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2020年代の未来予想図

投稿コンテスト「#2020年代の未来予想図」を開催しているので、せっかくだから予想してみます。

2020年代を予想する前にまずは2010年代について振り返ります。

2010年代で個人的に感じた一番大きな変化はスマートフォンの普及です。スマートフォンが普及したことで組織や特定の人しかできなかったことが個人で誰でもできるようになっていきました。

(出典)総務省「通信利用動向調査」

スマートフォンの普及によって今までやりたかったけど、やれなかったことができるようになった。もともと僕らの中にあった潜在ニーズや満たしにくかったニーズを実現させるハードルを下げてくれたものがスマートフォンだと思います。

例えば……

いつでもいい写真を撮りたい
いいカメラを持ち歩かないといけない
→ スマートフォンで高画質の写真が撮れる。

美味しいお店を知りたい
本屋で本を買う。テレビで紹介された店を知る。
→スマートフォンで検索。アプリの活用。SNSで情報収集。

顔を見ながら話したい
直接会う
→スマートフォンで画面見ながら話す

自分の部屋でテレビ見たい

自分用のテレビ購入
→どこでもいつでもスマホで閲覧

動画撮りたい

撮影機器を購入
→ スマホで撮影&編集、そして配信まで。

2010年代にスマートフォンが登場したことで、これまで我慢していたものもや潜在ニーズとしてあったものを満たすことができました。結果的に、いろいろなサービスの登場や生活スタイル、働き方が変わってきた。
つまり2020年代も2010年代では、まだ実現がしにくかったものが、今後の技術革新によって実現しやすくしてくれるのではないかと思っています。

「こんなこといいな、できたらいいな」がもっと実現していける10年が2020年代だと思います。

ポイントは高速データ通信とAIとブロックチェーンです。

スポーツがもっと楽しく観れる

スポーツは今まで精神論が根強く残っていた分野ですが、近年、データ化が進んでいっています。データ化することで戦略がより緻密になったりケガが防止されたりしています。今まではデータは基本的にプレイする側が活用していましたが、今後は5Gで実現する高速通信とAIによる識別の高精度化によってプレイを見る側での活用が進んでいくと思います。

ゲームの画面に近いテレビ観戦になると思います。サッカーならほぼウイニングイレブン状態になる。
・リプレイをマルチアングルで自由に閲覧
・選手の近くに名前や状態を表示させながら見れる
などなど
走行距離などもトラッキングできると思うので、選手情報もリアルタイムで配信されてみることができるかと思います。イエローもらってる選手には黄色いマークついてたり、この選手そろそろ疲れてるなとか。

スタジアムではメガネ状のデバイスをつければそれを通して拡張現実を使って選手の情報などが表示されると思います。マルチアングル再生したい場合はスマホなどの端末で確認することになる。

サッカーは選手がどこにいるのかは詳しい人でないとわからない。素人からすると、どこに誰がいるのかすぐにわからないのもストレスだったりするので、そういうのをサポートしてくれるだけでも見る側としてはありがたいはず。

サッカーに限らずスポーツすべてにおいて選手の情報のリアルタイム表示は行われるはず。2024年オリンピックの時には実現してると思います。

1個人1IDで監視・管理される世界

通信技術などは基本的に規格が統一されていきます。そのほうが提供する側、される側どちらも効率的で便利だからです。今ある電子マネーも最終的には何かに統一されていきます。

今は、各サービスを利用しようとすると必ずユーザーIDとパスワードを登録しないといけなくなる。情報漏洩されるのが怖い人はサービスごとにIDとPASSを複数用意していると思います。指紋認証や光彩認証なども普及していますが、まだまだメールアドレスとパスワードのサービスは多い。

今後は、サービスの統廃合などもあり、いろいろなサービスの規格が統一されるようになるとIDとPASSも同じものを利用することになるので、最終的には1個人1IDに集約されていきます。

そこで問題になるのが、情報セキュリティです。他人によるなりすましを心配する人が多いと思いますが、おそらく、他人のIDを使うことは難しくなると思います。

理由はブロックチェーンです。ブロックチェーンを活用することで情報の改ざんなどが不可能になります。ブロックチェーンについて説明すると長くなるので、そこは割愛します。下記がわかりやすいです。

