは「フェアリーティンカーベルのビジーバギー」。
恐らくメインランドからの迷い物を中心に作られている待ち列が本当に可愛らしくて、「これは〜だ」「こっちは〜を使っているよ」「この〜は、、、〜かな?」など、さながら「ガジェットのゴーコースター」のように当てっこをすることができて楽しかったです。

天井。花だけではなく、様々なものを利用して照明としています。
安全ピンかな?
向きが逆バージョン。
糸とテープ??
チーズか何かでしょうか。
「東京チーズ工場みたいだな」って思いました(笑)
何かが書かれています。反対側から見ると、この箱はクレヨンの入れ物であることが分かります。
てんとう虫に色を塗る道具?
「あー!なんだったっけこれ!?」って言いながら撮影。
結局思い出せませんでした。
元々はなにが入っていたのでしょうか。
か、可愛すぎる、、、、、、!!!!!
ピクシー・ホロウの地図。ここにも隠れミッキーが。

中に一つ、「あ!これは彼のだ!」という物があってとてもテンションが上がりました。それがこちら。

我らが船長の櫛?名前が彫られてあって素敵。
いつ頃愛用していたのでしょうか。思わず思いを馳せてしまいます。

ネバーランドエリアも遊び心がたくさんあって、とてもではありませんが一度では見きれないほどでした。
フック船長の海賊船はもはや芸術品。映画の世界から飛び出してきたかのような完璧すぎる再現性。

ここ絶対日本じゃないPart2。
アニメーションそのまま!
船長コレクション。
エレガントにこれらをはめこむフック船長を想像してしまいます。
船長のデスク。
各メンバーの経歴?ポジション?が書かれている?
筆記体をうまく読み取れなくてはっきり分からないのがお恥ずかしい、、、
船から見た縄越しのネバーランド。
娘が撮影してくれました。躍動的でいい感じ。
ドクロ岩の景観も圧巻。ちょっと向こうにアレンデール王国が見えます。
ドクロ岩の中には秘密の宝物と船が。
ティンカーベルシリーズを見ているとハッとさせられます。
夜のドクロ岩も神秘的で素敵。
パーク内は施設、建造物へのライトの当て方が本当にすごい。
森越しに見るネバーランド。
こちらも娘が撮影してくれました。ちょっとミステリアスな雰囲気でよき。

ラプンツェルの塔のエリアもとても幻想的で、夜はうっかり写真撮影を失念したレベルで美しかったです。あの光景は肉眼でぜひご覧いただきたいです。クリスマスの時期はもっともっとロマンティックなのでしょうね。四季折々の美しさを体験できると思います。
この先足を運ばれる方々が羨ましい!

食べ物も美味しかったです。
召し上がった方々から独特の評価を得ている(笑)「ローストビーフ風味のポップコーン」は食べることができませんでしたが、それ以外はどれも美味しくいただくことができました。
特に「オーケンのフッフーブレッド」!
美味しすぎて並び直して2本食べました(笑)。

マジで美味かった、、、秒でなくなりました(笑)

ランドのラ・タベルヌ・ド・ガストンのハンターズ・パイ以来の大ヒット!モバイルオーダーが不要な上、朝だったのですぐ食べられました。恐らく好き嫌いが分かれる味なのでしょうけど、ぼくは大好きでした。早朝から入園待ちをしていた身体に沁み渡りました。

なんちゅうもんを食わしてくれたんや、、、なんちゅうもんを、、、


食事をするお店の注目ポイントは、食べ物だけではなく内装。

「アレンデール・ロイヤルバンケット」内部。荘厳すぎ。
こんなところで落ち着いて飯食えるかい(食べたけど)
「アレンデール・ロイヤルバンケット」内部その2。見上げればこんな感じ。すげー!
こちらで皆さん記念撮影されていました。隠れミッキーがいます。
ルックアウトクックアウト。
入り口入ってすぐの場所にロストキッズたちの服が干されています。
お手洗いの場所を示す秘密の地図。遊び心満載!