ブロックチェーンによって個人が1つのIDだけで管理できるようになるとすべてのサービスが連携されていきます。そうすると個人が何をしているのかの管理がしやすくります。

おそらく一番変わるのが会計です。お金を払う作業が省略可されます。すでに実用されているお店もでてきますが、2020年代は基本的にお金を払う作業がなくなります。
そのほか、個人を証明するような作業がなくなっていきます。

・商品を取ってお店を出ただけでお支払い完了
・ICカードをかざさないで交通機関を利用できる
・入場券などなくても会場に入れる
・医療情報の共有(どこの病院でも同じ診療情報を見れる)
・銀行などでハンコ不要
・履歴書を書く作業(経歴詐称もできない)

最初はIDを証明するための物理的なもの(スマホやICカードの保持)が必要になると思いますが、2020年代後半にはおそらく顔などで個人を認証できるようになるので、物理的なものも不要になると思います。

そして一番減って助かるのが犯罪でしょう。どこに誰がいるのかがわかりやすくなっていく時代なので、犯罪者の検挙率は高くなります。

犯罪は減りますが、過剰な管理になるためプライバシーの管理が難しくなりそうです。誰がどこまでトラッキングすることができるのか?トラッキングしたデータはどこが活用するのか?

知らぬが仏という言葉もあるように、どこまで情報が公開されるのかはなかなか難しい問題になりそうです。

遠隔操作

5Gが来年から本格運用になります。通信速度が今よりも速くなります。おそらく2020年代後半にはもっと早くなっているはず。

通信速度が速くなるということはタイムラグがなくなります。タイムラグがなくなることでより精密な作業が遠隔で行うことが可能になる。

医療分野での遠隔操作は広まりそう。都会の有名な病院に行かなくても地元の病院で有名な先生の手術や診断を受けることが可能になる。

農業分野も遠隔操作で発展していく。畑にいかずともロボットを操作するだけで作業ができる。また遠隔操作だけでなくAIも進歩していくはずなので人が判断しなくてもある程度のところはまでは自動的に作業することが可能になりそう。

遠隔操作をすることで移動時間が短縮される。その空いた時間で他のことができるようになる。その空いた時間を埋めるためのサービスがまた新しく生まれていくはず。

遠隔操作で便利になることは多々ありますが、別途で悪用する人も多くなると思います。一番活用されるのは戦争でしょう。ロボットが人を殺していく世界は確実にやってくる。小さな飛行ロボットが暗殺するとかそういうのも起きると思います。

ダイナマイトのように使い方によっては生活が便利になったり人を殺したり。技術は使う人によって結果が大きく異なっていくのはいつの時代も同じ。

変わる政治、子育てしやすい世の中へ

ブロックチェーンが浸透することで選挙の投票がスマホで簡単にできるようになります。投票も楽だし集計も楽。

選挙に行こう!と呼びかけても行かなかった若者の投票率が上がります。今は30%くらいですがおそらく50%くらいまではいけると思ってます。

若者の投票率が上がることで選挙結果も変わる。当然、当選する人も変わる。若者向けのマニュフェストを掲げる政治家が増えると思う。

まず最初に当選するのは子育て支援を掲げる政治家。理由は、スマホを一番活用している投票権のある人は女性だからです。忙しくて投票に行けていないお母さん達がスマホで投票しやすくなることで投票率が上がる。またお母さん達は横のつながりが強いので子育てに関する情報伝達が早い。おそらく一気に票が増えるはず。

結果的にまずは子育てしやすい環境が整備されていくのではと期待してます。「保育園落ちた、日本死ね」なんて言葉が信じられない日が来ると思います。ベビーカーを気にせず電車に乗れる日が早く来てほしいです。

平均寿命100才超

AIの発達により大量のデータ解析も可能になる。もうすでにいくつか確立されつつありますが血液1滴とか体液が1滴あれば色々な検査がすぐ可能になる。

高速データ通信もあるので自宅で定期的に検査して健康状態をモニタリングするようになる。病気の兆候を感知したらアラートが出て自動的に病院の予約まで完了するなんてことも可能になる。

シールやブレスレット型、指輪型など常に身につけられるヘルスケアモニタリング機器もできるので24時間状態を把握してくれる。

ここらへんのヘルスケアデータを保持できる企業がだいぶ儲かりそう。とりあえずGoogleあたりかな。日本だとソフトバンクあたりが頑張りそうですが、どうなるのか?ソフトバンクユーザーは医療費負担が少ないとかありそうだけど、そこまで法の整備が間に合わないかも。

とりあえず病気になりにくい、なっても初期症状で治療することが増えていく。2020年代後半には平均寿命が100を超えるような気がします。

長生きな人が増えるから定年、年金問題は引き続きある。時代に合わせられない保険会社はたぶん倒産するか吸収されていく。絶対に保証してくれる企業も国もないと思うので、個人レベルの資産運用のスキルは大事になる。今から勉強しといたほうがいいかも。

ギャンブルの発展

AIによる業務効率化、データの高速通信、スマートフォンなどでどこでもデータのやり取りができる状況。そういうのがそろっていくと時間に余裕もできるので、余暇の使い方が大事になる。

そうなると趣味の時間が増えます。趣味の時間が増えるということはお金をたくさん使う可能性が出てくる。給与が劇的に増える世の中でもないので、資産運用して増やすか、ギャンブルで増やすかしかなくなってくる。余暇を楽しみながらお金も増える可能性があるギャンブルはもっと流行っていくと思う。

僕は競馬をします。馬券はスマホで購入しています。わざわざ競馬場にいかなくても馬券が購入できるので、今まで以上に馬券購入費は増えました。簡単に買えるようになったので。儲かっていませんが…

競馬、競輪、競艇、オートレースあたりの売上はしばらく伸びていく気がします。逆にパチンコは下がっていく。なぜなら競馬、競輪、競艇、オートレースにはストーリーが存在するからです。スポーツのように勝敗も決まるし、その過程に色々な物語がある。ギャンブル以外にも人を惹きつける要素がある。

今はJリーグの totoしかないですが、2020年代には野球とかでも公式に賭け事が可能になるかもしれません。ギャンブル要素がなくてもこれだけ人を惹きつけるならスポーツがギャンブルと組み合わされば、もっと人を集められるのではないかと思います。カジノよりも設備投資少ないしいいと思うんですよね。
ギャンブルをメインにすると嫌がる人は多いと思うので集まったお金は少年少女のスポーツ育成および引退選手のサポートに使ってもらえると皆ハッピーな気持ちになると思う。

カジノは外資が入りやすいのがメリットなので、それはそれでやってもらいたいです。東京湾に早く作ればいいと思う。

ロボット市場の拡大

AIが発展していくのでロボットは増えそうです。
鉄腕アトムの影響があるように感じますが、未来のロボットというとすぐに人型ロボットを想像しがち。もしくはドラえもん。ドラえもんも猫を擬人化したロボットだから人型か。

無理に人型にしようとするから違和感があるんだと思います。2020年代は人型じゃないロボットがたくさん出てくる。ただ、犬や猫などに似せるのも結局は一緒で違和感がでてきてしまう。

それならいっそのこと架空の生物の形をしたロボットを作ればいいと思います。本物がないので比較しないから違和感も感じにくい。

こんな感じのロボットは増えそうです。

あとはアニメやマンガ、ゲームのキャラクター型のロボットかな。ガンダムのハロはとりあえず出てくると思う。ハロ型スマートスピーカーはすぐ作れそう。過去に似たような、なんかあったみたいですし、これの型使って中身変えればすぐに作れそう。

ペット型のロボットだけでなく、対戦型(育成型)ロボットも増えてくると思います。スマホで基本プログラミングして後は育成して行動学習させていく。成長させたロボットで対戦するゲームが増えそう。鬼ごっこするロボットとか面白そう。逃走中のロボット版。

X68000用のゲームでエレクトリックシープから発売されてたRCを実物でできると個人的にはムネアツです。一般的にはカルネージハートのほうがわかりやすいかも。

小学校でプログラミングの授業が開始されることもあってロボットとプログラミングの分野はこの10年くらいで色々発展していきそうです。関連グッズ含めロボット市場は伸びていくはず。

さいごに

とりあえず比較的ポジティブな未来を思いつくままに書いてみた。想像すると色々と楽しみです。

人が想像できることは人が必ず実現できる
ジュール・ヴェルヌ

どうでもいいことなんですが、未来予想図って単語を見るとドリカム思い出しますね。僕だけ?

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