、、、と、どこもかしこも素敵だったのですが、特にすごかったのは「スナグリーダックリング」でした。もう映画のまんま!辺りを見渡しながらいただく食事は格別でした。フックハンドが演奏していたピアノステージも!
ミューパレのメモリーが懐かしいってなりました(笑)

うわー!あの場所だー!!って誰もがなっていました。
この壁の奥にちらっと見えるのは、フックハンドのワールドツアーのフライヤー。
別アングルで。
こ、怖い、、、
お馴染みユニコーンコレクション。
給水場もかわいい。
壁面には素敵な絵が。
1作目のあと、ラプンツェルがここに来て描いたのでしょうか?
ロフト的な所にも置き物がたくさん。よく見るとピノキオがいます。

その他お尋ね者の貼り紙や遊び心がいっぱい。なんならお店だけで2〜3時間は滞在できる作りとなっていました。




さて。
全てがすごい!、と感じられる新エリア。
何が一番素晴らしかったかといえば間違いなく、





キャストの皆さんです。





現地にいらしたキャストさん方が、一番、すごい。
常に笑顔、常に優しい応対、こちらに不安を感じさせない所作、案内。
当日あんなに多くのゲストを相手にして、常におもてなしの心で出迎えてくれた皆さん。
日々、時時刻々と状況が変化してゆく中、臨機応変に、常に自分たちがベストだと考える方向へオペレーションを組んでゆくその姿勢。

中でもぼくが最も感動したのは、「オーケンのオーケーフード」前でご案内をされていらしたキャストさんでした。
入口前に立つキャストさんは作中のオーケン独特のあの手合わせジェスチャーをして「ようこそ〜」「フッフ〜♪」とゲストにお声をかけながらいらっしゃるのですが、この所作をずーっとやっていたのです。
朝イチにその方を見てから昼頃にまた通りかかった時も続けていました。

ぼくたちが入園した当日は結構な日差しで暑かったのですが、そんな中、笑顔を一切崩さず、にこやかにゲストに対してかわいらしい所作をし続けていたのです。
中には一緒に写真撮影をされるゲストもいらして、あれは納得でした。

普通にできることじゃない。あんなに大変なしんどいことが出来るって、すごい。すごすぎませんか。
いやそれが当たり前のことだろう、と思われるかもしれませんが、その「当たり前」を、「当たり前」にすることがすごいと思うのです。
5月30日、午前中から昼過ぎごろまであのお店前に立たれていたキャストさん、ぼくは本当に胸を打たれました。こんなところで言っても仕方がないのですが、マジで、心底感動したんです。


「ラプンツェルのランタンフェスティバル」でもそう。
下船後に出口案内をしてくださるキャストさんに「ご乗船ありがとうございました。また一年後もお待ちしております。」と言われた時は涙が出そうだった。
国をあげてランタンに明かりを灯すのは、ラプンツェルの誕生日である年に一度の日。その背景を汲んだご案内に目頭が熱くなりました。

「アナとエルサのフローズンジャーニー」においては、乗船中の注意事項を案内する際に「夜のフィヨルドには冷たい強い風が吹きますので、お帽子、カチューシャなどには十分ご注意ください。」とおっしゃっていて、ここでも感動した。

「フェアリーティンカーベルのビジーバギー」では「人間の皆さん、こんにちは!」とご挨拶、「ルックアウトクックアウト」入り口前でご案内をされていたキャストさんはまるでロストボーイズのように元気いっぱいにやんちゃな感じでお店の中へ案内してくださった。
キャストの方一人一人が、このエリアの立役者となってゲストの思い出作りを担っていらっしゃるのです。


聞いた話ではディズニーにこのような厳密なマニュアルがないということらしいのですが、こういった粋な台詞・演出というのは、全てキャストさん考案・発信なのだろうか。
もしそうだとしたら、本当に頭があがらない思いです。

自分たちがいるエリアの物語・背景を理解し、どのようにそれらをゲストへ表現するか。
一つのことを案内をするにしても、世界観を壊さず、いかに的確にゲストへお伝えするか。
きっと日々多くのことを話し合って、議論しあっているのでしょう。
その膨大なご努力が、今日のパークを支えているのだと改めて感じました。

現場を動かすのは人。
現場に華を添えるのは人。
どれだけ舞台がすごくても、やはり最終的にはそこを支える、現場に立つ人たちが全て。
やはり、「世界は誰かの仕事でできている」んですよね。
くどくて申し訳ないですけど、本当に感動しました。
先日書いたシェフミッキーの件と同じ、やはりディズニーリゾートはホスピタリティに溢れているなと感じた次第です。

エンターテインメントとして、ぼくがディズニーリゾートを大好きでいられるのは、間違いなく現地で日々活躍していらっしゃるキャストの皆さんのおかげです。
今回のプレビューで再度感じ、確信することができました。
本当にありがとうございました。

以上、すっかり長くなってしまいましたが、「ファンタジースプリングスにおいては『圧倒的没入感』と『キャストの皆さんのご活躍』に大変感動いたしました。」、というお話でした。
写真、別に不要だったかもですね(苦笑)。

ご精読、誠にありがとうございました。

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